停電で新幹線がストップ...公演中止の危機をどう乗り越える！？iCON Z 第二章：Dreamer Z

Z世代のスターを発掘する「～夢のオーディションバラエティー～Dreamer Z」（毎週日曜夜9時放送）。LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z～Dreams For Children～」男性部門第二章も、いよいよ佳境！ 2月12日（日）の放送では、デビューを賭けた「武者修行」2日目に完全密着！

トラブル続きのTJBB

「iCON Z」第二章は、ファンからの様々な応援をポイントに換算し、合計100万ポイントを獲得すれば合格。ポイント獲得方法のひとつ「武者修行」では、各グループ全13公演の全国行脚を行い、アンケートを記入した観客1人＝100ポイントに換算。合格するためには1公演あたり700人以上の動員を目指さなければならない。

初日の観客動員数は、1位は30万Ptに届く勢いのKID PHENOMENON、僅差で2位はWOLF HOWL HARMONY、3位のTHE JET BOY BANGERZはやや差を付けられる結果に。残り11公演、どれだけポイントを伸ばせるのか？

THE JET BOY BANGERZの2日目、1公演目は東京郊外の武蔵村山市で12時から、移動を挟み、2公演目は静岡県浜松市で18時からというタイトスケジュール。

1公演目の会場に着くと、開催場所が屋内から屋外駐車場に変更になったことを告げられる。初日の公演で予想以上の混雑がみられたためだ。突然の変更も武者修行ならではで、臨機応変に対応しなければならない。

10人の大所帯を仕切るのは、リーダーの田中彰(26歳)。メンバーにタイムスケジュールや段取りを伝え、的確に指示を出す。

時間が限られているだけではなく、地面がアスファルトという問題も。そこでメンバーが取りかかったのは、ステージとなる場所の石拾い。アクロバットを含む激しいパフォーマンスを行うため、小さな小石でも怪我の原因になるのだ。

決して良い条件とは言えない中での1公演目、果たしてお客さんは...⁉

変更となった会場の駐車場を埋め尽くすほどのファンが詰めかけていた。中には、前日の大阪公演を見てから夜行バスで東京公演に駆けつけたというファンも。集まってくれた方々のため、10人は渾身のパフォーマンスを披露した。

アスファルトの上で激しく踊るため、途中、古嶋滝(19歳)の靴底が剥がれてしまうアクシデントも。それでも最後まで踊りきった。

無事に1公演目を終え、急いで静岡へ。バスと電車を使って東京駅まで行き、東海道新幹線で浜松駅に向かう予定だが...ここで予想外の事態が！

停電により東海道新幹線が運転見合わせになってしまったのだ。間に合わない場合は開演を遅らせるが、最悪の場合は公演が中止になる可能性も。最終的に運転は4時間もストップしてしまうのだが、まだ知る由もないメンバーたちは、早期の運転再開を願って東京駅に向かう。

開演まであと1時間の時点で運転再開の見込みはなく、中止だけは避けたいと、急きょマイクロバスで直行する決断をした。しかし、高速道路を順調に進んでも、浜松まではおよそ3時間。やむを得ず開演を夜8時半からに遅らせ、2時間半もの大遅刻。そんなにも長い間、お客さんは待っていてくれるのだろうか？

夜7時55分、ようやく会場に着くと、メンバーの到着を信じて待つ大勢のファンの姿が！

「嬉しすぎる」「泣いていい？」「本当に申し訳ない」と感無量でステージに上がるメンバーたち。まずは「本当に長い時間待っていただき、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え、ステージの準備に取りかかる。リハーサルの時間はいつもの半分しか取れなかったが、待ってくれていたお客さんのために、全力でパフォーマンスを披露した。