内部にはさらにピラミッドが…
ピラミッドの中にピラミッド。それだけでも十分驚きだが、そんなエル・カスティーヨを、最新技術を使い調査した結果、2016年、内部にさらなる空間があることが判明した。案内する学者は「この下にさらに古いピラミッドがあることがわかった」と言う。つまりピラミッドは3重に建てられていたことになる。
今回発見された3つ目の最古のピラミッドは、西暦550年から800年につくられたとされ、マヤ文明の最盛期を知る大きなきっかけになるという。
本来なら調査隊しか立ち入ることができない場所。だが今回は「日本の方たちに知ってもらえる良い機会」との理由から特別に許可がおりた。その入り口は最外のピラミッドの頂上にあり、暗いハシゴを降りていくと、2人しか立てないほどの狭いスペースに出た。
「ここまで降りてきた人はほとんどいない」（学者）という最奥のピラミッドの壁には、ジャガーや太陽、ヘビの彫刻が施されていた。学者によると、ジャガーは死者の世界をヘビは現世を表し、このピラミッドで2つの世界が交わるメッセージが込められている。
さらに奥に進む通路もあったが、2メートル以上先は砂と岩で埋まっていた。先はまだ未開だが、学者は「専門家たちはこの第3のピラミッドを墓ではないかと考えている」と話す。
もしその推測が正しければ、マヤ文明の他のピラミッドから見つかった「ヒスイの仮面をかぶった王」のように文化的価値のある、さらなる発見があるかもしれない。謎多きマヤ文明の秘密を解き明かすため、第3のピラミッドの調査は現在も続いている。
木曜夜6時25分からは、ゲストにつるの剛士、高橋真麻、上國料萌衣（アンジュルム）を、リポーターにとにかく明るい安村、大城道則氏（駒澤大学教授）を迎えて、「有吉の世界同時中継～今、そっちってどうなってますか？～」【世界と日本のナゾうまグルメ＆ピラミッド潜入SP】を放送！
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