老舗と評判店のこだわりが凝縮!1日約2000個売れる名物いなり寿司&地元産の鹿肉パスタ

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時00分)。その土地ならではの昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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2月15日(水)は、埼玉県秩父市で昼めし旅。自然豊かな秩父のシンボルといえば、日本20名山のひとつ、武甲山。また、豚肉の味噌漬けが名物で、市内には専門の販売店や飲食店がたくさんあります。そんな秩父市でご飯調査するのは、秩父出身で秩父市の観光大使でもあるお笑い芸人、アキラ100%さんです。

出汁が香るカレーうどん

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昔からよく買っているいなり寿司のおいしいお店があるとアキラさん。お邪魔したのは、大正5年創業の「武島家」。名物は1日2,000個近く売れるといういなり寿司と、かんぴょうののり巻きのセット「いなりのりまき」です。

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では、さっそく例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

店主の武島さんが作るまかないを拝見します。「うちはだいたいお昼はうどんと寿司なんです」、ということで1品目は「カレーうどん」。

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出汁はみりん・砂糖・醤油・サバ節でとっているそう。ゆでておいたうどんに、出汁と、ジャガイモ・ニンジン・タマネギ・豚肉入りのカレーをかけます。仕上げに刻んだネギをのせれば、出汁が香るカレーうどんの出来上がり!

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続いて作るのはいなり寿司。味見を兼ねてよくまかないで食べているそうです。決め手は、醤油と砂糖のみで長年継ぎ足してきた秘伝の甘辛ダレ。これに地元の豆腐店から仕入れた油揚げを合わせることで、味に深みが出るのだとか。

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こちらが武島家のまかない。

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手伝いに来ていたお孫さんと食卓を囲みます。アキラさんも、ご厚意で久しぶりに思い出のいなり寿司をいただくことに。「おいしい! この甘めのお揚げ。これ食べると、ああ、地元の味だなって思いますもん」としみじみ。これからも、秘伝の味を守っていってくださいね!

ヤマブシタケのふわふわ感が気になる!きのこリゾット

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引き続き、秩父神社の参道でアポなしご飯調査していると、見慣れないお店を発見したアキラさん。2022年11月にオープンしたカフェ・レストラン「HIMIDORI」です。

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ランチは食べ応えのあるハンバーガーをはじめ、サンドイッチやパスタ、ディナーは主に秩父の食材を使った料理で評判だそうです。店主でシェフの黒澤さんに、さっそく例のお願いを...

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

この日のまかないの1品目はリゾットです。

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まずは4種類のきのこ(シイタケ、ひらたけ、まいたけ、ヤマブシタケ)を切っていきます。ふわふわした食感が特長のヤマブシタケは、香りや旨みが強くクセがない味わいなのだそうです。

きのこ類を鍋に入れたら、オリーブオイルに塩、こしょうを加えて、香りが出るまで炒めます。きのこに火が通ってしんなりしたところで、すりおろしたニンニクを加えます。さらに、軽く炊いて芯が残った状態のお米と、鶏のだし汁を入れて煮込んでいきます。

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5分ほどたってから、バターとチーズをたっぷりかけたら出来上がり!

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2品目はパスタ。秩父の小麦粉を使った自家製の生パスタをゆでていきます。

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ソースは秩父の山でとれた鹿の肉に、トマトやタマネギ、セロリなどを加えてじっくり煮込んだミートソース。そこにバターを加えてコクのあるまろやかな味わいに仕上げます。

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アルデンテにゆで上げたパスタを加えてよく和えたら、こちらも仕上げにチーズをかけていただきます。

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こちらがHIMIDORIのまかないです。

イタリア料理店で修行していたというシェフならではのメニューですね。これからも秩父の食材を活かしたこだわりの料理で、ぜひ地元・秩父を盛り上げていってくださいね!