一度は諦めた夢のその先を...プロのダンサー&アーティストが再びオーディションに挑む理由:Dreamer Z

公開: 更新: テレ東プラス

Z世代のスターを発掘する「~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」(毎週日曜夜9時放送)。10月9日(日)の放送は、LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」男性部門の第二章に新展開! 第二章に参加する新メンバー9人を紹介した。

新メンバー9人とは!?

「iCON Z第二章」は、敗者復活組の13人に、別のオーディションから選抜された9人が加わり、22人で行うことが発表された。世代もバラバラで、中にはプロで活動していたメンバーも。合流する9人の精鋭は、どんな経歴の持ち主なのか?

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こちらの5人は、2020年に設立された日本発・世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に所属するプロのダンサー。ダンス界の超エリートたちがオーディションに挑むのには、それぞれ切実な思いがあった。

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トップチームの若いエース、古嶋滝(たき)。幼い頃からマイケルジャクソンに憧れ、実力者揃いの「D.LEAGUE」の中で最優秀ダンサーの称号を2度も獲得。そんな彼が参戦を決めた理由には、ある人物の存在が大きく関わっていた。

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一人暮らしの滝の自宅を訪ねてきたのは、第一章ファイナリストの夫松健介。実は2人は幼なじみで、大阪のダンススクールで出会って以来、互いに切磋琢磨してきた。

ダンサーとして先にプロのステージを踏んだのは滝だが、健介が歌って踊れるアーティストを目指し、「iCON Z」でファイナル進出。健介が歌とダンスで会場を沸かせる姿を目の当たりにした滝は、アーティストへの情熱に火がつき、迷わずオーディションに参加したという。

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佐藤陽(ひなた)は、15歳の時、当時最年少で「D.LEAGUE」に加入し、大阪から上京。若くしてプロで活躍するも、当初は先輩たちとの実力差に圧倒され、人生で初めて挫折を味わったという。

食らいつこうと必死で踊り込んだ努力が実を結び、チームは2021年リーグ優勝。陽はようやくプロのダンサーとしての自信を手に入れた。

支えになっているのは、故郷の大阪から仕送りをしてくれる母。「このチャンスを絶対につかんで、ハワイに家族の別荘を建てられるくらい、大きくなりたい」と夢を語る。

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伊東弘之助(こうのすけ)は、ストリートから発掘され、ダンス歴5年でプロになった逸材。20歳でDリーガーに抜擢されるまで、茨城県神栖市でストリート仲間と腕を磨いてきた。

彼にプロへの意識を芽生えさせてくれたのは、ダンスの師匠であるYUYAさん。EXILEの前身である「J Soul Brothers」から派生した伝説のダンスグループ「J.S.B.Underground」のメンバーだ。

「J.S.B.Underground」として活躍する傍ら、地元・神栖市でダンスを指導するYUYAさんの教え子の一人が弘之助。最先端のダンスシーンにいながら、神栖市のための活動も欠かさず続けてきたYUYAさんに憧れる弘之助は、「自分もトップアーティストになって、その思いを受け継ぎたい」と第二章への挑戦を決めた。

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桑原巧光(たくみ)は、早稲田大学に在学しながら、体をはじくようなダンススタイルで「D.LEAGUE」最年少のチームリーダーとして活躍。

福島出身の巧光がダンスを始めるきっかけとなったのは、東日本大震災だった。震災により大好きだった野球ができなくなり、姉が通うダンススタジオに遊びに行ったところ、その魅力に取りつかれた。

瞬く間に才能を開花させ、ダンス歴わずか4年で全国レベルのダンスバトルで優勝。数々のダンス大会に出場する巧光を、家族がサポートしてきた。

なかでも父・和哉さんは、全面的に協力。勉強もおろそかにせず、早稲田大学法学部に現役合格したことに、和哉さんも大喜びしてくれたという。

上京後は、大学生とプロダンサーの二足のわらじで活動。そして今年の春、「iCON Z」第二章への挑戦を家族に報告したが、「全てが中途半端になるのでは」と、初めて和哉さんからストップがかかった。巧光は全力で挑むことを約束し、その本気の覚悟に和哉さんも納得してくれたというが、決意も新たにしたその矢先...

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大動脈瘤破裂で、和哉さんが死去。息子の新たな挑戦の始まりを見ることなく、帰らぬ人となってしまった。

「それぞれにバックボーンがあって、その中で挑戦してきているという覚悟は同じなので。どんなことが起きようとも、気持ちが一歩でも引いてしまったら、厳しい世界だと思う」と決意を語る巧光。父と誓った約束を胸に、第二章に挑む。

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13歳にしてアメリカのダンスバトルを2連覇するなど、天才キッズダンサーとして名をはせていた田中彰(しょう)。当時の師匠からは"地獄"というダンサーネームをつけられた。

ダンスバトルでは連戦連勝していたが、中学時代最後となる大きな舞台で、ファイナルで敗れ2位に。初めての挫折を味わい、表舞台から姿を消してしまった。

大学卒業後は一般企業に就職。ダンスは趣味で続ける程度だったが、単調な毎日に、再びダンスへの思いが湧き上がってきた。そんな彼に声をかけたのが、同じくキッズダンサーとして脚光を浴びていた巧光。会社員としての自分の将来が、なりたい自分ではないと気づいた彰は、社会人二年目を迎える直前に辞表を提出。再びダンスの世界へ戻ってきた。

サラリーマンを経験したからこそ、夢に向き合う大切さに気づいた彰。夢を再び確かなものにし、第二章に参戦する。

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その他、EXILE ATSUSHIの「夢応援プロジェクト」からグランプリ受賞者の佐々木陸、コーラスグループ「DEEP SQUAD」から宇原雄飛(うはら ゆうひ)、杉山亮司、比嘉涼樹(ひが すずき)が参戦! トップアーティストも絶賛する逸材とは?