村上ファンド2世VSひろゆき&成田悠輔「親の金でやってるお飾りでは?」

公開: 更新: テレ東プラス

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米イェール大学助教授の成田悠輔さんと、2ちゃんねる創始者の西村博之(ひろゆき)さんが、日本や世界の根本的な問題に新しい視点を提供し再定義するトーク番組『Re:Hack』。

今回は、かつて『ハゲタカ』の代名詞として日本を揺るがした村上ファンドの代表である村上世彰さん・・・ではなく、そのご令嬢の村上フレンツェル玲さんをゲストにお招き! 玲さんは現在、村上財団代表理事という肩書で様々な投資を行っているそうだが、巨額の村上マネーを用いて、どのようなことに投資をしているのかなど『投資家』という立場での社会貢献について徹底的に議論を行うーー!

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村上ファンド事件から16年・・・

まずは村上ファンドの説明から。村上ファンドは村上世彰さんが代表を務めた投資ファンドであり、2002年に大手アパレルメーカー『東京スタイル』の大株主になったことで世間の注目を集める。
その後、ニッポン放送、日本フエルト、住友倉庫、タカラ、大証、阪神電鉄など、各業界を代表する大企業の大株主になっていったことで、安値で買い叩いた株式を高値で売り抜く『ハゲタカ』の象徴として恐れられることになる。

しかし、村上帝国の栄華は長く続かず、2006年にインサイダー取引で逮捕をされ、表舞台からは姿を消すことになったーー。

そんな村上ファンド事件から16年以上の時を経て、世間では村上ファンドの名前は聞かなくなったものの、村上一族の投資活動は脈々と続いていたようで、今回は村上世彰さんの次女である村上フレンツェル玲さんが登場。
玲さんは、今年1月に姉の村上絢さんから引き継ぐ形で、一般財団法人村上財団の代表理事に就任。社会貢献のための投資を行う財団ということで、YouTubeの画面から日々社会貢献を目指しているひろゆきさんと成田さんと濃厚な意見交換をすることに。

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単純労働者を差別するシンガポールは過ごしやすい!?

現在、シンガポールを拠点に生活をしている玲さん。そこで、和やかなシンガポールトークで番組はスタート! しかし、そんな空気も束の間、シンガポールの自慢ばかりする玲さんに「外国人に人権がない国に住んでいて過ごしやすいと言われても・・・」とひろゆきさんが先制パンチ。たしかにシンガポールは、「外国人労働者は妊娠したら即刻退去」というような無慈悲な政策が有名だ。

これに対して玲さんは、「外国人労働者といっても上と下があって、下の人はキツイ。政府は賢い判断をするので、上の方はそうでもない」と主張。ひろゆきさんはすかさず「単純労働者を下と言ったり、その人たちを虐げる政策をする政府を『賢い』と表現したり、明らかに自分が上という発言はどうかと・・・」とツッコミを。

村上ファンド帝国のご令嬢が持つ帝王思想の片鱗が少し現れたところで、寝起きのひろゆきさんとの論戦の火ぶたが切って落とされた。

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女性リーダーを支援する村上財団とは?

シンガポール批評はこの辺までにして、本題の玲さんの活動について。まずは玲さんが代表を務める村上財団。村上財団は、父である村上世彰さんが投資で得た収益を元に運営されている財団で、初代の代表は姉の絢さんが務めていた。そのため、絢さんが関心のあった『女性活躍推進』などの社会課題を解決するために資金が使われており、玲さんもその意思を引き継ぐ形で運営しているという。

玲さんが立ち上げた『村上財団パブリックリーダー塾』もその一環であり、将来政治家を目指している10~30代の若い女性たちを支援するためのプラットフォームを標榜している。

ここまでずっと何か言いたげだったひろゆきさんから「父のお金でやっていて、それを使う決定権も父ならば、代表と言ってもお飾りでは?」と剛速球。玲さんは「父にお伺いを立てて意思決定をしているのは事実」とこれを認めた。

勢いづいたひろゆきさんは「親の金で代表やっている人がリーダー論を語るべきではないのでは?」と追撃。「私がリーダー論を語るのではなく、理念に賛同をした講師が集まって講義をしている」と冷静に回答する玲さん。
「理念ではなく親の金を目当てに集まっているだけでは・・・?」とまだまだ食い下がるひろゆきさん。寝起きだから機嫌が悪いのか・・・。

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なぜ自分は出馬しないのか?

ここで、優しい成田さんが「ひろゆきさんのまとめ方はやや悪意がある」と玲さんをフォローし、「組織としてどのような目標・KPIを持って活動をしているのか?」と質問を。
始めた時は「塾の参加者がどれくらい選挙に出馬するか? 勝利するか?」などの定量目標や「国会の施策が多様化されたか」という定性的な指標も考えていたそう。しかし、どれも短期的に達成するのは難しいKPIだとわかったので、今はメディアに取り上げられることで、考えを訴求していくことに価値を見出しているとのこと。

若干柔らかいKPIを聞いたひろゆきさんが「(玲さんは)いつ出馬するんですか?」と食い気味に質問すると、「出馬する気はない」と断言。玲さん自らが出馬するよりも、現在のようなポジションで政治家を目指す人を支援した方が、効率的で効果的と考えているからだという。

「自分が出馬する気はないのに支援しますっておかしくないですか?」とひろゆきさん。すると玲さんは、「財団の資金があるので、時間や収入などを気にせず支援にコミットできるのは自分しかいない。今は自ら政治家になるよりは効果的だと考えている」と話した。「効率とかではなく、政治家になると批判を受けやすくなるのが嫌なだけでは?」と、まだまだ何か言いたげなひろゆきさん。

近道は政治家への献金と番組スポンサー!?

いつもより追撃が激しいひろゆきさんに対し、成田さんは「表に出ない形で支援するのは、ブレーンや秘書も同じと言えるのでおかしくはない」と優しくフォロー。
成田さんとしては、玲さんが出馬するしないよりも"村上財団の莫大な資産でどのようなインパクトを日本の政界にもたらそうとしているのか"という点が気になる模様。そして、そのインパクトが最も残せるのは、玲さんがやろうとしている真面目な正攻法ではなく、政治献金による癒着や地上波番組などのメディアスポンサーになることでの国民への刷り込みなのではないかとダーティーな提案ーー!

さらに「本当に目的を達成するには汚いこともするべき。かっこいいことだけをしたいように見える」とひろゆきさん。果たして玲さんは、お父さんからの莫大な資産と有益な時間を使って、日本の女性政治家を増やすことができるのかーー? 議論の続きは日経テレ東大学で!

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