ひろゆき妻&ハーバード大助教授と考える「SNSの炎上対策」攻撃感情はどこから生まれるのか?

公開: 更新: テレ東プラス

では、なぜ人々はSNSを通じて『キャンセルカルチャー』に参加をしてしまうのか? 内田先生は脳ベースで考えると理解しやすいと解説。

人間は進化の過程で社会性を獲得し、群衆の中で承認されることを本能的に求めるようになったという。他者から承認されると脳みそから報酬成分が出て快感が得られるため、さらに承認されたいというサイクルが生まれるそうだ。

そしてSNSは『承認欲求』を満たすために最適な環境となっており、SNSの運営側も理解して運営しているため、ハマってしまうのは仕方ないことだという。

つまり、SNSで誰かを群衆で攻撃することと、村人全員でマンモスの狩りをすることは、脳みそに与える刺激としては非常に似ているのかもしれないーー。

あなたの攻撃感情はどこから?

SNSは人間の本能とも言える承認欲求を満たすために最適な場所であり、それ故『攻撃衝動』も生まれやすくなっていることは理解できた。

では、その『攻撃衝動』をどのように制御すれば良いのだろうか?

内田先生は、他者を攻撃(反撃)したいと思う動機をいくつかのパターンに分類することで、自分の感情を整理することができると解説。

①自分を守るための攻撃(反撃)
②自分が嫌いな人が攻撃されていることに乗っかる攻撃
③承認欲求を満たすための攻撃
④群集心理・同調圧力による攻撃
⑤自分の主張をするための攻撃

ざっくりと上記5パターンが存在しており、①は必要な行為とも言えるが、②~⑤は必ずしも正当化される行為ではないとも言える。

このように、自分の感情を一度立ち止まって整理し、受け入れることで、流れの早いSNSであっても、衝動的な行動を抑えられるのではないかという。

果たして、SNSは考えの分断を増幅させるツールではなく、理解し合えるためのツールとして利用していくことは可能なのだろうかーー。続きは、日経テレ東大学で!

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※番組情報
ひろゆきの妻vsハーバード大学助教授】SNSの「攻撃」から身を守れ【メンタル】

出演:
高橋弘樹(テレビ東京プロデューサー)

ゲスト:
内田舞 (ハーバード大学医学部助教授)
西村ゆか(webディレクター・ひろゆきの妻)

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