殺されたのは社長女性...「考察できなかった場合、仲間が死にます」密室殺人のトリック

公開: 更新: テレ東プラス

ドラマプレミア23「警視庁考察一課」(企画・原作:秋元康 毎週月曜夜11時6分)を放送中!

「テレ東プラス」では、12月5日(月)に放送された第8話「命をかけた考察ゲーム」の内容をプレイバックする。

大東京警察署・考察一課...それは、現場へ行かずに捜査する考察専門部署。
ある日、考察官の山村楓(山村紅葉)、新人考察官の藤井龍(藤井流星)、捜査一課長の柳沢慎三(柳沢慎吾)が、怪しげな地下室にやって来る。部屋の中央にはテーブルがあり、その上には「秘密の美食倶楽部」と表示されたノートパソコンが。

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「ここがレストランですか?」と不審がる藤井に、「そういう趣向なんだろうよ。なにせ『秘密の美食家倶楽部』だからな」と柳沢。案内状を手にした山村は、「特別ご招待、しかも無料! ツイてるわよねぇ〜他の人には悪いけど♡」とウキウキしている。

「限定3名だからな、早い者勝ちだよ。フォアグラとワインで全国制覇だよ」

柳沢は浮かれた様子で、甲子園のサイレンのモノマネをする。

「僕、フォアグラって食べたことないんですけど、どんなやつですか?」

「いいか、よく聞けよ。アヒルにガンガン餌食わせてよ、ブックブクに太らせた肝臓だよ!」

「ガンガンのブックブク...なんかサイコな食い物っすね」

「美味しいのよ~。世界三大珍味のひとつだからね」

「へぇ、あとの2つはなんですか?」

「あとはな、このわたとミミガーだ」

「違うわよ、フォアグラとトリュフとキャビア」

「じゃあ藤井、世界三大美人って言えるか?」

柳沢の問いに、藤井はサラッと「木村多江、井川遥、余貴美子」と答える。すると山村が「あなた、年上がタイプなのね。いい子、いい子♡」と藤井の頭をよしよしする。

そのころ考察一課では、考察一課長の船越慶一郎(船越英一郎)が、未解決の『顔面タトゥー連続殺人事件』について頭を捻っていた。

「ダメだ、全然ひらめかねぇ! ポスターを三段壁に貼り替えるかな」

脚立に登り、眼光鋭く崖のポスターを睨みつける船越。

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その様子に呆れている、考察官の高島誠子(高島礼子)と考察一課管理官の徳永りえ(徳永えり)。

「なんで船越さんが追う犯人は、いつも崖に逃げるんだろう?」

「それ、私も不思議に思ってました」

「バカ! ホシが逃げ込むんじゃないの、俺が追い詰めてるの。崖に誘導するためにホシの車パンクさせたり、崖に通じる道以外は全部封鎖したり...いろいろ大変なんだよ」

「そこまでして崖に?」

「当たり前だろ。毎回、ホシがたまたま崖に逃げ込むなんて事が起こるわけがないだろう。下の道はゴツゴツして歩きにくいし、風は冷たいし強いしな」

「質問を変えます。どうして船越さんは崖に追い詰めるわけ?」

高島の質問に、トレンチコートの襟を立て、渋いキメ顔をする船越。

「映えるからだ」

「......」

さらに呆れ顔の高島と徳永。

「崖の上の世界には、君たちには想像もつかないような大変なことがいろいろと眠ってるんだよ。ある時なんかは、風が強すぎて俺の声が全然ホシに届かなくなっちゃったんだよ。しかも、20分くらいかけてさんざんアリバイを説明した後に、ホシが『え? 全然聞こえませんでした』って。『お前が犯人だ!』ってキメた瞬間、『すみません、もう一回お願いします』って...やってられないっつーの! 追い詰めすぎて、ホシが崖から落っこっちゃったこともあるな」

「崖もいろいろ大変なのね...」

そこに、庶務の北野美奈子(北野日奈子)がタブレットを持ってやってきた。考察一課宛に変なメールが届いているという。見ると、『考察一課の皆様へ 考察ゲームのご案内』というタイトルで、本文は不審なURLのみ。

一方、怪しげな地下室で相変わらずはしゃいでいる3人。ふとスマホを見た藤井が、「最悪、電波ないじゃん」とつぶやく。
一向に誰も来ないため、「トイレのついでに店員さん呼んでくる」と出口に向かう柳沢。ドアノブを回すが開かず、ガチャガチャと回しているうちに、ドアノブが取れてしまった。

「やべ、どうしようこれ」

「ちょっと、なにやってんすか!」

柳沢はドアを叩き、「すみません、ドアが壊れたんですよ! 誰かいますか? トイレに行きたいんですけど」と外に呼びかける。
その時、パソコンから明るい音楽が流れ出し、「考察ゲーム」という画面に切り替わった。

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画面にくるみ割り人形が映り、加工された女性の音声で、『考察一課の皆さん、考察ゲームにようこそ。これから皆さんにはある事件の考察をしていただきます。クイズ"犯人はだーれだ?"』と喋る。

考察一課にいる面々も、不審なメールのURLから同じ動画を見ていた。船越は「くだらねえ、消せ。顔面タトゥー事件の考察するぞ」と鼻で笑うが、「もうちょっと見ようよ、なんか面白そうじゃない!」と高島。くるみ割り人形は喋り続ける。

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『ある日、ある会社で殺人事件が起きました。殺されたのは社長の女性、事件現場は社長室です。社長の死亡推定時刻は午前10時30分から午前11時3分の間だと分かりました』

別の場所にいながら同じ動画を見ている面々。不審がる柳沢と、「食事前のレクリエーションじゃない?」とのんきにしている山村。考察一課では高島がメモを取り、船越はつまらなそうな顔で見ている。

『この現場の社長室はセキュリティがしっかりしていて、IDカードでしか解錠できないドアで、入室者、退室者のログが記録されるシステムになっています。解錠記録によると、死亡推定時刻の10時30分から11時3分の間は、社長室の中には殺された社長一人しかいないことが分かりました。つまり...社長は密室で殺されたということになります』

"密室"という言葉に、「キター、密室トリック! 王道ミステリーね、面白そうじゃない」と目を輝かせる山村。柳沢は興味を示さず、「開けてくれよ、トイレに行きたいんだよ!」と外に呼びかけ続ける。

『考察一課の皆さんには、この密室トリックの謎を解き、犯人を暴いてもらいます。制限時間は今から30分です。犯人が分かったら、あとでメールで送る回答フォームに犯人を書いてください』

「勝手なことばっか言いやがって」

呆れた様子の船越。だが...

『もし考察できなかった場合...皆さんの仲間が、死にます』

一瞬静まりかえるも、「どういうこと?」と笑い合う一同。すると画面が地下室のライブ映像に切り替わる。山村と藤井と柳沢が、驚いた顔で画面を見ている。

「山村さん...?」

「藤井くんも柳沢さんもいる!」

「マジなのか...?」

地下室の面々も、事の重大さに気づき始める。

「死ぬって、もしかして僕たちの事なんじゃ!?」

「どういうこと!? ちょっと待ってよ」

「開けてくれよ、もう漏れそうだよ!」

慌てる柳沢たちの映像を食い入るように見つめる考察一課。

『もし犯人が分からなかったり、制限時間を過ぎた場合は、罰ゲームとして部屋に毒ガスが噴射されます』

「毒ガス!?」

藤井は部屋の隅にエアコンのホースのようなものを見つける。

「これだ! ここから毒ガスが出るんじゃ...」

山村はパニックになり、柳沢と一緒にドアを叩く。

『どうです? 面白そうな考察ゲームでしょう』

くるみ割り人形の音声が笑い声を上げる。スマホで山村に電話するがつながらず、「SITに出動要請します!」と声を上げる徳永。しかし、「間に合わねぇよ、柳沢たちがどこにいるかも分からないんだからな」と船越。

「じゃあ、どうすれば...」

「勝つしかない。このゲームに勝てばいいのよ。密室トリックを解き明かす。開かない部屋はないように...」

「解けない謎もない」

「考察に密室はないわ」

決めゼリフを言う高島と船越。

地下室では、藤井が「こうなったら、この謎を解いて脱出するしかないですよ」と決意する。
一方、柳沢は「リアル脱出ゲームかよ。『果てしない尿意からの脱出』ってか」とモジモジ、山村はソファにひっくり返って「死ぬとか絶対イヤ!」と足をバタつかせる。

くるみ割り人形の音声によると、容疑者は3人。事件が起きた時にオフィスにいた、タナカ、スズキ、サトウという社員だ。

社長室の解錠記録によると、8時58分、被害者である社長が部屋を解錠して入室。サトウが同時に入室し、打ち合わせを行った。
9時32分、サトウが一人で退室。被害者とサトウは、約30分打ち合わせしたことになる。
次に社長室が解錠されたのは、11時3分。解錠したのはタナカで、社長と打ち合わせの予定があり、サトウと一緒に入室したという。そしてこの時、2人は社長が殺されているのを発見。死因は、手で首を絞められた事による窒息死だった。

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11時5分、タナカが部屋から退室。サトウに「社長が首を絞められて窒息死しているから、AEDを持ってきて欲しい」と言われて退室した、と証言している。タナカが出ていくと同時に、サトウは救急と警察に通報。
11時7分にスズキがタナカとともにAEDを持って入室、3人でAEDによる蘇生措置を行い、救急隊の到着を待ったという。
そして20分後に救急隊が到着し、心肺停止を確認、病院へ搬送...以上が事件の流れだ。

「ゲームにしては、ずいぶんと具体的な設定じゃない?」

「......」

『あとの資料はメールで送ります。さて、タナカ、スズキ、サトウ、この3人のうち社長を殺したのは誰でしょう? 仲間の命がかかっています。頑張って犯人を見つけてください』

音声と動画はここで途切れた。

「さあ、考察始めましょう」という高島に、船越は何か引っかかっているようで、何も答えない。

地下室では、藤井が封筒に入っている考察の資料を見つけた。急いで山村に見せるが、「無理よ。こんな状況で頭回らない...」と泣き顔の山村。柳沢は目をつぶって壁にもたれている。

「ちょっと、柳沢さんも手伝ってくださいよ」

「話しかけるなよ。今、頭の中を無の状態にしてるんだよ。何も考えないことで、煩悩も尿意も消す...禅の極意だよ」

「そんな極意ないわよ! もう、死ぬんだったらダイエットなんか気にしないで、唐揚げ食べとくんだった、ビールたらふく飲んどくんだった! 新作のコーヒーも飲んどきたかった、うわーん!」

「やめろ! ビールとかコーヒーとかよ、さっきから...あ、きたよ、利尿作用が...」

モジモジと悶える柳沢。その時、藤井がホースからガスらしきものが噴射されているのに気づき、山村はさらにパニックに。

果たして、閉じ込められた3人の運命は...そして、犯人の真の目的とは!?

【第9話】

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「七つの大罪」連続殺人事件発生!?
変死体の写真が各所轄に送り付けられた5つの事件。犯人は同一犯?写真にはアルファベットの文字列...そこに隠された意味とは!?
ある朝、船越慶一郎(船越英一郎)が神妙な面持ちで葬式に向かった。新人時代に出会った憧れの弁護士・斉藤ゆり(斉藤由貴)が病死したのだ。そんな折、考察一課は都内で起きた5件の殺人事件に関する考察をすることに。当初は同一犯ではないと見ていたが、被害者を撮影した写真が各所轄に送りつけられたことから、同一犯の可能性が一気に浮上。だが目的がわからず、連続殺人犯=シリアルキラーの思惑を明らかにして欲しいという。

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