「悲願だった...」テレ東7年ぶりとなる新春時代劇を放送!里見がマグロに入刀?

公開: 更新: テレ東プラス

1月6日(金)夜7時30分からは、新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」を放送!

本作は、若き日の徳川三代将軍・家光(望月歩)と町娘・お仙(葵わかな)の身分の差を超えた恋物語、そして家光が「自分は将軍の器ではない」と言い出し、魚屋で修業を始めたことから巻き起こる将軍の座を巡る権力争いを描くエンターテインメント活劇。
テレビ東京としては、2016年に放送された「信長燃ゆ」(主演:東山紀之)以来、約7年ぶりの新春時代劇となる。

原作は昭和33年に製作された大映映画「江戸っ子祭」で、脚本家・山本むつみの手により、江戸時代から現代に連なるラブストーリーへと設定を大胆に変更。令和の世にふさわしい新しい物語へと再生させた野心作だ。

放送を前に、望月歩、葵わかな、髙嶋政伸、内藤剛志里見浩太朗による記者会見(MC:藤井由依テレビ東京アナウンサー)が行われ、「テレ東プラス」は完全密着。ここでは、その一部をリポートする。

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記者会見冒頭、稲田秀樹プロデューサーは、作品に対する熱い思いをコメント。

「テレビ東京の新春と言えば時代劇が風物詩、今回7年ぶりの復活となりました。内情をお話しすると、時代劇の企画はどうしても通りにくい。そこで里見さんにご相談したところ、『昔、こういう映画があったよ』と、江戸時代版ロミオとジュリエットとも言える『江戸っ子祭』という作品をご紹介いただきました。そこですぐさま飛びつきまして、令和の時代にも観ていただけるよう、たくさんアイデアを盛り込みました。豪華なキャストの皆様のお芝居合戦にもご注目いただきたいですし、悲願の企画でいい仕上がりになっていると思います」。

次に、作品に出演することが決まった時の感想を聞かれた望月は、「めちゃくちゃうれしかったです。母が大好きな俳優の皆様に囲まれて、テレビ東京7年ぶりの時代劇、さらに主演とあり、必死で頑張ろうと思いました」、葵は「時代劇に挑戦してみたいと思っていた矢先にこのお話をいただき、運命を感じました」とコメント。

家光の面倒を見ることになる魚屋・太助を演じた髙嶋は、「うれしかったですね。"34歳の役を僕ができるのか?"とは思いましたが、『一心太助を演じるんだ、すごいな~』と言われて、太秦の撮影所でも、皆さんに『おかえりなさい』と言ってもらえて...感無量でした」。町医者でお仙の養父である杉野一庵を演じた内藤は、「時代劇がやりたくてやりたくて、わりと早い時期から京都でお世話になっていたので、本当にうれしくて。これを機に、また12時間時代劇を! というくらい時代劇は素晴らしいものなので、最高の現場でした」。
家光の教育係・大久保彦左衛門と、現代では、鑑定人風の謎の老人の二役を演じた里見も「時代劇で育ちました。僕は中村錦之助さんの仕出し役で家光を演じたことがあり、神様が60年前の私とつなげてくれたような...そんな思いがします。家光とお仙の悲しい恋...試写室で観ているうちに涙が流れてきまして、"あー年を取るとこういうことになるのか"と(笑)。1人でも多くの方に、同じ涙を流してもらいたいなと思います」と話し、それぞれが"時代劇復活"に対する熱い思いを明かした。

記者からの質問で「2023年の抱負」を聞かれた里見は、「『ホリデイ』のような作品をすぐやりたい!(笑)プライベートでは、僕は86歳なので、ゴルフのエージシュートを85で上がりたいです。これは夢ですね」とコメント。内藤が「里見さんもお肉が好きでいらっしゃって、僕もいつも肉ばかり食べているので、今年は野菜をたくさん食べようと」話すと、里見は「主食の70%は肉ですね!」と若さの秘訣が明らかに。

さらに内藤が、「仕事面では、里見さんにバッサリと斬られてみたい!」とお願いすると、髙嶋も「里見さんの殺陣を間近で拝見して、鞘から刀を抜くときの重量感、本当に刀を抜いていらっしゃるようなそのお姿に戦慄しました。どうやったらこういう抜き方ができるんだろうと。その迫力はすさまじいものがありました。ぜひ皆さんにも注目していただきたい」とコメント。これを受けた里見は、「片岡千恵蔵先生に"武士は抜いたら斬るか斬られるか...それを感じて抜け"と教わりました。そうだ、今から京都に行きましょう!(笑)」と髙嶋を誘って笑いに昇華させた。

さらに里見が、主題歌「約束-forever-」を生歌唱!

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物語の内容にちなみ、「マグロの解体ショー」も行われ、新年にふさわしく華々しい記者会見となった。

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holiday_20230106_2_05.jpg▲記者に振る舞われたマグロのお寿司。美味でした!

1月6日(金)夜7時30分からは、新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」を放送! どうぞお楽しみに!

【あらすじ】

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会社員の鍵山孝平(望月歩)は、家から"徳川家光が描いた絵"が出てきたという、幼なじみの戸倉詩織(葵わかな)の付き添いで、「開運!なんでも鑑定団」に出演することに。ところが収録当日、楽屋で不思議なことが...。突然現れた鑑定人風の老人(里見浩太朗)が「これは真筆」だと絵を絶賛。2人の顔を眺めると、絵にまつわる切ない恋の逸話を語り出したのだ――。

時は江戸時代。城では若き徳川家光(望月歩)が「自分は将軍の器ではない。こんな窮屈な生活なら魚屋のほうがましだ」などと言い出し、問題となっていた...。そこで教育係の大久保彦左衛門(里見浩太朗)は一計を案じ、懇意にしていた町の魚屋・一心太助(髙嶋政伸)とお仲(戸田菜穂)夫婦に家光を預け、身分を偽って修行させることにした。不慣れな町人生活に戸惑う家光だったが、やがて医者を目指す町娘・お仙(葵わかな)と出会い、恋に落ちる...。そんな中、次期将軍の座を巡る暗殺計画が持ち上がる!

主なキャスト
望月歩
葵わかな
髙嶋政伸
戸田菜穂
里見浩太朗

特別出演
上川隆也
小林稔侍
財前直見
高橋英樹
内藤剛志
中村梅雀
名取裕子
本田博太郎
(五十音順)

原作:小國英雄(映画『江戸っ子祭』島耕二監督)

脚本:山本むつみ

監督・演出:山下智彦