日本中を騒がせた「人魚のミイラ」の正体...判明までの舞台裏に密着:有吉の世界同時中継

公開: 更新: テレ東プラス

海外で活躍する取材コーディネーターや日本大好き外国人などの海外特派員と中継をつなぎ、世界の国々を中継で旅する新感覚旅番組「有吉の世界同時中継~今、そっちってどうなってますか?~」。「テレ東プラス」では、2月9日に放送された番組の中から「人魚のミイラの正体を解析! 調査プロジェクトに密着!」の内容をプレイバックする。

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岡山県の寺院が秘蔵する「人魚のミイラ」の正体をめぐる報道が今年2月、日本中を騒がせた。実は当番組では、ミイラを検査するとのニュースが報じられた当初から現場にコンタクトを取り、バラエティー番組としては初めて密着取材を敢行していた。

番組がミイラに初接触したのは、最終的な解析結果が出る前の今年1月。円珠院(えんじゅいん)(岡山県浅口市)を訪れ、当時解析中だった寺院に代々伝わるミイラを見せてもらった。頭部には鋭い歯、手には爪があり、下半身はウロコのようなもので覆われている。まさに言い伝えにある人魚の姿そのものだ。

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由緒書によるとミイラは約300年前、現在の高知県の沖合で漁の網にかかり、その後大阪の商人が譲り受けた。そして明治後期から昭和初期のころ、供養のため、円珠院に納められることになった。

なぜ、100年に渡り大切に保管してきた「人魚のミイラ」のCT検査に協力するのか。柆田宏善(くいだこうぜん)住職は「300年近くこの状態できたものを、これから先もどうやって保っていくか。湿気やカビや虫にも弱いですし、守っていってやらなきゃいけない」と理由を話す。