「タワマンを禁止するべき」森永卓郎&康平親子VS藤巻健史・健太親子が日本の未来を大激論

公開: 更新: テレ東プラス

日経テレ東大学」YouTubeチャンネルで配信中!

メインMCに経済学者の入山章栄教授を迎え、世の中に溢れる事実(ファクト)を感情論ではなく論理的(ロジカル)に読み解く、新たな経済討論番組『FACT LOGICAL』。
Season2からは、新レギュラーに乙武洋匡さんを加えてパワーアップしてお届けしている!

今回のテーマは『親子討論』。親子で"経済アナリスト"として活躍する森永卓郎・康平と、親子で政治家の藤巻健史・健太がゲストで登場。ちなみに、藤巻親子が揃ってメディア出演するのは初とのこと。この番組が初で良かったどうかはさておき、日本を代表する名物親子同士が、お互いの主張を事実・データをもとに徹底激論ーー!

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メディア初共演の藤巻親子vs大胆発言の父に苦労する森永親子

まずはゲストのご紹介から。1組目の親子は元参議院議員で経済評論家の藤巻健史さんと、現役の衆院議員(日本維新の会)である藤巻健太さん。経済評論家として有名人である父と、現役の政治家という藤巻親子。世代間の差だけでなく、経済畑と政治畑という違いでもどのように議論が別れるのかに注目したい。

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続いては、日経テレ東大学ではお馴染み!経済アナリストの森永卓郎さんと、父の背中を追って経済アナリストになった森永康平さん親子。しかし、同じ経済アナリストでも意見が真っ向から衝突することが多いそう。ちなみに、様々な発言をしてしまう森永卓郎さんへの苦情が、息子である森永康平さんのTwitterに寄せられてくるという悩みもあるようで、「父のコールセンター状態」と苦労を吐露。
本日の議論で父との溝を埋めることはできるのか、もしくは深まってしまうのかーー。

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最初の議題は、森永卓郎史上最強の問題発言!

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濃厚な2組の親子と議論を開始。最初のテーマは森永康平さんからで、「防衛費の増額は国民の平和を守るのか?」

このテーマを選んだ理由として、康平さんは「今年に入り、ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル乱発などきな臭くなっているため」と説明。康平さんに日々寄せられる父・卓郎さんの苦情の中で、最も多いのは「日本は他国に攻められても丸腰で良い」という10年以上前の発言に関するものだそう。今回は、そんな防衛費増額大反対派の父と決着をつけるためにもこのテーマを選んだと鼻息が荒い。

一方の父・卓郎さんは「丸腰ではなく竹やりだけで良いというのが正確な発言だ」と、我関せずといった様子。

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実際に、岸田政権は防衛費増額について有識者会議を新設しており、日本は世界3位の軍事大国になる可能性を秘めている。
このことに関して康平さんは、父とは真逆で大賛成派「GDP2%でも足りない」「財源がないと言っている場合ではない」と日本にとって防衛力の強化は最優先事項の1つであることを協調した。防衛力を高めることが抑止力となり、戦争が起こらない国にすることができると強く主張。

そして、藤巻親子はというと・・・こちらは親子揃って賛成派。卓郎さんだけが孤立する構図となった。

藤巻親子も基本的には康平さんと同意見。戦争を起こさないことが重要であり、防衛費増額=国防強化をすることが抑止力になるとのこと。健史さんも経済評論家の視点から「財源が足りないならば社会保障費を削るべき。働いても働かなくても同じというレベルの保障はやりすぎている」と康平さんを援護射撃する。
孤立した卓郎さんは「防衛費を増してもアメリカに流れるだけなので、自分たちで竹やりで戦った方が良い」と最後まで持論を続けて議論は平行線で終了した。