M-1王者・錦鯉「どうしようかなと思って...この先の道」渡辺が職人に転身！？：盛ラジオ

「事前に配信されているラジオ」の「元ネタとなった実際のロケ映像」を見て、芸人がラジオでどこの話を盛ったのか、話術・構成・脚色によって面白く演出する力＝"盛力（もりりょく）を検証していく「盛ラジオ」（毎週木曜深夜1時放送／テレビ東京ほか）。

第5回で盛力を試されるのは、「M-1グランプリ2021」チャンピオンの錦鯉（長谷川雅紀、渡辺隆）。架空のラジオ番組で、日本の伝統工芸である江戸切子を体験するロケを敢行し、ロケで起きた内容を元ネタにラジオを収録。ラジオは、Spotifyで配信中のラジオ番組「盛ラジオ」で配信中。

ここでは、ラジオの一部を紹介！クセの強い職人さんとロケをしたように聴こえるが、どこまで盛っているのか？

とにかく早口の職人さん

ロケの時は天気に恵まれないという錦鯉だが、この日は良好。また、長谷川は、いつもは移動中にロケのシミュレーションをしているが、この日は「ドカベンルール」の動画で頭がいっぱいで何も考えなかったため、いつもより伸び伸びとロケができたという。

ドカベンルールの話題が広がり、なかなか本題で入らない錦鯉だったが、ようやくロケの話へ。今回二人は、「大久保硝子工芸」で江戸切子を体験してきたという。

長谷川「江戸切子って、リスナーの方は何かわかります？」
渡辺「雅紀さんから江戸切子の説明いいですか？」
長谷川「江戸切子っていうのは、エド・はるみのいとこなんですよね」
渡辺「いい？それで」
長谷川「あまりよくないですけど！
とりあえずいいです、話が進まないんで...」

ロケの話が全く進まないため、さすがの長谷川も自粛した...かと思い機器や、そこから脱線し、長谷川宅の食器事情に。ひとしきりしゃべった後、ようやく職人さんのもとへ向かったことを話し始める。

渡辺「閑静な住宅街にありまして、
3階建てのオシャレデザイン一軒家」
長谷川「職人って聞いたら、仙人みたいなイメージしてた」
渡辺「雅紀さんが見てきたら
『すごい若くて怖そうだった』って」
長谷川「窓から覗いてね」
渡辺「気を引き締めて行ったら、
優しい爺さんが出てきた」

この道55年、70代の職人さんは、内閣総理大臣から叙勲されたり海外の新聞で特集されたりとスゴい人だった！しかも、優しくフレンドリーなのだが...

長谷川「早口でしたよね～」
渡辺「めちゃくちゃ早口で、俺7割方聞いてなかったもんね」
長谷川「あの落としでね、あんなに早口でしゃべれないですよ、普通。
めちゃくちゃ元気」
渡辺「まじさ、昔、植田まさし先生の漫画のさ外国人出てきた時さ
ペラペラペラペラって書いてあったじゃん」
長谷川「はいはいはいはいはい」
渡辺「外国人がしゃべってる時に、あれだったもんね。耳に入ってくる。
ペラペラペラペラペラペラペラペラ」

伝統的な模様だけでなくスカイツリーなどを彫り、新境地を開拓した職人さん。昔は「邪道だ」と言われたという話も。

渡辺「説明は一応したんだろうね。
でも早口だからみんな聞き取れなくて、
じゃあいいやってなったのかもしれない」
長谷川「こんなのばっかりじゃ古いんだ！
こういう新しいのも取り入れていかなきゃだめなんだ！
ていうのを早口で」
渡辺「それを8倍速ぐらいで言って」

あまりにも早口すぎて、理解してもらえなかった!? これだけ2人がイジリ倒す"早口"とは、一体...!? そして2人は、江戸切子のグラス作りを体験。作業中は職人さんがサポートをしてくれるのだが...

長谷川「後ろから手を添えて、テニスを教えるみたいな」
渡辺「端的に言うと映画『ゴースト』みたいな。
雅紀さんもバカ二人羽織みたいになってた」
長谷川「優しく教えてくれましたけどね」
渡辺「手を添えて口で説明するんだけど、
早口だから何言ってるかわかんない。
早口とガラス削る音で、どっちが喋ってんだろ？みたいな。
ペラペラペラとキリキリキリがリンクしちゃって」

やはり早口の話題になってしまう。しかし、これが渡辺の人生を変えるかもしれない体験となった！？

渡辺「興味を持ってしまったんで、
どうしようかなと思ってんだよね。
この先の道として」
長谷川「そこは俺たち漫才で頑張って」
渡辺「明日仕事がなくなるかもしれない。
そうなる前に江戸切子の技術を身につけて、
そっち側でいくかもしれない」
長谷川「実際これを長年やっていくとしたらまた違うからね？」
渡辺「でも江戸切子の技術、身につけたい。
（職人さんが）弟子がいたけどいなくなっちゃったみたいな話をしていて」
長谷川「言ってましたね」
渡辺「早口すぎたのかな」