「田舎に泊まろう!」の真実、全部ぶっちゃけます!IKKO、杉浦太陽、スザンヌが座談会でクレーム連発?

公開: 更新: テレ東プラス

伝説の神回が蘇る! 12月18日(日)夜6時55分からは、『田舎に泊まろう!今明かすガチロケ伝説スペシャル』(BSテレ東)を放送!

ある日突然、有名人が「今晩泊めて下さい」とやってくる! 予測不能な笑いと感動で人気を博した伝説のガチロケ番組「田舎に泊まろう!」。しかしその裏には、『放送されなかった爆笑壮絶ハプニング』と『制作スタッフに対する出演者の恨み節』がギュッと詰まっていた!
あれから10数年...「全部バラす」と被害者タレント3人(IKKO杉浦太陽スザンヌ)が大集合! 恨みつらみに感動話、全てをぶっちゃける! もちろん、当時の映像をノーカットで放送。さらに恩人家族との感動再会も実現!
令和ではありえない(?)神回に爆笑、そしてラストはホロリとさせられる...抱腹絶倒でハートフルな2時間だ。

【IKKO(当時46歳) 岩手県遠野市の旅...牛フンの山に?スッピンのまま放浪?】
2008年6月、IKKOがスタッフに放り出されたのは民話の里・岩手県遠野市。
自然あふれる景色に「田舎の空気、気持ちいい」と深呼吸。でも足元は牛フンの山で...!?旅の目的は、遠野市のソウルフード「バケツ焼きジンギスカン」をどこかの家庭でごちそうになること。目についた家を訪ねるが、そのたびに断られ続け...。
そんな中、ようやく家に招き入れてくれたのは一人暮らしのおばあちゃん。でもシャイな性格でなかなか会話も続かず...。

【杉浦太陽(当時26歳) 高知県仁淀川町の旅...台風襲来!お泊まり交渉大連敗!?】
2007年9月、杉浦がスタッフに放り出されたのは清流の里・高知県の仁淀川町。
旅の目的は、"仁淀ブルー"と称される清流沿いで暮らす人々と楽しく交流すること。ところがロケの日はなんと台風が襲来。台風対策で扉を閉め切った家々でのお泊まり交渉は当然失敗続き。もはやここまでかと思った矢先、ようやく家に入れてくれたのは、元刑務官で今はリタイア生活を送るご主人のご家族だった...。

【スザンヌ(当時22歳) 青森県十和田市の旅...夜酒朝酒!飲んべえがバレた!?】
2009年4月、スザンヌがスタッフに放り出されたのはまだ雪深い青森県の十和田市。
旅の目的は青森県のご当地調味料「源たれ」を使った家庭料理をごちそうになること。なかなかごちそうしてくれる家庭は見つからなかったが、やっと温かく招き入れてくれたのは夫68歳・妻66歳のご夫婦。ご主人は無類のお酒好きで、出会った途端にスザンヌと酒を酌み交わし始めた。でもまだ日も沈んでない夕方で...。

「テレ東プラス」は、収録後の3人を直撃。まだまだ言い足りない! 番組への恨みつらみを思う存分語ってもらった!

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ディレクターからの謝罪? もちろんありません(笑)

――皆さんのロケは、伝説の神回! 「田舎に泊まろう!」の良さや過酷さが凝縮された濃密な回となりました。最初にこの番組に出演すると聞いた時、どう思いましたか?

IKKO「番組を拝見して、大変な部分があるのは理解していましたが、とても素敵な番組だと思っていたので、普通に挑戦したいと思いました。そもそも田舎が好きですし、当時はスタジオ出演が多かったので、ロケのオファーが来たときは嬉しかったですね。
ただ実際は、とても大変でした。基本放置プレイなので、"私にできるかな"という不安もありましたが、自然が美しく人が温かかったので、結果的には楽しめました」

――杉浦さんのロケは台風が直撃。豪雨に見舞われ、お泊まり交渉も連敗...本当に過酷でした。

杉浦「『田舎に泊まろう!』って、本当にNGがないんだと思いました(笑)。オファーが来た時は"ついにきたな"と思いましたが、当時は結婚して間もない頃で、義理の父が番組のファンだったので、これは義父への好感度を上げるために何としてもやろうと決意しました(笑)。でも、まさかの台風! 今なら絶対ロケ中止ですよね(笑)。
2回目に出演した時は長野県でロケをしましたが、ものすごく天気が良かったんですね。この時初めて、"これが本来の『田舎に泊まろう!』なのか"と思いました(笑)。景色がいいと、断られても清々しかったです」

――スザンヌさんは、過酷と知らずにロケに臨まれたとか...。

スザンヌ「そうなんです。車を降りたら雪山で、『ここはどこ?』みたいな(笑)。歩けど歩けどなかなか家が見つからず、『どうしたらいいんだろう。トイレはどのタイミングで行けばいいの?』と思いました(笑)。でも、スタッフはみんな知らんぷり(笑)。過酷さを1つずつ乗り越えながら、ロケが進んでいった感じです」

――VTRを見て改めて思いましたが、ロケが終わった後、ディレクターから「大変な思いをさせてすみません...」など、謝罪はあるのでしょうか。

IKKO「ないよねぇ~」

スザンヌ「ないです!(笑)」

IKKO「オファーする時はものすごく丁寧なんだけど、ロケ当日は...」

杉浦「無視される?(笑)」

スザンヌ「そうなんですよ! だから、ディレクターさんには何も聞けないんだって徐々に理解して、そこからは自分で考えるようになりました」

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――「田舎に泊まろう!」は普通の番組ロケより、カメラがだいぶ後ろにいるんですよね。

スザンヌ「そう! すごく遠いから話しかけられない(笑)」

杉浦「普通の番組で言うと『歩きのインサートカット」を撮る時の離れた位置に、カメラマンさんがいるんですよ(笑)。遠くて手助けしてもらえない」

スザンヌ「右と左どちらに進めばいいのかすら分からないから、そういう時はチラッと見るんだけど、同じ距離を保ったままだから表情も読めない(笑)。だから、自分がしっかり決断しなければ! と思いました」

――当時の総合演出に聞いたところ、ロケでは初日の最初にみんなで和気あいあいとお昼ご飯を食べた後、カメラが回った瞬間から、スタッフがパタリと口を聞かなくなるそうですね(笑)。
放置プレイの孤独なロケを経てようやく宿泊OKをもらえると、田舎の皆さんの温かさがより染みるのかな? と想像します。

スザンヌ「いきなり知らない人が訪ねてきてもおもてなしのご飯を作ってくれるなんて、日本は本当に温かい国なんだなと思いました。しかも、その土地のものを用意してくださるんです。青森では、長芋のおいしい食べ方を教えていただきました。皆さん本当に優しかったし、おもてなしの精神は日本ならではだと感じました」

IKKO「一緒にご飯を食べるうちに、自分の子どもや孫のように打ち解けてくれる瞬間があるんですよね。」

杉浦「僕の旅は台風で特殊な状況でしたが、困った時ほど人は助けてくれるんだなと。"救いの手"というのを初めて体験しました。
家庭に入ってご飯をご馳走になることで、その土地の風土や食文化、皆さんの暮らしまでわかりますし、日本の良さを体感できるのかなと思います」

――お家での滞在時間は数時間ですが、どうしてそこまで皆さんと仲良くなれるのでしょう。

IKKO「逆境と、"ご飯・お風呂・寝床"の3つですかね。食卓での団らんって、人の心を温かくするなって。同じ食卓を囲むことで、人との絆が生まれるのかなと思います」

――ご家庭の何気ないご飯も見どころの一つです。特に朝ご飯が光り輝いていて、おいしそうなこと!

IKKO「そうなんですよね。見ている方も疲れた気持ちがハートフルになる」

杉浦「いやぁ~あれは本当においしかった!」

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――いち視聴者としては、有名人の皆さんが一般家庭のお風呂に入る...毎週このシーンにたまらない面白さを感じていました(笑)。初めてお邪魔したお宅のお風呂をいただく...そこには何の抵抗もありませんでしたか?

スザンヌ「そこはまったく抵抗はなかったんですけど、実は私、酔っぱらいすぎて、お風呂に入ったかどうかも覚えてないんですよ(笑)。でも、ただただ"入らせていただいてありがとうございます"という気持ちだったと思います」

IKKO「私がいただいたのはガスのお風呂だったんですけど、スザンヌちゃんと同じでありがたいという気持ちと、やはりお湯が全身に染みますよね。だって一日中、不安な気持ちで歩き回るじゃないですか。だから、あんなにお風呂の良さを感じたことはないかもしれない(笑)」

杉浦「あと僕が思ったのは、田舎で入るお風呂って水質がいいんですよね。出た後も、しっとりとしてお肌が全然違うんですよ。それに感動したことをよく覚えています」

ディレクターさんに冷たくされる瞬間があるんですけど、後から考えたら、あれってわざとなのかなって(IKKO)

――収録では伝えきれなかった不満や裏話はありますか? この際ですから、ここにいる「田舎に泊まろう!」の総合演出に言いたいことを全部言っちゃいましょう!(笑)

IKKO「私は2回目のロケでも、岩手県遠野市に行ったんですけど、雪が積もっている中で生中継をして、すごく寒いし暗いし...あの時ばかりはしんどかったです(笑)。
ロケ中、ディレクターさんに冷たくされる瞬間があるんですけど、後から考えたら、あれってわざとなのかなって。追い込まれた方が人のありがたみが分かるし、苦しい時に人と出会うと、より温かさを感じられますからね。今日も"こんなに番組の悪口言っちゃっていいの?"と思いましたが、テレビ東京ってほんとマニアック~(笑)」

杉浦「番組に出てる人の本心が画面に表われると、観る人も心が動きますからね」

IKKO「そうなの~。だからそういう作り方が、テレビ東京は上手いと思う。本当のところは読めないけどね」

杉浦「1泊2日と短い時間なんだけど、ちゃんとドキュメンタリーなんですよね。僕の場合、最初ディレクターさんはニヤニヤしていたけど、後半は交渉を断られるとディレクターさんもつらそうで(笑)。『早く決めてください! カメラが(雨で)死んじゃいます!』みたいな(笑)。
でも、伝説の番組を作るスタッフってそういらっしゃらない。僕らの心にずっと残りますし、ありがたいことです。当時の僕はパパになる直前で、最終的に泊めていただけたご家族には小さなお子さんがいらっしゃったので、とてもいい経験をさせていただきました」

IKKO「いまだに『あれ、見たよ!』と言われるし、視聴者の皆さんの心にも残ってるんですよね。」

スザンヌ「私も、今までで一番言われたかもしれません。一般の方からも『田舎に泊まろう!見たよ』と声をかけていただいて...」

杉浦「めっちゃキツかったけど、最終的にはおいしいじゃんって(笑)」

スザンヌ「そうそう! 本当に出演して良かったと思います」

――この番組では、平均すると、皆さん10kmくらいロケで歩いているそうです。コロナ禍が収束し、もしも「田舎に泊まろう!」が復活したら......また出演したいですか?

IKKO「出演したいけど、あんなに歩けるかしら~(笑)」

この後の3人の気になる答えは......ぜひ番組で確認を!

12月18日(日)夜6時55分からは、『田舎に泊まろう!今明かすガチロケ伝説スペシャル』(BSテレ東)を放送!

そして「テレ東プラス」では、放送当日12月18日(日)朝7時30分に、さらに番組の見どころをピックアップしてお届け。番組放送前にもう一段深く「田舎に泊まろう!」の魅力に迫ります。どうぞお楽しみに!