ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
12月20日(火)は、富士山のお膝元、山梨県富士河口湖町で昼めし旅。ご飯調査するのは、お笑いコンビ「ライセンス」の井本貴史さんです。
地元ならでは! 精進湖で獲れた旬のワカサギで作る●●
事前に許可をいただいていたお店へ。元ボクシングチャンピオンの渡辺純一さんが三代目を務めるレストラン「ニューあかいけ」です。精進湖のほとりに店をかまえておよそ60年。鹿肉を使った珍しい「鹿カレー」(1,300円)や、富士山をモチーフにした「富士山ハンバーグ」(1,300円)などが人気です。
そこでお店の人気メニュー、「信玄ほうとう」(1,300円)を作っていただきました。
7種類の野菜としめじ、豚肉を、火にかけた鍋に入れ、沸騰し始めたところで麺を投入。大豆、塩、麦麹を混ぜた自家製の地味噌を入れたらじっくりと煮込みます。
さっそくいただいた井本さんは、「野菜の旨みが出ていて、麺の食べ応えもある。今まで山梨で食べたほうとうで一番うまいです」と大絶賛! お店のおすすめの食べ方は、白飯を最後に鍋に入れておじやにすること。そこで、おじやもおいしくいただいたところで、例のお願いを...。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」!
交渉成立!
お母様のけさ江さんと2人で昼ご飯を作ります。
冷蔵庫から、精進湖で獲れたワカサギを取り出した純一さん。ワカサギに串を通して軽く塩を振りかけ、オーブンで焼くこと約4分。あっという間に「ワカサギの塩焼き」の出来上がり。
続いて、けさ江さんもワカサギを使って1品。大根を短冊切りにしたら、鍋に入れ10分ほど煮込みます。山梨県ではおなじみの醤油ベースのだしつゆに、みりん、顆粒だし、砂糖を入れ、そこへワカサギを投入。けさ江さんいわく、「箸でいじるとワカサギがバラバラになっちゃうので絶対いじらない」ように、キッチンペーパーで落としブタをして、さらに15分ほど煮ます。一度味見をして味をととのえ、さらに1時間ほど煮詰めます。
こちらがニューあかいけのまかない。
冬が旬のワカサギを使った料理がズラリ。「ワカサギの塩焼き」と「ワカサギの煮付け」に加え、「ワカサギの南蛮漬け」や「大根の葉のごま油炒め」なども食卓に並びました。甘めに煮付けたワカサギは、ご飯との相性抜群!この時期の渡辺家の定番メニューなのだとか。
お父様の秀夫さんも一緒に3人で食卓を囲みます。これからも皆さんお元気で、おいしい料理を作り続けてください! おいしいほうとうもごちそうさまでした!
海鮮料理店の贅沢まかない! マグロの○○焼き
続いては、千葉県銚子市で番組ディレクターがご飯調査。銚子港近くにある「ぎょ魚蔵部(ぎょぎょくらぶ)」にお邪魔しました。
2018年にオープン、銚子市場の目の前にあり、水揚げされたばかりの魚が食べられると観光客にも人気のお店です。目利きしたマグロなど、店主の山本幸希さんが厨房で腕を振るい、漁師町ならではの海の幸を使った料理を提供しています。
冬のこの時期のおすすめは、醤油とごま油を混ぜたタレに生マグロを漬けたづけ丼と、メカジキかつ。メカジキはソテーなどのイメージが強いですが、銚子では生が出回るので、お正月には刺身でいただく家庭もあるそう。
おすすめの「生まぐろユッケ丼・メカジキかつ付き」(1,700円)をいただいたところで、例のお願いを...。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」!
交渉成立!
まかないは妻の加苗さんが作ります。
まずは、「マグロのカマ焼き」から。マグロのカマにコショウを振ったら、スライスしたニンニク、オリーブオイルをかけていきます。約240度に熱したオーブンで10分ほどじっくりと焼き上げます。
続いてもう1品。冷蔵庫から取り出したのは、ショウガ・ニンニク・醤油・みりん・コチュジャン・味噌などに前日から1日漬け込んだ豚肉。オーブンで10分ほど焼いたら「豚肉のコチュジャン焼き」の出来上がり!
こちらがぎょ魚蔵部のまかない。
魚も肉も揃った豪快なメニューです。「マグロのカマ焼き」は、ニンニクがきいて食欲をそそります。また、カマの上品な脂がたっぷり乗っていて絶品! 小学1年生の息子さんも一緒に家族揃って楽しくいただきます。これからもご夫婦で力を合わせてがんばってくださいね! ありがとうございました!