ご当地フードを愛するYOUが一押し!爆食した100品以上から選ばれた最強メニュー:YOUは何しに日本へ?

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日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「明けましておめでぴょーん!初夢もぴょんぴょん叶ウサSP」。大好きな日本をぴょんぴょんして、ウサウサドキドキの95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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羽田空港で声をかけたのは、2年ぶりに来日したドイツ出身のピーターさん(26歳)。慶應義塾大学で半導体の研究をしに来たが、実は日本の食べ物も再来日の大きな理由だ。

ハマった和食は、たとえば"京風すき焼き"。通常は甘いスープと食材を一緒に煮込むが、京風は鍋に砂糖と醤油を入れ、そのあとお肉を焼いてご飯と食べる。最後に野菜を入れ、肉の出汁を絡めて楽しむのだ。他には、コクのある"博多とんこつラーメン"もお気に入り。

そんなピーターさんが「ご当地フードが好きで...」と、爆食の過去を明かした。また食べたい物を聞くと、「2年前『しまなみ海道』へ旅行に行ったんだ。その時めちゃくちゃ美味しいお店を見つけた」と回想するが、お店の名前は憶えていない。探しに行くというので同行をお願いすると、快諾してもらったので密着決定!

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後日、やって来たのは広島県福山市。2019年以来だそうで、「ようやくあの極上のご当地フードをまた食べられる!」とテンションが上がる。さっそく向かった過去イチのお店は、外観がアットホームなお好み焼き店「広島焼 勝成」。オープン直後なのに、すでに順番待ちをするほどの人気だ。前回は、お好み焼き屋が集まるビル「元祖・お好み村」でいろいろ食べ歩いたが、「このお店が一番」と揺るがない。

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待つこと約45分。やっと店に入れて注文したのは、2年半前も食べて美味しかった"肉玉そば"。トッピングもすべて前回と同じ"餅と目玉焼き"をオーダーした(合計950円)。待つ間、食材が焼けるいいニオイに、生唾ゴックンして落ち着かないピーターさん。早々とおしぼりで手を拭いて、「僕は日本の"おしぼり文化"が大好きなんだ。食べる前に手をキレイにするのは、食べ物への敬意を感じるよ」と、その時を待った。

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そしてついに、出来立てアツアツの広島焼"肉玉そば"が到着! 「ソースが輝いてるよ! 前回と同じ! パーフェクト!!」と、ピーターさんの目が輝く。いざ実食すると、「フッフフフ」と笑って言葉にならず。うれし涙を拭って、「めちゃくちゃ美味しい」と大感激。「このお店の特徴は麺なんだ。他の広島焼とは違うんだよ。博多ラーメンみたいな細麺を使っているんだ」と、他店との違いも分析。そう、美味しさの秘密は、パリパリに焼いた特注の細麺(1.15㎜)と、惜しみなく使った濃厚な"カープソース"。両者の相性が抜群なのだ。

ピーターさんが、「勝成」の広島焼を食べたかった理由は、「僕が初めて食べたご当地フードだったんだ。これがきっかけで、僕は日本のご当地フードに恋した」という。すべての始まりだったのだ。

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2018年~2020年、慶應大学で半導体の研究をしていたピーターさん。そこへ父母が来日し、一緒に広島旅行へ出かけ、食べたのがこの広島焼だった。本場で食べた初のご当地フードに家族で大感激。以来ご当地フードにハマり、仕事が休みの日は日本各地へ出かけ、ガンガン食べまくった。2年間で、その数100品以上!

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広島焼に大満足したピーターさんは、他にも行きたい店があると明かす。

じゃ~行きましょ~と、翌日向かったのは愛媛県今治市。前回感動した別のご当地フードも、もう一度味わいたいという。それは、『重松飯店』のソウルフード"焼豚玉子飯"! チャーシューと目玉焼きがのったご飯の上に、チャーシューの煮汁がたっぷりかかったシンプルな一品。だが、これが絶妙で大人気なのだ。

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ピーターさんは、冷やしつけ麺とサラダがついた"焼豚玉子飯Cセット"をオーダーした。前回も食べた、850円でコスパ最強のメニューだ。さっそく丼の中でプルプルの半熟玉子を潰し、チャーシューとご飯としっかり混ぜ合わせる。すると、甘辛のタレと玉子がご飯に染み込んで美味しいのだそう。ピーターさんは温かい丼飯と冷たい麺を交互に食べ、温冷のコントラストを楽しんだ。

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それにしても、ピーターさんはなぜご当地フードを愛するのか? それは「日本はどこに行っても、その土地で世代にわたって受け継がれている名物料理がある。それは日本人のあらゆることに感謝する文化にあると思う。"いただきます"とか"ごちそうさま"とか、食材へのリスペクトがあって、それが豊かな食文化の源だと思う。本当に素晴らしい文化だよ」と語った。美味しく完食できたので、密着も終了。「これからも旅してご当地フードを食べまくるよ!」と宣言するピーターさん、たくさんのメニューを発掘して楽しんでね!