2月6日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、練馬駅で出会った、のんべえの新婚女性のお家について行きました。
練馬駅で3人組のご婦人に声をかけると、お1人が立ち止まってくれて「コロナ禍で会えなかった、前の職場の人たちと会えて最高なの♪」とご機嫌に答えてくれました。
すると、一緒にいた方たちから「(この人)結婚したばっかりなんです」と、これまた素敵な申告が! 「48歳で、この歳で新婚です♪」と、かなりできあがっているご様子でしたが、もう少しお話が伺いたいということで、タクシー代をお支払いするかわりにお家について行くことに。
まきこさん(48歳)は初婚で、「ずっと独身でいるつもりだった」のに、昨年の8月28日に結婚。夫は再婚で、10代から音楽をやっている人だとか。さらに、今は一緒に音楽活動もしていて、「彼がボーカルとギター、そして私はピアノ」などなど、自己紹介をしていただいたところでお家に到着しました。
夫のてつさん(55歳)が、寛いだ姿でお出迎えしてくれました。どうやらてつさんも、しこたま飲んでいたようで、まきこさん以上にできあがっているご様子。
3LDKで家賃は10万円。てつさんの肩にとまっているセキセイインコのキッちゃんにカメラを向けていると、横でドタっという音が。その先には、ふらついて倒れたまきこさんの後ろ姿...。愛犬のウェリナちゃんをスタッフに見せようとして転んだ模様です。
テレビを観ると、ちょうどご夫婦がライブをした時の映像が流れていました(中央がてつさん、奥がまきこさん)。音楽活動は赤字覚悟。「返品をくらってきて、まさかの開封がカメラの前とは」と言いながら、てつさんは返品されたCDが詰まった段ボールを開封。部屋にはツーショット写真がいっぱい飾られていて、新婚ほやほやで幸せいっぱい!という雰囲気が伝わってきます。
おふたりの出会いはライブハウス。「最後の最後に入ってきた"輩"みたいな客がいて、酔っ払ってベロベロでもう1曲やれ!って」。それがまきこさんだった、といいます。まきこさん、その日もベロベロだったんですね...。しかし、なぜか意気投合して打ち上げに誘ったのだとか。打ち上げも終わり、てつさんが自転車で帰ろうとしたところ、「もう一度お話したい」と書かれた折り手紙がハンドルにくくりつけられていたそうです。
「僕の自転車だとは言ってないのにね。多分あいつの自転車だろうと(手紙を)くくりつけて。他の人だったらどうするんだろうって。本当に積極的だった。あんな人見たことなかった」と、嬉しそうに振り返ります。それが2015年のこと。そこからすぐに同棲をスタートしたそうです。
「音楽部屋」にお邪魔すると、「仮面ライダー」のフィギュアがズラッと飾られていました。「フィギュアショップを42歳くらいまでやっていて。好きなんです。本郷猛(主人公の名前)が」と言いながら、初代を演じた藤岡弘、のモノマネをしてくれました。
実は、もともとは「真田広之とかに憧れて」俳優を目指していたという、てつさん。なんと「ジャパンアクションクラブ」を受験して見事合格! しかし、ケガをして辞めることになった時に出会ったのが「A.R.B」(俳優の石橋凌がボーカルを務めるロックバンド)の曲だったといいます。「死んじゃおうとか思ってた時に、借りたレコードがスゴイ良くてさ、歌ってすごいなって」と、音楽に救われ、自ら音楽の道に進みます。
現在は介護職に従事しているてつさんですが、それは「お義父さんのおかげ」だといいます。まきこさんのお父さんが入った介護施設でライブをした時、「デイサービスの他の人が喜んでくれて、歌で人を癒やせる」とわかり、それがきっかけで介護職の道へ進んだそう。
交際当初はお父さんに猛反対されたそうで、「結婚する気はなかったの。俺は2度めだし」と、てつさん。しかしお義父さんの余命を知り、「亡くなる前にやらなきゃいけないことがあるとしたら『結婚』だった」。
おふたりで結婚の報告に行くと喜んでくれたという、まきこさんのお父さんは、その3カ月後に他界したそうです...。