鳥居に不動明王像...地図から消えた「幻の県道」の謎:有吉の世界同時中継

公開: 更新: テレ東プラス

迫る日没、謎の一軒家の正体

日没が迫る。これまで上り一辺倒だった道は下りに変わった。「これはもう道じゃない」と疲労困憊(こんぱい)の淡路は何度もつぶやく。さらに進んでいくと、赤い鳥居と落差約9メートルの滝が出現した。謎は深まるばかりだ。そして、秦野駅前を出発して約4時間、険しい道のり道のりを突き進んだ先には謎の一軒家があった。

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県道701号の終点にあった一軒家の正体は「たけだ旅館」。すぐそばの地面には道中に見つけた石柱の謎のマークと同じものがあり、どうやらこれは神奈川県の県章だということがわかった。「完全に童話の世界」と淡路。同旅館は、かつて江戸時代に庶民の間で大流行した、大山阿夫利神社への参拝「大山詣(まい)り」に来た人たちが泊まるためのもので、200年以上の歴史を持つという。

実は、県道701号はその大山詣りに向かうための数ある「大山道」の一つ。そのため、かつての地図には「坂本道」としてその道筋は記されていた。旅館の主人によると、取材班らが道中に見つけた滝は、参拝客が身を清めるために禊(みそぎ)を行う神聖な場所だった。また不動明王像も、大山道を通る人々への道標だったという。

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しかし時代は進み、自動車の普及などで徐々に道の利用客は減少。舗装されず、道は荒れ果て、地図によっては道の表記がなくなった。これが「幻の県道」になった理由だったのだ。

次回の放送は、

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