オリーブ農家さん直伝!味の決め手はオリーブオイル!南蛮漬け&特製卵かけご飯の作り方

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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9月12日(月)は、茨城県鉾田市で昼めし旅。茨城県といえば、メロンの生産量日本一。中でも鉾田市は県内有数のメロンの産地です。この時期、旬を迎えるのはアールスメロン。強い甘みととろけるような食感はまさに極上のおいしさ。そんな鉾田市を、元アイドルで俳優の長谷川百々花さん(15歳)が、昼めし旅初登場&人生初ロケでアポなしご飯調査に挑戦します。

親子二人三脚で作る! 鶏の甘辛煮&濃厚シジミ汁

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海岸などで声をかけるも、なかなかお昼ご飯を見せてくれる人が見つからず、場所を変更した長谷川さん。地元の新鮮な野菜や果物を販売する直売所「サングリーン旭」にやってきました。

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採りたてのメロンを使ったスイーツが大人気だそうです。直売所で働く職員さんに声をかけると、親切にもご飯を見せてくれそうな人を探してくれることに。そこで休憩所で出会った従業員の間船さんに例のお願いを。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立! お仕事終わりにご自宅へお邪魔することになりました。

息子さんと二人暮らしをしている間船さん。息子さんは過労や重度の熱中症などが原因で8年ほど前に病に倒れた経験があり、今は親子二人三脚で家事を行っているといいます。

まずはシジミ汁から。家の目の前にある湖でとれたシジミを使います。新鮮なため、味付けは塩だけ。器に盛りつければ,間船家定番のシジミ汁の完成。見るからに出汁が出ていておいしそうです!

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続いてレンコンサラダを作ります。地元産のレンコンを薄くカット。水菜やレタスも食べやすいサイズに切ったら盛りつけます。次にドレッシングも作ります。黒酢をベースに、ゴマ油とサラダ油を加え、醤油をひと回し。さらに砂糖も少々加えたらアクセントに七味唐辛子を少々加えて手早く混ぜて出来上がり。

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最後に「鶏の甘辛煮」を作ります。鶏むね肉を食べやすい大きさに切ったら炒めます。そこへ酢、醤油、砂糖を入れて煮込み、仕上げにレタスを投入。レタスがさっと温まったら出来上がり!

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こちらが間船さん家の晩ご飯。

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醤油や白だしなどで味付けしたカボチャの煮物も並びました。鶏の甘辛煮をごちそうになった長谷川さん、「酢が入っているけど酸っぱくなくてお肉の旨味があってとってもおいしいです」とにっこり。息子さんご本人はもちろん、母親の間船さんも病気のことでつらい思いをしたこともあったといいます。それでも息子さんに対して「笑っていてくれればいい」と明るく話す姿が印象的でした。これからも二人三脚でがんばってください! ごちそうさまでした!

オリーブオイルをふんだんに使ったレシピが続々!

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続いては、番組ディレクターが香川県高松市でご飯調査。

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「oki olive」という看板に惹かれて入ってみると、オリーブ農家の澳(おき)敬夫さんに出会いました。澳さんは3年ほど前からご自宅で1日1組限定のゲストハウスを経営しているそうです。ではさっそく例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

まずはオリーブ畑へ向かいます。澳さんは、8年ほど前に脱サラし、約2万坪の敷地を開拓して1500本のオリーブ畑を作ったそう。「WWOOF(ウーフ)」という、無料で食事と宿泊場所を提供するかわりに農作業を手伝ってもらうという仕組みを取り入れており、澳さんはこれまで20カ国以上の方々を受け入れてきたといいます。3年ほど前からオリーブ畑にガーデンカフェをオープン。絶景と自家製のオリーブオイルを使ったランチを楽しめます。

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こだわりは、熟す前の緑色の実を使い、収穫して4時間でオリーブオイルにすること。そのため非常に濃い緑色をしています。フレッシュな果実味あふれるオリーブオイルと評判で、都内の三ツ星ホテルでも使われているそう。

いよいよカフェでご飯作りを拝見します。

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まずは、瀬戸内海でとれた天然のタイと、薄切りにした地元産のタコ、北海道産のホタテを刺身に。オリーブオイルを垂らした醤油でいただくのが澳さん流です。

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2品目はキュウリのマリネ。三杯酢とオリーブオイルに3日ほど漬け込んでおいたものだそう。

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続いて、小アジの南蛮漬けを作ります。

赤シソを砂糖で煮詰めた自家製のシソシロップを冷蔵庫から取り出した澳さん。オリーブオイルと三杯酢を合わせたものに投入して甘みをプラス。そこへ塩を少々振って味をととのえ、スライスしたタマネギとミョウガの酢漬け、香り付けに自家製バジルもたっぷりと投入。

次は2種類のイタリア産オリーブオイルと、自家製オリーブオイルを揚げ油として使い、地元でとれた小アジを素揚げします。5分ほど揚げたら、先ほど合わせておいた三杯酢とオリーブオイルなどにからめて出来上がり!

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さらに、土鍋で炊いた白飯を卵かけご飯に。澳さんにはこだわりの作り方があるそう。まずは器に卵を割り入れ、かき混ぜないで、ふわっとその上にご飯を盛りつけます。さらにご飯の上から醤油をかけて、20秒ほど蒸らします。それから軽く混ぜるだけ。混ぜすぎないのがポイントなんだとか。

仕上げにオリーブオイルをたっぷりかけて、澳さん流卵かけご飯ができました!

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こちらがオリーブ農家・澳さんのご飯。卵かけご飯はオリーブオイルによって爽やかな味わいが楽しめるそうです。これからもおいしいオリーブオイルを作り続けてください! ありがとうございました。