大仁田に棚橋...推しのプロレスラーが降臨!最後に手に入れたお宝に失神寸前!:YOUは何しに日本へ?

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日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「YOUのイッツ・舞・ライフにオー・舞・ゴッド!SP」。迫力のYOUの舞!喜びでYOU舞い上がる!マイマイ尽くしの95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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羽田空港で声をかけたのは、テキサス州(アメリカ合衆国)からきたジョンさん(31歳)。後楽園ホール(東京都)で開催される、新日本プロレスの試合観戦に初来日した。オンラインじゃなく、ナマで見られるとあって鼻息も荒い。

推しは棚橋弘至選手。「ルックス・肉体・技の全てがロックスターみたいにカッコイイ」彼は、優勝歴が多く新日本プロレスを代表するレスラーなのだ。ニックネームは"100年に一人の逸材・エース"で、決めゼリフは「愛してまーす」。さらに、甘いルックスと鍛え抜かれた筋肉を携え、ファンの約4割をプ女子にする。「戦う姿はまさにアート!華麗なワルツを踊っているよう...(うんちくは延々続く)」と、べた褒めで気になるので取材をお願いすると、新日本プロレス側しだいでOKという。担当Dが取材交渉をすると、快諾してもらえたので密着決定!

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試合観戦2日前、ジョンさんと合流して向かったのは、格闘技に関するお宝グッズの専門店『闘道館』(巣鴨)。さっそく店外のポスターに反応し、「彼は大仁田。有刺鉄線爆破デスマッチの死闘は観ていて本当にシビれた。彼はまさに伝説」と、鼻息を荒らげた。ひとたび店内に入ればお宝グッズの森。こちらの品数は世界トップクラスだという。32万7,800円もする"アントニオ猪木の闘魂注入ビンタ・金箔の手"から、9万9,000円の"猪木結婚式の引出物の皿"まで、何でも揃う。1968年~1970年に使用した"若獅子・コブラのガウン"は、なんと税込440万円というプレミア価格(※すべて販売済みの場合あり)!

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「こんな光景、見たことないよ」と舞い上がっていると、何やら聞き覚えある声が。見れば目の前をあの大仁田厚が通り、館内の会場へと入っていくではないか。「生きる伝説が目の前を通った...」と固まるジョンさんに、館長の泉さんは一緒に会場へ入るよう促してくれた。どうやら、これからイベントの記者会見らしい。登壇した大仁田さんが、担当Dらに「オレ意外とこの番組、ファンで観てるよ。面白いじゃん!」と褒めてくれた!あざーす♪

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大仁田さんといえば、"電流爆破マッチ"を考案した伝説のレスラーで、還暦を過ぎた今も現役で活躍している。この日は、FMWE第7戦(2022年12月11日開催済み)の記者会見。ジョンさんはマスコミ各社に混じり、館長のはからいで特別に見学許可をいただけた。

さっそく「なんか質問ありますか」と投げる大仁田さんに、ジョンさんも「なぜ次々に新しい試合方法を思いつけるんですか?」と質問しちゃった。すると「楽しいからじゃないかな。オレは自分が楽しくなきゃ、人が楽しいとは思わないから」と快答! さらに、「あなたのデスマッチが大好きです」と伝えると、「毎度毎度爆発してるけどな」と、英語で返してくれた。

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会見が終わると、 "ハッピーバースデー♪"が歌われ、大仁田さんへのお祝いケーキが登場! 実はこの日、65歳の誕生日を迎えたのだ。そんな大仁田さんのはからいで、ジョンさんもケーキをゴチ。さらに、大仁田さんが着用済みのパーカーや、壁のポスターにサインをしたものまでいただいた。「またどこかで会おう」とハグしてもらい、ジョンさんは奇跡でフラフラになりながら、取材会場をあとに。過呼吸気味なうえ、「まだ震えが止まらない」と手がプルプル震えるのを見せてくれた。

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そして後日、いよいよ愛する棚橋選手の試合観戦へ。その前に、彼が通ったラーメン屋『無邪気(自由ヶ丘店)』で腹ごしらえだ。店主の本間さんに、棚橋選手の定位置を聞いて、ジョンさんもそこに座った。そして、下積み時代の胃袋を支えたメニュー『特製ラーメン豚骨醤油(1,100円)』に、「人生最高のラーメンだ!」と舌鼓を。

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試合時間まであと2時間半。ジョンさんは、ついに聖地・水道橋にやってきた。首には棚橋選手のマフラータオルを巻き、後楽園ホール入り。

席では棚橋選手のニックネーム「ACE!」を連呼し、全力でナマ棚橋を応援。ついに20分一本勝負のタッグマッチが始まるが、ゴング前に棚橋選手が敵の卑怯な奇襲攻撃にあい、いきなりピンチに。開始3分以上、不利な状況が続く。

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それにしても、なぜジョンさんは棚橋ファンになったのか。元々アメリカのプロレスが好きだったが、6年前にネット観戦がキッカケで日本のプロレスにも目覚めた。しかし3年前に転機が。ビール醸造所に勤めていたものの、コロナ禍で失業し、うつ病寸前になったのだ。そんな時、ピンチでも決してくじけず戦い続ける棚橋選手に心打たれた。まるで"辛くても這い上がれ!"と勇気をくれているようだったという。「背中を押してくれたお返しに、今日は彼を応援するんだ!」。

5分後、棚橋選手の必死の反撃が効いて、パートナーの大技も炸裂、チームは勝利を手にすることができた。観戦後は、「メチャクチャ楽しかった、フフハハハハ、サイコーだよ」と、テンションMaxのジョンさんだった。

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後日、帰国直前で名残惜しそうなジョンさんと成田国際空港で再び合流。「実はお見せしたいものが...」と担当Dが見せたのは、PC内の動画。観た瞬間、表情が一変した。映像とは...なんと棚橋選手からのビデオレター! ジョンさんのためだけの熱いメッセージに興奮するあまり、ろれつも回らなくなった。さらに直筆サイン入りTシャツまでプレゼントしてくれると聞いて、しどろもどろに。

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実は棚橋選手、多忙で会えないお詫びに、わざわざ来日してくれたファンを思ってビデオメッセージ&プレゼントを、ご好意で用意してくれたのだ。熱い愛に、ジョンさんは一発KO。「辛いことがあったら必ず見て、棚橋選手のようにどんな時でも前を向いていくよ!」と誓ったところで、密着は終了。今回、レアグッズから"諦めない魂"まで、お宝をいくつも手にしたジョンさん。またいつか、日本にプロレス観戦に来てね!