石川県のトップ校、県立金沢泉丘高等学校。毎年30人以上が東大・京大に合格!アメリカの先進企業で研修も!

公開: 更新: テレ東プラス

10月から、放送時間を毎週土曜午前10時30分にお引っ越し! 名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く情報ドキュメンタリー「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

今回紹介する名門校は、石川県立金沢泉丘高等学校。毎年、東大・京大に計30人以上が合格する北陸トップクラスの進学校で、「天下の泉丘! 憧れがあった」と語る生徒も。
番組では、高い合格実績の秘密を探るとともに、50年ほど続く創立記念祭「野外劇」に注目。受験を控えた3年生が高校生活の集大成として全力を傾ける行事で、カメラが2つの大役に挑む女子生徒に密着し、その奮闘を追った。

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石川県金沢市にある「石川県立金沢泉丘高等学校」。通称「泉」は男女共学で、全校生徒は1199人。明治26年に開校し、来年、創立130周年を迎える。

校門のアーチをくぐると、目の前にパッと広がる中庭とたくさんの緑が印象的な5階建ての校舎。登校する生徒たちの凛と歩く姿はさすが古都!

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玄関を入ったすぐのスペースは生徒ホールで、使い道は自由だが、朝から自習する姿が多いのは、進学校ならではの光景だ。

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昼休みになると行列ができるのが、公立校には珍しい食堂。一番人気はごはん大盛り自由の「日替わり定食」470円。ドカ盛りのごはんに食らいつく男子生徒たちの姿が微笑ましい。

2022年春の合格実績は、東大・京大を含む国公立に335人、早慶上理に45人、関関同立に170人。なぜ、地方の公立高校が、これほど高い合格実績を上げられるのか。その秘密の一端が、理数科のクラスにあった。
「泉」は、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の認定校でもあり、理数科では、国際的に活躍できる科学技術系の人材育成を目指している。

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中でも「サイエンスイングリッシュ」は、英語での発表や会話力を養う大切な授業。40人の生徒に対し4人の教員、さらに、外国語指導員が4人という充実した体制を取っている。
理数科は2年生になると、科学研修のためアメリカへ。先進企業を肌で学ぶことができるのだ。
プログラマーを目指す高校2年の生徒は、「シリコンバレーにある最先端の会社で学ぶことを楽しみにしている」と教えてくれた。

勉強一筋...というわけではない。「泉」は、県内トップの進学校でありながら、9割以上の生徒が部活動を行っている。2つの体育館では運動部が汗を流し、卓球専用の練習場や剣道場などのスポーツ施設が充実。放送部は、今年、3年生の奥田開斗くんが「NHK杯全国高校放送コンテスト」朗読部門で全国優勝! かるた部は、県大会6連覇、新聞部は「全国高等学校総合文化祭(総文祭)」で好成績を収め、「全国高校新聞年間紙面審査賞」で2年連続優秀賞を受賞している。

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そんな泉で、毎年秋に行われる恒例行事が、3年生による「野外劇」だ。高校生活の集大成としてクラス単位で創作劇を作り上げる。クラス全員が出演し、大道具や小道具などの裏方も全員で務めるのが特徴で、その準備期間に、受験シーズンの10日間を費やすのだ。果たしてその狙いは何なのか?

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中村義治校長は、「40人掛かってやっと一つのものができる。脚本を書いたから終わりといった分業制ではなく、みんながステージに出て一つのものを作るという経験は、勉強では得難いし、受験勉強でもできない」と話す。

そんな「野外劇に」熱心に取り組んでいるのが、ヒロインを務め、さらに大道具責任者も兼任している満田蒼生さんだ。演技経験のない蒼生さんだが、なぜ2つの大役を買って出たのか。カメラは蒼生さんに密着し、その奮闘を追った。気になる「野外劇」の全貌と合わせて、ぜひ番組で!

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この他、在校生が語る「泉」の素晴らしさや生徒それぞれが思い描く自身の将来像、家族から見た蒼生さんの奮闘、放送部・奥田くんのナレーションなどを紹介する。

10月8日(土)から、「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)の放送時間が変わります! 毎週土曜午前10時30分から放送! どうぞお見逃しなく!