「弟を殺そうかと思った」元薬物依存の俳優が家族で地獄のどん底に落ちた壮絶体験を告白:じっくり聞いタロウ

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その後、内谷は自宅で弟の面倒を見ていたが、この時はまだ薬物依存への知識もなく救う手立てがなかった。そんな中、入退院を繰り返し、家族には関心がないと思っていた父親が「ラジオを聴いていたら、薬物に溺れている人の話を聞いてくれる先生がいる。その人に相談したら」と電話をかけてきた。その人物は「夜回り先生」こと水谷修氏。彼のラジオをきっかけに、内谷は茨城にある薬物依存症回復施設「ダルク」を紹介してもらったという。

「ダルク」では薬物依存症に苦しむ人たちが共同生活を送り、毎日行われるミーティングや回復プログラムを受け、依存症の回復を目指している。依存症に苦しむ当人だけではなく、その家族も同じ境遇に苦しむ他の家族との話し合いを行い回復のヒントを見つけていくという。

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こうした経験から「居場所を作るのは大事。本人たちも家族も」と内谷。現在、弟は依存から更正して家族を持っているそう。内谷は、薬物に依存する若者を出さないために実体験をもとに薬物依存症からの回復をテーマにした映画「まっ白の闇」を監督し、2018年に公開。他にも全国の中学・高校などを回り、薬物の怖さを知ってもらうため1人体験劇や講演を行っている。

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