Tバックは自前!?お弁当は6年半で1個!?イジリー岡田に聞く「ギルガメ」裏話:ギルガメッシュFIGHT

公開: 更新: テレ東プラス

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動画配信サービス「Paravi」で、オリジナルドラマ「ギルガメッシュFIGHT」の配信スタート! 1990年代に放送された伝説の深夜番組「ギルガメッシュないと」から着想を得た注目作の見どころや当時の思い出を、本作の"宣伝大使・ギルガメファイター"を務めるイジリー岡田さんにうかがいました。

世界発!?クレジットに<ベロ指導>

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――「ギルガメッシュないと」の誕生から終焉までを描いたドラマ「ギルガメッシュFIGHT」が12月24日(土)、当時の番組放送時間と同じ土曜深夜1時15分より配信スタート! 「ギルガメッシュないと」に着想を得てのドラマ化と聞いたときの感想はいかがでしたか?

「まず『やった!俺が主役だな!』と喜んだんですけど...役者さんがやられると知って、一瞬で夢がついえました(笑)。主人公の加藤ディレクター役には藤原季節さん、栗田プロデューサー役には大東駿介さん。皆さん、素晴らしい役者さんたちが配役されて、本当に楽しみですね」

――本編にはイジリーさんをモデルにした"サワリ―尾中"も登場。劇団「ヨーロッパ企画」の永野宗典さんが演じます。何かアドバイスされましたか?

「まず、台本のト書き(※登場人物の動作や行動、心情などを指示したセリフ以外の文章)に『ベロの出し入れ』と書いてあったので、スタッフさんに『僕のは出し入れじゃなく、上下運動なんです』と言って書き直してもらいました。永野さんが出し入れの練習をされてはいけないと思ったので」

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――イジリーさんの代名詞でもある「高速ベロ」の実技指導をされたりは...?

「やらせていただきましたよ。ドラマを見ているとクレジットに『○○指導』とか出てくるじゃないですか。冗談でスタッフさんに『最後のクレジットで<ベロ指導>って出たら面白いですよね』って言ったら、実際にドラマの撮影に行くことになって(笑)」

――プロデューサーさんによれば、制作陣も乗り気で、「ベロ指導」のクレジットを実現するべく動かれているようです。

「やった~! てことは、たぶん芸能史上初の<ベロ指導>がエンドロールに入ります!(笑)」

girugame_20221225_04.jpg「ギルガメッシュFIGHT」より
"サワリ―尾中"の高速ベロも必見!

――永野さんの「高速ベロ」の出来栄えは?

「最初に永野さんとお会いした時、上下上下...まではいかなくとも、上下下上くらい動いていたので、『これはイケる!』と思いました。簡単そうで、上下運動ってなかなかできないんですよ(と、実演!)。さらに規則的に動かすのが難しくて。ここ(上下運動)は僕の一番のこだわりですから、厳しく指導させていただきました(笑)。あと、最初はネチョネチョと音が聞こえていたので『僕のはパタパタ(という音)だから』と伝えたら、次には出来るようになられてて。『どんだけ練習したんだ~』と感心しました」

――何でもイジリーさんの「高速ベロ」は、1秒間に9往復するそうですね。

「以前、スーパースローカメラで撮っていただいたときに判明して、自分でもビックリしました(笑)。そんなベロの動きに、永野さんは役者として真剣に取り組んでくださって。サワリーの高速ベロが生まれて、自分自身が変わるという大事なシーンの撮影前には、僕の楽屋を訪ねてきてくれて『どんな気持ちで番組に臨まれていたんですか?』『フッ切れた瞬間は?』とか2時間くらい取材されて、そこから撮影に向かわれました。映像はまだ見てないですが、永野さんであればきっと素晴らしいお芝居をされたと思います」

当時のセット再現に感激

girugame_20221225_05.jpg「ギルガメッシュFIGHT」より

――イジリーさんもカメオ出演されたそうですが、当時を再現したセットや衣装、小道具などいかがでしたか?

「当時は『ギルガメ』の収録見たさに、スタジオに見知らぬスーツのおじさんがたくさん来ていて(笑)、僕はその中の一人として出演させていただきました。MC席と『ギルガメ治療院』『夜食ばんざい』のセットがあって、懐かしかったのと同時に感激して。『隣にふーみん(細川ふみえ)がいたな。あそこに(飯島)愛ちゃんがいて...』と、鮮明に思い出しました。嬉しくて、その後もずっと撮影を見学していたら、永野さんに『やりづらいです』と言われましたが(笑)」

girugame_20221225_06.jpg「ギルガメッシュFIGHT」より

――「高速ベロ」誕生は、「ギルガメ」初代プロデューサーの工藤忠義さんから「セクシー女優さんには絶対に触れちゃいけないぞ」と言われたことからだそうですね?

「そうですね。自分なりの盛り上げ方を考えた末に生まれたのが『高速ベロ』でした。そのときは、まさか58歳までベロで食えるとは思わなかったですけど(笑)。最初は生き残るために生み出した苦肉の策でしたが、分からないものですよね。『ギルガメ』も最初は3ヶ月で終わると言われていたのに、6年半も続く人気番組になって。テレ東のゴールデン番組の視聴率が3%台だったのに、深夜1時の時間帯で最高視聴率9.4%とか。まさか放送開始から30年経ってドラマになるなんて、その当時は想像もしなかったです」

――ドラマでは、サワリーがスタッフから辛辣な言葉を投げられる場面もありますが、イジリーさんが当時スタッフさんから言われた言葉で印象に残っていることはありますか?

「斧(賢一郎)さんという優しいプロデューサーさんが『イジリーくんは芸人さんだから目立ちたいだろうけども、なるべく女性を前に出すようにしてもらえるかな。この番組は、女性が目立つ番組です。女性同士の仲が悪くなったりしたら、それを敏感に感じて声をかけてあげてね』とおっしゃったことですね。

例えば、『あるグループが5人いて、スタジオに4人と1人で入ってきた時には何か感じなきゃ』と。斧さんをはじめスタッフ、演者がみんな和気あいあいやれる現場を目指していました。だから、和を乱さない子たちが選ばれて、みんな何かあれば相談し合っていました。それが画面から伝わったから6年半も続いたんじゃないかな」

girugame_20221225_07.jpg「ギルガメッシュFIGHT」より

――ドラマに登場するのは実在する人物の要素を取り入れた架空のキャラクターですが、劇中の出来事や発言はどのくらい事実が取り入れられているのでしょう?

「スタッフさんがケガをした話とか、『ええっ!ここも描かれるの!?』というエピソードもたくさん入っています。あと、お弁当が1個しか出なかったのも事実です(笑)。朝9時入りで、昼の1時から本番で夜9時くらいに収録が終わるんですけど、制作費がないから昼、夜のお弁当は出ない。他局さんに行ったらお弁当が山積みなんで驚いちゃった(笑)。全体的にかなり取材して、忠実に描かれていると思います。ちなみに、Tバックも制作費の関係で自前だったり(笑)」

――番組を語るうえで欠かせない飯島愛さんとの思い出を教えていただけますでしょうか。

「天才です。とにかく頭がよかった。台本の読み合わせの段階では、テーブルに突っ伏して、寝ぼけまなこで読んでいるんですが、本番になると全然違う。台本も見ない。本読みが終わってわずか1時間で、ご飯を食べて、メイクをして、頭を切り替えてやれるなんて信じられなかったですね。なのに、台本に「(縦書きで)いよ 〱(※くの字点。「いよいよ」と読む)来週」って書いてあったところを「いよくー、来週」と叫んだこともあって(笑)。『"く"が大きく書いてあったから大声で読んだ』そうです。逆に、ふみえちゃんは超多忙だった中、台本が全部頭に入っている。努力の天才でした」

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――テレビ業界も世の中も元気だった90年代、今振り返ってみて、当時は、どんな時代でしたか? また、当時と比べて現在のテレビ事情をどのように感じていらっしゃいますか?

「現在の深夜番組はほとんどが30分ですが、当時は1時間、しかもエロで60分やってたのか...と思うと、改めてすごいですよね。今はコンプライアンスうんぬんもあって、もちろんスタッフさんにももどかしさはあるとは思いますが、ちょっと寂しい気もします。とはいえ、当時も『ギルガメ』は叩かれていましたからね。そんな中、ドラマでも描かれているように、ギリギリを狙って、スタッフさんが知恵を絞って、真面目にエロをやっていました。番組制作もいろいろ大変だな時代だなとは思いますが、エロに限らず、ちょっと難しいかな...と思う企画にもどんどん挑戦していただきたいです」

Paraviオリジナルドラマ「ギルガメッシュFIGHT」詳しくは番組サイトへ!

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【プロフィール】
イジリー岡田(いじりーおかだ)
1964年生まれ、埼玉出身。お笑い芸人。コンビ「キッドカット」としてデビューし、後にピン芸人となり、モノマネやリポーターとして活動。1991年~1998年に一世を風靡した伝説の深夜番組「ギルガメッシュナイト」で脚光を浴びる。その後もバラエティ番組や役者としても活躍している。
Twitter:@ijiri_youtube
Instagram:@ijiri_okada_official

【番組名】Paravi オリジナルドラマ「ギルガメッシュ FIGHT」
【配信】動画配信サービス「Paravi」で 2022 年 12 月 24 日(土)深夜 1 時 15 分から第 1 話を配信予定
【主演】藤原季節
【出演】堀井新太 姜暢雄 永野宗典 出口亜梨沙 真島なおみ 大下ヒロト 生越千晴 七瀬公 杉本愛莉鈴 安東弘樹 / 羽場裕一 大東駿介
【プロデュース】工藤里紗(テレビ東京)、植田郁子(Paravi)、櫻井雄一(ソケット)
【プロデューサー】田中智子(テレビ東京)、高林庸介(Paravi)、岸川正史
【アソシエイトプロデューサー】濱谷晃一(テレビ東京)
【監督】スミス、吉田卓功、岸川正史
【脚本】大西右人、政池洋佑
【音楽】RAM RIDER
番組公式 HP
【番組公式 Twitter】@tx-grgmfight

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