山田邦子”1カ月のギャラが1億円”貧血で視界が真っ白に、耳鳴りに悩まされた過去も。壮絶な現場エピソード明かす

公開: 更新: テレ東プラス

親戚の勘違いを川中美幸さんが大笑い

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――10月12日に、「いたって真面目な歌謡曲ミニアルバム」をコンセプトにした『ザ・山田邦子カーニバル!』をリリースされました。アルバムに参加した大物演歌歌手の川中美幸さんとは、過去にエピソードがあるそうですね。

「美幸さんが先にデビューされて、『ふたり酒』が大ヒットした頃、私もちょうど売れ始めたんです。当時、親戚が『邦子は最近、演歌が上手くなって歌を歌っている』と。何のことかと思ったら、美幸さんもちょっと顎が…。でね、美幸さんを私だと勘違いしていて。本当に美幸さんに失礼ですよね(笑)。
それを美幸さんにお会いした時に話したら、大笑いしながら、『いつか一緒に歌いたいわね』と言ってくださったんです。

その念願が叶って、一緒にデュエットしたのが『明日は今日より』という曲。
『明日いろんなことがあるけど、がんばっていこうね』という曲で、今回のアルバムで1番気に入っています。美幸さんも『この曲は明るくて、前向きになれるからいいね』と言ってくださって、今2人で一緒に披露できる場を…と、いろいろ動いているところです」

――アルバムでは、若手イケメン演歌歌手として注目の22歳、青山新さんともデュエットされています。

「『銀座の恋の物語』のように、カラオケで歌えるような曲ができたら…と思ってできたのが、『あの日の恋物語』です。すごく歌いやすい、素敵な曲に仕上がったので、ぜひ皆さんにも歌ってもらいたいですね。新くんがとても若いので、私が相手だと恋人というより、親子みたいになっているのが申し訳ないですけど(笑)。

新くんもそうですが、最近の若手イケメン演歌歌手は楽曲を提供してくださった水森英夫先生の門下生が多くて、そのツートップが氷川きよしくんと山内惠介くん。

水森先生の門下生たちには親しくしてもらっているんですけど、山内惠介くんに『レコーディングが20年ぶりで、緊張する』と言ったら、アドバイスをいっぱいくれてね。『プロポリスの飴を舐めた方がいい』とか『お湯を少し飲んで』とか、後輩なのに(笑)いろいろ助言してくれました」

――若手芸人だけじゃなく、若手演歌歌手の方とも交流が多いのですね。

「今はスケジュールが全然合わないほど売れている純烈とも、以前はよくごはんを食べましたね。みんなガタイが大きいから邪魔だし(笑)、1人だけ奢るわけにもいかないから、ずいぶんお金もかかりました(笑)。でも、売れて本当に良かったし、忙しいだろうに今も連絡を取り合えているのも、うれしいですね」

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いたって真面目な歌謡曲ミニアルバム『ザ・山田邦子カーニバル!

【山田邦子 プロフィール】
1960年東京都出身。お笑い芸人、タレント、女優、歌手、漫談家。高校生の頃より多くの素人参加番組で人気となり、短大卒業後に芸能界デビュー。お笑いブームを背景に、多数のレギュラー番組を持ち「唯一天下を取った女性ピン芸人」と称される。現在は舞台のほか、YouTube「山田邦子 クニチャンネル」でYouTuberとしても活躍。10月12日には歌謡曲ミニアルバム『ザ・山田邦子カーニバル!』が発売された。

(取材・文/鍬田美穂 撮影/渡邉茂樹)