白石聖が3股彼氏に激怒!?修羅場を演じ「不思議な気持ちになりました」:とりあえずカンパイしませんか?

公開: 更新: テレ東プラス

3月1日(水)深夜1時からは、水ドラ25「とりあえずカンパイしませんか?」がスタート!
自己紹介が苦手で人見知りの花火(白石聖)、体育会系で姉御肌のあけび(朝倉あき)、ポジティブで社交性の⾼い若菜(北野日奈子)は、同じ男(前原滉)に浮気をされたことがきっかけで出会い、週末合コンを開催。タイプの違う3人が"新たな出会い"を通して人として成長し、青春を取り戻す姿を描くハートフルコメディドラマだ。

「テレ東プラス」は、主人公・香山花火役を演じる白石聖をインタビュー。ドラマ裏話から見どころまで、話を聞いた。

toripai_20230301_01.jpg

花火の中にあるコンプレックスを皆さんに共有するような気持ちで演じました

――まずは、主演が決まった時の感想からお聞かせください。

「ふくだももこ監督と"いつかご一緒したい"と願っていたので、お話をいただいた時はとてもうれしかったです。主演ではありますが、役を演じる上で気持ちの違いはあまりなく、今回も皆さんに引っ張っていただきました」

――香山花火とご自身との共通点を教えてください。

「花火は極度の人見知りで自己紹介が苦手、そういう部分は自分にも通じるものがあります。例えば今日のような取材で、『趣味は何ですか?』と聞かれると、『自分って何が好きなんだろう...』と考えてしまって、うまく答えられないことがよくあって。自分と向き合いながら話すのはとても難しいですよね。
なので花火に関しては、特別な役作りをするというより、『こういう悩みあるよね』と、花火の中にあるコンプレックスを皆さんに共有するような気持ちで演じました。空気を読みすぎて話の波に乗れないなど、生きづらさを抱えていますが、花火がコンプレックスと感じている部分が、見ている人にとって愛しさに変わっていけばいいなと思いました」

――コンプレックスも含め、花火はとてもキュートですよね。白石さんから見た花火の魅力は?

「私から見た第一印象は、『つかみどころのない人』。魅力はたくさんありますが、自分のやりたいことや好きだと思えるものを見つけたい気持ちが主軸にあり、好きなものにとことん真っすぐなところが、演じていて面白かったです。そして、しっかりと自分と向き合う強さも持っている。知れば知るほど面白いキャラクターでした。
1話では真っすぐ人の目を見ることができず、コミュニケーションも上手く取れない花火ですが、お話が進むにつれ、個性がどんどん開花していきます。実はいろんなこだわりを持っていて、仲良くなった人には好きなことについてめちゃくちゃ語って...そのあたりの変化も楽しんでいただけたらと思います」

――「合コン」というワンシチュエーションでの作品。現場はどのような雰囲気でしたか?

「話の流れやセリフは決まっていますが、ストーリーを損なわなければ、誰かが話している間にどんなリアクションをしてもいいと言われていました。他のドラマよりも生っぽいというか、お芝居の自由度が高かったので、楽しんで演じることができました。その場で作り上げていく空気感が強かったです。
あと、毎話違うゲストの方が来てくださるので、それがとても新鮮でした。合コン相手の男性陣とは、出会いのシーンからお互いを知っていくので、シチュエーションと現実がリンクするというか。最初はお互い探り探りですが、撮影が終わる頃にはすっかり打ち解けて、いろんな話ができるようになります。それぞれのお芝居を感じることができたので、とても楽しかったです」

toripai_20230301_02.jpg
――ゲストの合コン相手で、特に印象に残っているのは?

「皆さん個性的でしたが、1話で登場する空気階段水川かたまりさんは特に印象的でした。短いセリフでも空気感がガラッと変わるし、たった一言のセリフが笑いを誘う。長回しのシーンは何回かテイクを重ねましたが、その度にアドリブでセリフを変えていて、すごいなと思いました。元々知的な印象がありましたが、撮影の合間も『現場を笑わせよう!』という雰囲気ではなく、ボソッと発言したことがすごく面白くて...。『テレビで見ているやつだ!』と思いました(笑)」

toripai_20230301_03.jpg▲第1話の男性ゲストは(写真左から)水川かたまり(空気階段)、内藤秀一郎西垣匠が登場

――共演した朝倉あきさん、北野日奈子さんの印象をお聞かせください。

「朝倉さんとは以前共演させていただいたことがありますが、しっかりお芝居させていただくのは今回が初めてです。初対面の時からすごく優しくて朗らかで物腰が柔らかい印象。朝倉さんが演じるあけびは、姉御気質で頼れる女性なので、あけびを通して、朝倉さんにもそういった一面を感じる瞬間があり、現場では頼れる存在でした。
北野さんとは初共演させていただきましたが、ものすごく明るい素敵な女性です。朝から晩まで撮影する日もありましたが、夜遅くなっても、北野さんがキラキラした素敵な笑顔で現場の空気を明るくしてくださったので、とても救われました」

toripai_20230301_04.jpg
――花火、あけび、若菜が出会うきっかけとなったのは、3股男の元彼・山田(前原滉)の存在。もしも白石さんが山田のような男性と出会ったら、どうなると思いますか?

「山田は3人それぞれから見た印象が違う、とても不思議な人物です。絶対に面白い人だし、3人が惹かれるくらい魅力があるという設定なので、実在したら私も惹かれてしまうかも? ただ3股かけている時点で、お付き合いはしたくないです(笑)」

――1話の冒頭、山田の自宅で3人が大暴れするシーンがかなり衝撃的でした。

「実は、あの修羅場が最初に撮影したシーンでした。花火はものすごい形相でクリスマスツリーを破壊してしますが、お芝居とはいえ、本当に申し訳ない気持ちで...。でも、あんな風に何かを破壊したり家を荒らしたりする経験って、普通ないじゃないですか。してはいけないことをしているけど、何かが発散されていく...とても不思議な気持ちになりました」

――最後に、読者にメッセージをお願いします。

「1話では修羅場がありますし、2話ではあけびの印象的なシーンが登場し、演じている私もグッときました。最初はセリフどおりに演じていましたが、ふくだ監督が私たちのお芝居を見て、段取りを変えてくださったんです。とても印象深いシーンになっているので、ぜひ楽しみにしていてください」

【白石聖 プロフィール】
1998年8月10日生まれ。神奈川県出身。2016年、女優デビュー。2019年に出演した「ゼクシィ」のCMも話題に。2020年、「恐怖新聞」で連続ドラマ初主演を飾る。現在放送中のドラマ「大奥」にも出演。

【第1話】
自己紹介が苦手な人見知りの花火(白石聖)、体育会系で姉御肌のあけび(朝倉あき)、ポジティブで社交性の高い若菜(北野日奈子)。山田(前原滉)に3股をかけられた見た目も性格もタイプも違う3人は、一堂に会した修羅場で意気投合し「合コン」をすることに。
当日、お店の前で自己紹介の練習していた花火は、その姿を合コン相手の男性陣に見られてしまう。さらにあけびと若菜からは遅刻の連絡が入り、気まずい雰囲気のまま花火と男性陣の1対3の合コンがスタートし...。

PICK UP