海の中へ消えた彩女...不思議な二人旅がついに完結!感動の最終話をプレイバック

公開: 更新: テレ東プラス

【3行まとめ】
・ドラマ24「雪女と蟹を食う」最終話「旅の締めくくり」をプレイバック
・死ぬ前に蟹を食べ、海へやって来た北と彩女。だが、北の想いは届かず、彩女は自ら海に入っていってしまう。北は必死で浜に引き上げたが、彩女の意識は戻らないままで......
・北は彩女に託された日記を渡すため、ついに一騎と対面する

「テレ東プラス」では、最終話「旅の締めくくり」をプレイバックする。

※下記ネタバレあり

痴漢冤罪により全てを失い、人生に絶望した男・北(重岡大毅)は自殺を図ろうとするが、あと一歩踏み切れずにいた。
テレビでグルメ番組を見た北は「人生最後の日は北海道で蟹を食べたい」と思い立ち、図書館へ。そこで見かけたセレブ妻・雪枝彩女(入山法子)に狙いを定め、家に押し入り、金を要求するが、彩女に促されるがまま情事を交わしてしまう。彩女に「私も食べたいです、蟹...」と告げられた北は、戸惑いながらも2人で不思議な旅を始めることに。
旅の途中、北は彩女が死ぬために自分についてきたこと、夫で小説家の雪枝一騎(勝村政信)との間で孤独を感じていることを知る。

ついに"最期の地"と決めた稚内にたどり着き、蟹のフルコースを食べた2人。彩女の死への決意を変えることができず葛藤する北だが、その想いは届かず、彩女は一人、海に入っていった。「私の日記を彼に渡してほしいの」と言い残して...。

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「彩女さん!!」

泣きながら海へ駆け出す北。波をかき分け、無我夢中で彩女を探す。
なんとか見つけ出して浜に引き上げると、まだ息があることを確認して人工呼吸をする。
しかし彩女は目覚めない。諦めず、何度も人工呼吸を繰り返す北。

「彩女さん! 死ぬな、死ぬな...!」

彩女は病院に搬送された。ストレッチャーで運ばれる彩女に付き添い、北は治療室に入ろうとするが、看護師から「すみません、こちらでお待ちください」と止められる。
取り残された北は、何かを思い出し、足早に病院の外へ向かうのだった。

(彩女さん、一緒にいられなくてごめん。でも...)

(俺には、やることがある)

苦渋の表情で走り出す。

2人で宿泊していたホテルに戻ってきた北。テーブルの上には、彩女の鍵付きの日記と、何かが入った包みがきれいに並べて置いてある。包みを手に取り、開けてみると...

「包丁...?」

中には三徳包丁が入っていた。不審に思いながらも包丁を脇に置き、鍵を開けて日記を見る。

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最初のページには「雪女と蟹を食う」という文字。北はページをめくり、日記を読み始める。

日記は「私の凡庸な日常は、一瞬にして終わりを告げた」という一文から始まり、旅の行程や、彩女の心情が細かく書き留められていた。

〜〜〜

大人の夏休み----久しぶりの開放感にそんな言葉を口にするほど、私はなぜか浮かれていた。

×

この人と死ぬのだ...そう思うと、不意に彼がかわいそうで愛おしくて...。私は布団から出て彼と口づけを交わした。

×

私の手をつかんだ彼のまなざしには、出会った時とは違う光が宿っていた...。もしかして、彼はもう死ぬ気がないのかもしれない...。もしそうならば、今のうちにしっかり確認しておかなければならない。

×

生気に満ちた彼に激しく抱かれながら、私はようやく一人で死ぬ覚悟を決めた。
彼は生きなければならない。いや、生き続けて欲しい。私を...覚えていて欲しい。

×

必死に私の本心を尋ねる彼に、全てを打ち明けたい衝動に駆られる。でもそうすれば、彼はもう、私と一緒にいてくれないだろう。だから私は、私を演じ続けた。

〜〜〜

彩女との日々が走馬灯のようにフラッシュバックし、北は涙をこぼす。泣きじゃくりながら読み進めると、最後のページには...

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「北さん 最後まで一緒にいてくれてありがとう」

そうつづられていた。北は声をあげて泣き崩れ、涙でにじんだ最後のページを破る。

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