濱津隆之×白竜 対談!「濱津さん、Vシネに出たらいいと思うなぁ」:絶メシロード 出張編

公開: 更新: テレ東プラス

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絶滅しそうな絶品メシ=絶メシを求め、車中泊の旅に出る人気ドラマが、2週連続放送の木ドラ24「絶メシロード 出張編」として復活!

今回の舞台は九州・佐賀県。出張にかこつけ佐賀の絶メシを堪能する主人公・須田民生を演じる濱津隆之さんと、佐賀で出会う強面の"旅の道連れ"鮫島を演じる佐賀県出身の白竜さんの対談が実現! 意外な(!?)ほんわかトークをお楽しみください。

初共演の2人の出会いはサウナ!?

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――お二人は今回が初共演。まったく違う雰囲気をお持ちの俳優さんで、どんな掛け合いが見られるのかが楽しみです。

濱津「白竜さんは、とても優しい方で。皆さん、強面のイメージがあると思うんですけど、現場ではよくお話しして笑っていらっしゃるという印象でした」

白竜「共演は初めてですが、実は以前サウナで何回か会ったことありますよね。声かけてくれればよかったのに(笑)。でも今は黙浴の時代だから、話すのはなかなか難しいかな」

濱津「そうですね」

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白竜「濱津さんの作品を観て、どんな人なのか興味があったんです。ご一緒してみたら、想像していた通りの方でした。主演を張るだけの個性を持っている。『日本統一』シリーズの本宮(泰風)と山口(祥行)もそうなんだけど、ずっと役者をやってきて、どこかでクローズアップされて主演を張りシリーズものになっていく、そういう役者には好かれる要素があるからだろうと思うんです。濱津さんと一緒に撮影していて、人に好かれるのがよく分かりました。役者は人間性がキャラクターとして出てくるので、民生という役には濱津さんの人間性が現れているんでしょう」

濱津「ありがとうございます。今回、白竜さんは、いつもとは違った役を演じられていますが、アウトロー的な役以外もやっていきたいとお考えなんですか?」

白竜「もう30年ぐらいメインでやっているのは、皆さんご存じのアウトロー系の役で(笑)。そういう役って、笑うシーンもないんです。普段の自分とは全然違うんですけど。そういうイメージを壊してくれる人が欲しいなという思いもあって。だから、こういう機会をいただいたドラマのプロデューサーと佐賀県に感謝してますよ。ただ、基本的には音楽をやる人間なので、役者の仕事に対しては来たものをやらせてもらってます」

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――もし次にお二人が共演するとしたら、どんな役柄でお芝居してみたいですか?

白竜「濱津さん、Vシネに出たらいいと思うなぁ」

濱津「いいですね。一度経験してみたいです」

――となると、濱津さんの兄貴分が白竜さんという役どころになるでしょうか?

濱津「僕が白竜さんの上の立場で、というパターンも面白そうですね」

白竜「いろんなパターンで、できそうだよ(笑)」

白竜さんも大満足! 呼子の絶メシ

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――今作は、いつもは週末に家から行ける範囲での車中泊を愉しんでいた民生にとって、初の出張絶メシ。佐賀での撮影はいかがでしたか?

濱津「僕自身、九州に行くこと自体が初めてだったんです。景色のいい場所、おいしい食べ物を堪能しました。おしゃれな感じと、渋い昭和レトロな場所が混在しているところでの撮影が多くて。特に、中央マーケットは足を踏み入れたら、突然世界が変わって昭和の雰囲気になって。そういう感じが面白くて、魅力的でした」

――白竜さんは、民生と旅をすることになる地元の謎の男・鮫島を演じられています。故郷でのドラマ撮影、いかがでしたか?

白竜「地元の友達が、現場に差し入れを持って来てくれて。みんな楽しみにしてますよ。撮影は現場の雰囲気が良かったし、とても楽しかったです。呼子で食べた、炊き立ての白飯とイカの塩辛は美味しかったですね。車中泊して、こういうメシを食べるという旅にハマる気持ちは分かりましたね」

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――2020年放送のシーズン1から民生を演じてきた濱津さんですが、撮影に入る前に準備していることはありますか?

濱津「カッチリと役作りをするような準備はしないですね。シーズン1で声をかけていただいてから、僕自身に寄せて民生という役を作っていただいているということがあるので。逆に、民生という役を演じようとし過ぎないように気を付けています」

――白竜さんは、これから民生に旅してほしい場所を挙げるとしたら、どんな所ですか?

白竜「佐賀でも今回は行かなかった僕の地元・伊万里に来てもらいたいですね。僕が紹介したいのは、大河内山という焼き物の里。あの雰囲気は、なかなか他の場所では味わえないと思います。食べ物もおいしいですよ」

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――佐賀は素敵な場所がたくさんあるんですね。今回のSPを観て、佐賀に行きたくなる人が増えると思います。ちなみに、お二人が今、プライベートで行きたい場所はありますか?

白竜「僕は、金沢が好きなんです。金沢でコンサートをする時は前の日から行って、金沢にいる友達に会います。酒も魚もおいしいし、良い温泉がありますね」

濱津「日本中いろんな場所を回りたいという思いは昔からあるんですけど、全然行けてなくて(笑)。東北は一人旅でいつか行ってみたいですし、『絶メシロード』でも行けたらいいなと思います」

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車中泊×グルメドラマ!絶滅してしまうかもしれない絶品メシ"絶メシ"を求める旅「絶メシロード」佐賀出張編! 強面の男とともに炭鉱の町で愛されたソウルフードを食す! 木ドラ24「絶メシロード 出張編」前編は?

会社の出張で佐賀県を訪れた須田民生(濱津隆之)。仕事後、レンタカーで佐賀の絶メシ探しに向かおうとする民生だったが、強面の男・鮫島(白竜)に呼び止められてしまう。
漆黒の有明海と鮫島に戦々恐々としながら一夜を過ごすが、家族の話をきっかけに心なしか2人の距離は縮まっていく。

【プロフィール】
濱津隆之(はまつ・たかゆき)
1981年8月25日生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、お笑い芸人、DJを経て俳優に。2018年公開の映画「カメラを止めるな!」にて主役を演じ、第42回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。2019年には「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)のほか映画・ドラマ・バラエティ・CMと出演作が続き、「絶メシロード」(テレビ東京系)で連続ドラマ主演を務める。「インフォーマ」(関西テレビ/フジテレビ系)にも出演中。

白竜(白竜)
1952年10月3日生まれ。佐賀県出身。俳優、ミュージシャン。1979年リリースのシングル「アリランの唄/シンパラム」でデビュー。映画「いつか誰かが殺される」(1984年公開)を皮切りに俳優としても重用され、ヤクザ映画、Vシネマを中心に活躍。映画「その男、凶暴につき」(1989年公開)、「セラフィムの夜」(1996年公開)などに出演の他、アニメ「逆境無頼カイジ」「ゾンビランドサガ リベンジ」では声優を務めた。

(取材・文/伊沢晶子)