漫画の画像は載せず文字だけなら大丈夫!? 著作権侵害「ネタバレサイト」は犯罪:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時放送)。9月8日(木)の放送は「裏社会&アノ事件の裏側大暴露SP」。ネット犯罪に強い弁護士が、絶対に許せないネタバレサイトに警鐘を鳴らす!

ファスト映画を摘発

当番組でもおなじみ、これまで漫画村の運営者を執念で割り出すなどネット犯罪に強い中島博之弁護士。昨年6月には、映画のストーリーや結末をネタバレする違法動画「ファスト映画」を配信していた違法アップロードグループの20代と40代の男女3人を警察と連携して摘発し、有罪判決が確定した。3人は違法配信により半年間でおよそ700万円の収入を得たという。

この3人に対し、映画会社13社は今年5月に5億円の損害賠償を求める訴訟を提起している。3人は約半年間で50本以上のファスト映画を違法アップロードしており、映画会社の被害額は20億円に上ると試算されている。映画会社としては、お金を回収することよりペナルティーが重いということを世に知らしめることができたことが大きかったという。

漫画ネタバレサイト

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中島弁護士が「今、絶対に許せない」と語るのがネタバレサイト。漫画村のような海賊版サイトは画像自体を載せているが、ネタバレサイトはその文字バージョン。漫画の状況説明やキャラクターのセリフを文字として抜き出し、ストーリーの最初から最後まで詳細な内容を文字起こしで投稿しているという。

アクセス数に応じて広告収入が運営者に入るので、漫画家の作品をコピーして創作をしていない赤の他人がお金を儲けている状況。被害に遭った小学館が確認しただけでも300以上のサイトがあったという。

昨年3月に摘発されたサイトには漫画「ケンガンオメガ」60話分のストーリーやセリフが無断掲載されており、著作権侵害に当たるとサイトを運営する会社と経営者が書類送検された。