幻の道・鎌倉街道で見つけた大根料理専門店と網元直営店で、大根&しらすづくしの料理を食べ尽くす!

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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1月13日(金)は、鎌倉街道の旅。そのスタートは群馬県・高崎市で、前編の旅人・やしろ優さんから、後編は俳優の中村昌也さんにバトンタッチ。ちなみに「鎌倉街道」とは、鎌倉時代、幕府の御家人たちが有事の際に「いざ鎌倉」と馳せ参じた古道のこと。そのルートは、おもに3本あるといわれ、今回は「上道(かみつみち)」を行きます。

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しかし、鎌倉街道は道が途切れていたり枝道も多かったりと、経路の特定が難しい「幻の道」ともいわれています。バトンを引き継いだ中村さんは東京・多摩市を出発。ゴールの鶴岡八幡宮まではおよそ37km! 無事にたどり着けるでしょうか?

大根料理専門店で味わう「ふろふき大根」のお味は?

東京都多摩市をスタートしておよそ2km。町田市に入り、山道を抜けてきた中村さん。幹線道路に出たので、お昼に間に合うよう鎌倉市まで車で移動します。南に海、三方を山に囲まれた鎌倉に入ると、道中「銭洗弁財天」や倒幕の舞台となったとされる「化粧坂」などが。ゴールの「鶴岡八幡宮」まであと1kmというところで再び鎌倉街道を歩きます。無事ゴールしたところで、本格的にご飯調査をスタート!

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いいにおいにつられてやって来たのは、1999年オープンの「福来鳥」。鎌倉でとれた大根を使った料理が人気のお店です。今の時期は「三浦大根」が旬を迎えているそう。

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おすすめの「福来鳥ランチ御膳」(1650円)をいただきました。看板メニューのふろふき大根や、通販でも販売されている人気の大根スープ、雑穀米入りご飯(新米)、塩水であく抜きして独自のタレに半日漬けたピクルスなど、大根のいろいろな表情を楽しめる料理が並びます。箸置きがわりに大根の葉を使うなど、さりげないところにもこだわりが。

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ちなみに「福来鳥」では、大根を使ったデザートも出しています。

オーナーの佐藤裕美那さんは、人形作家として25年活動してきましたが、12年前に画家だった夫が亡くなったことをきっかけに、新たな目標を作ろうと決意。地元に伝わる逸話から鎌倉大根の店を開こうとしたものの、なんと鎌倉大根は途絶えていたのです。2013年に「鎌倉大根作ろうョ‼」プロジェクトが始動し、2022年12月、ついに鎌倉大根がよみがえりました。

そんな熱いお話を伺ったあと、いつものお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立! まかないを拝見します。

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知り合いの方が丹沢・大山の地下水で育てたという自然薯(じねんじょ)は皮をむいて、変色を防ぐため酢水につけます。食感を残すためにあえて粗い目でおろし、出汁と混ぜたら、濃厚なとろろの出来上がり。ランチ御膳にも出している雑穀米入りご飯と大根スープを添えていただきます。

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また、お土産としても販売している大根スープカレーも。野菜だけにマイルドなお味なのかと思いきや、大根スープと17種類の野菜に本格的なスパイスがブレンドされていて、意外と辛いんだとか。「鎌倉大根」の貴重なお話と、こだわりの大根料理を見せていただき、ありがとうございました!

月イチの楽しみ! 隠れ人気の「甘口まかないカレー」

午後5時。そろそろ晩ご飯の準備をする時間帯です。すっかり暗くなり、ご飯調査も難航...。夜の由比ヶ浜の海岸通りを歩きます。

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ようやく見つけたのが、2011年オープンの「しらすや」。店主の妻・柴田明日加さんのご両親がしらす漁師ということもあり、1995年に明日加さんの母親が店を始めました。網元直営なので、店の自慢はもちろん新鮮なしらす。生しらすを目当てに各地からお客さんが訪れます。

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さっそく、自慢のしらすをふんだんに使い、釜揚げしらす、かき揚げ、佃煮などが味わえる「しらすづくし定食」(1980円)をいただきました。ほかにも、生と釜揚げ両方のしらすを楽しめる3色丼、醤油・酒・砂糖・生姜で煮込んだ、日によって魚の種類が変わるカブトの煮つけ、さらにアジフライなど、新鮮な地魚を使った料理が多く揃います。

定食をいただいたあと、いつものお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

厨房を仕切るのは、明日加さんの夫・勝明さん。晩ご飯はカレーライスだそうで、店のカレーを仕込んだとき限定でまかないでも食べるんだとか。

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カレーは甘みを出すために玉ねぎを20個ほど使用し、およそ1時間半煮込んでいます。具材は玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、牛バラ肉、はちみつ、バター、ウスターソースなど。前日に仕込んだものをひと晩寝かせているそう。じつは、お子さんでも食べられる甘口で、隠れた人気メニューなんだとか!

さらに、スタッフへのサービスで、昼間の営業で残ったフライをトッピング。この日はカマスフライと椎茸フライを添えたら、まかないのカレーが出来上がり!

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こちらが「しらすや」のまかない。

カレーの日は月に1度あるかないかだそうで、スタッフの皆さんカレーの日を楽しみにしているそうです。鎌倉街道、およそ160kmの旅。最後に出会ったのは素敵なご夫婦の笑顔でした。ごちそうさまでした!

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