「孤独のグルメ」海外ロケでも人だかり!台湾編の放送翌日に現地で驚きの出来事が!?

公開: 更新: テレ東プラス

2012年1月にスタートしたグルメドラマの金字塔「孤独のグルメ」が放送10周年を迎え、この10月よりシリーズ10作目となる「孤独のグルメSeason10」(毎週金曜日深夜0時12分放送 ※11月18日は深夜0時22分から/テレビ東京系)が放送中。

Season"10"を記念して、原作者で本編放送後の人気コーナー「ふらっとQusumi」にも出演中の久住昌之先生に、特に印象的だった"10"のエピソードをうかがう連載「ふらっ"10"Qusumi」を毎週公開していきます。第2回は、海外での人気ぶりがわかるエピソードを!

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【ふらっ"10"Qusumi エピソード4】

個人で輸入雑貨の貿易商を営む主人公・井之頭五郎(松重豊)は、出張で海外に行くことも。以前のインタビューで「中国や韓国からの旅行者にも声をかけられるようになりました」とおっしゃっていた久住先生、海外ロケでも思い出深いことが!

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放送を見てすぐ台湾に飛んだファンも!
「初の海外出張編(Season5 第4話・第5話)は台湾だったんだけど、ドラマの放送当日は、(ドラマの音楽を担当する)The Screen Tonesの台湾公演に行っていて放送は見れなかったんですよ。翌日、五郎さんが食べた店で写真撮ろうと行ってみたら、もう日本からお客さんが来てたの! 深夜に放送を見て、朝キャンセル待ちでチケット取って来たんだって。しかも店の名前も分からないようなところだったし、特定もできなかったみたいなんだけど、いろんな人に聞いて来た、と。あれはさすがに驚いた」

「孤独のグルメ Season5」
第4話「台湾宜蘭県羅東の三星葱の肉炒めと肉豚の紅麹揚げ」
第5話「台湾台北市永楽市場の鶏肉飯と乾麺」

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台湾、韓国でも大人気
「ドラマは台湾でも人気で、ものすごく声をかけられました。駅の改札の人に『クスミサン!』って声をかけられたのはビックリしましたよ(笑)。韓国編(Season7 第9話・第10話)の時も同じで、釜山でもソウルでも、撮影をしていると人が集まって大変でした」

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「孤独のグルメ Season7」
第9話「韓国チョンジュ市の納豆チゲとセルフビビンパ」
第10話「韓国ソウル特別市の骨付き豚カルビとおかずの群れ」

来週は、「孤独のグルメ」ファンの大物芸能人とのエピソードを!

久住先生の10の印象的なエピソードを紹介する「ふらっ"10"Qusumi」1~3はこちら

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次回の「孤独のグルメSeason10」第7話は?

第7話
渋谷区「笹塚」。ゴルフのティーチングプロである石井隆史(飯塚悟志)の依頼でオーダーメイドのゴルフバッグの商談をしに来た五郎(松重豊)。しかし、レッスン生たちを指導するのに夢中な石井は、五郎との商談中にも生徒たちが気になり、全く話が進まない。何とかデサイン案を送ることで合意したが、商談後に体格の良さから五郎もゴルフに誘われそうになるが、隙をみて何とか逃げ切る。あのままレッスン受けていたら遅くまで・・・と思うと腹が減り、お店を探すことに。駅前まで戻る道中で料理の看板メニューを見つけたかと思いきやまさかの美容院で落胆。しかし、すぐ近くに手打ちそば・うどんの文字が!お店の面構えと無駄を削ぎ落したシンプルな看板にただならぬ期待感を感じた五郎はいざ店内へ。溢れんばかりの沖縄色満載な雰囲気とお店の装飾。そして、メニューや産地情報は様々で、ルーツが見えず食の揺さぶりをかけられる五郎。果ては南から北までダイナミックな料理の数々が並ぶ摩訶不思議な蕎麦屋で五郎が選んだ今宵の料理とは。

(取材・文/橋本達典)

【プロフィール】
久住昌之(くすみ・まさゆき)
1958年7月15日生まれ。東京都出身。1981年、和泉晴紀とのコンビ・泉昌之の「夜行」でデビュー。実弟の久住卓也とのユニット「Q.B.B.」の『中学生日記』で文藝春秋漫画賞を受賞。ベストセラー「孤独のグルメ」「孤独のグルメ2」(作画・谷口ジロー)、「花のズボラ飯」(作画・水沢悦子)、「野武士のグルメ」(作画・土山しげる)の原作を担当。その他、エッセイ、切り絵、童話のみならずミュージシャンとしても活躍を続けている。最新刊は「勝負の店」。