オードリー若林、タモリの一言に「あっ終わった...」:あちこちオードリー

公開: 更新: テレ東プラス

裸のトークバラエティ「あちこちオードリー」(毎週水曜夜11時6分放送)。11月16日(水)の放送は、「マニアにもメジャーにも刺さっている2人」清水ミチコと、長谷川忍 (シソンヌ)が来店。MC番組急増中の長谷川とオードリーに意外な共通点が!?

ショーパブから世界観コントへ

シソンヌは、独特な世界観のコントで、2014年「キングオブコント」の王者に輝き、最近では長谷川はゴールデン番組「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)や「黄金の定食」(テレビ東京)など、MCの仕事も増えている。

本人いわく、番組全体ではコーナーを任される段階で、MCはまだ勉強中とのこと。現状については、「ひと昔前の吉村さん(平成ノブシコブシ)と思ってもらえれば」と、わかりやすい例えで説明する。

ベテラン感漂う長谷川だが、実はオードリーと同い年の44歳。NSC(吉本興業の養成所)に入学したのは26歳と遅かった。その理由は、20歳で東京に出てきたものの、当時ダウンタウンが「NSCに入るのはダサい」と言ったのを真に受け、NSCに入らなかったのだ。

しかし、芸人への道筋がなく、考えた末、麻布十番のショーパブでアルバイトをすることに。MCとして、モノマネ芸人の小ボケにツッコんだりしながらステージを進行していた。

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ショーパブではなんとなく人前に立てていたものの、芸人になりたい長谷川にとっては生殺しの状態。「これではらちがあかない」と、ショーパブの店長にお金を借り、26歳の時にNSCに入学。相方のじろうに出会った。

ショーパブで鍛えた流暢なしゃべりの長谷川だが、芸人として歩み始めた最初の頃は「水商売臭ぇな」と言われていたという。オードリ―も同じくショーパブ出身、若林は「ショーパブのこと、ちゃんとしたお笑いライブの芸人は嫌いだよね」と、ある体験を切り出す。

売れ始めてすぐに、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)のレギュラーに抜擢されたオードリー。番組MCのタモリから「30歳まで何してたの?」と聞かれ、「ショーパブ出てました」と答えたところ、ボソッとタモリがつぶやいた。「俺、ショーパブ嫌いなんだよ」

これを聞いた若林は「『あっ、終わった』と思った」と思ったという。今ならイジってもらえたのだと分かるが、当時は若く経験も少なかったため真に受けてしまったと振り返った。

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お互いのジョーパブ時代、店同士で交流があり、長谷川は当時からオードリーという名前だけは知っていた。ショーパブでコンビでやっている芸人はほとんどいないため、コンビでやりたいと思いながらMCを務めていた長谷川は「羨ましい」と思っていたそう。