2014年に「リタイアしちゃえ」と日本に帰国したゆきみさん。同級生が経営している東京・中野区内のスナックで運命的な出会いを果たします。その人が、きみゆきさんでした。
同郷ということもあり意気投合、2人で一緒に飲みに行くようになったある時、きみゆきさんの終電がなくなったのを見て、「可哀そうだな」と思ったゆきみさん。「『別にうちで休んで行ってもいいよ』って家に入れてあげて別々に寝て、朝帰ってもらって。そしたら（飲む度に）“癖”みたいに家に来るんですよ（笑）」。
まだ付き合ってもいないうちから、髭剃りや洋服などを置いて、ゆきみさんいわく「ちょっとずつマーキング」していったきみゆきさん。ご本人にそんなつもりはなかったそうですが、居心地が良かったのだとか。「いつもおおらかな人なのね。本当は怒ってもいい事に大声もあげない。そういうのが良かった」と当時を振り返ります。
「しょうがないから、『私の事好きなワケ？』って聞いたら『まぁそういう事になりますかね』って。完全に侵略されたなって」と、笑うゆきみさん。こうしてきみゆきさんとの愉快な生活が始まったのです。
「世の中の人は深く付き合うパートナーが居て、結婚したりとか20代30代くらいにそういうところを通り過ぎるんだけど、私は順番が反対で。こんなに長く同じ人と時間を過ごしたことがないので、こんな年になって新しい体験をしてる。幸せなのかなと思います。面白いな」（ゆきみさん）。
とっても仲良しのお2人ですが、今後結婚するご予定は？
「現実にこうやって2人で7年一緒に住んでるわけだからどうでもいい」というのが共通した見解。結婚することで生じるさまざまな約束事に手間をかけるよりも「今、毎日楽しく暮らす事に力を割いたほうがいい」と、ゆきみさんは言います。
「戸籍上、法律上は他人なんだけど、俺たちはチームなんだから、みたいな」と、きみゆきさん。
一緒に散歩をしたり、土日にずっと一緒にテレビを観たり。「そういうたわいもないことでも、やっぱり一緒のほうがいいじゃないの。2人で飲んだり食べたりの共感が一緒なんです。それが大きいと思う。価値観が一緒。幸せを感じるよね」と、しみじみ語るきみゆきさんの横で、「この関係は大切にしておこうと思う」と、ゆきみさん。大人ならではのゆったりとした時間を楽しんでいるんですね。これからもワンチームで人生を謳歌してください！
次回の「家、ついて行ってイイですか？」は、ゲストに萬田久子、MEGUMI、王林を迎えて、【秘密と涙と大恋愛…運命を切り拓く女性SP】をお届けします。
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