現在のお店を開業したのは、ふみおさんが29歳のとき。ラーメン屋さんをして貯めたお金の他に「銀行から1億円借りた」状況だったため、開店当初から10年間くらいは定休日もなく、必死で働いたといいます。

お子さんたちも、学校が終わると家ではなくお店に来て、閉店するのを待って一緒に帰宅する生活を送っていたそうです。「子育てと仕事で目一杯で。土日遊びに行くことはなかった」と、ひさこさん。

「小さいとき、一緒に出かけたりできなかった、大人になってからやっとみんなで出かけるようになった」という娘さんの言葉に「すごい寂しい思いをさせたね」と、ひさこさんは申し訳なさそうな様子でしたが、ふみおさんは「我が家に生まれた宿命でしょう」と、屈託のない笑顔で返します。

すると、「必死こいてやってきたから。その分、今楽しんでいる。今やっと余裕ができた」と、ひさこさんもつられてニッコリ。今は月に2回ぐらいは連休をとる余裕もあるといいます。「なんせ、あと20年やるつもりですから」と、宣言するふみおさんの笑顔にはパワーがみなぎっています

そんな働き者のご夫婦の夢は「子どもたちと一緒に温泉に行く」こと。実はまだ、「みんなで一泊はした事ない」そうです。「そのためにも頑張って働かないと！」と、気合が入ります。

何十年も通う地元のお客さんたちに支えられたお店は、「コロナでもお客さんは減っていない」そうで、「（開業）37年目に入る、奇跡ですよ」と、ふみおさん。

お店を愛するお客さんと、「20人の一泊旅行」のために、これからも元気にお店を続けてください！ 応援しています！

次回の「家、ついて行ってイイですか？」は、ゲストに北大路欣也、陣内智則、須田亜香里／島崎和歌子、千賀健永（Kis-My-Ft2）を迎えて、【涙と笑顔で心温まる冬ドラマ3時間SP】をお届けします。

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どうぞお楽しみに！