売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時放送)。9月8日(木)の放送は「裏社会&アノ事件の裏側大暴露SP」。コロナ給付金詐欺セミナーの激ヤバ手口を大暴露!
持続化給付金詐欺の手口
コロナ禍で影響を受けた事業者を支援するために設けられた制度「持続化給付金」。今年6月に入ってから、この制度を悪用して給付金の不正受給をした詐欺事件が次々に発覚し、家族ぐるみで不正受給を指南していた事件では10億円近く騙し取っているのではと報道されている。
この不正に関わっていたのが大学生ら若者で、"誰でも簡単にお金を手に入れられる"という言葉にそそのかされセミナーにやって来た人々にその方法を指南していたといわれている。番組アシスタントの遠野千夏も「グラビア業界の友達誘っておいでよ」とセミナーへの勧誘を受けたことがあったという。
ジャーナリストの奥窪優木さんによると、給付金受給詐欺セミナーには2つのパターンがある。
Aパターンは、参加者から名義を借りて申請し、支給された給付金のうち数十万円を主催者が手数料として回収する。主催者は手数料を払えば逮捕されないようサポートするなどと言うが、そんなことは決してないので口車に乗ってはいけない。
Bパターンは、給金申請を支援する名目で高額な登録料を騙し取り、サポートらしいことを何もしない。
給付金受給詐欺セミナーに潜入
奥窪さんは、Bパターンのセミナーに潜入取材。50万円の登録料で、あらゆる補助金、支援金などすべてをサポートするというものだった。その全貌がこちら!
主催者は日本各地で開催されるセミナーの広告をSNSに出しており、奥窪さんは渋谷の雑居ビルで開催されたセミナーへ。まず受付で名前、なぜ受けるのか、ここで見聞きしたことは口外しない、真面目に補助金獲得の活動をします、などサインをさせられるという。知り合いのフリーライターも潜入を試みたが、本名を書いてしまったため、名前を検索され正体がバレ、シャットアウトされてしまったそう。
偽名を使った奥窪さんは潜入に成功。そこにはカモを仕掛ける罠がありたこちらに仕掛けられていた。
グループで来た人はバラバラに座らされ、スタッフが携帯電話の電源を切ってカバンにしまうよう指示。そして講師が来る前に、隣同士で自己紹介をさせられる。奥窪さんの隣にいた50代の女性は、飲食店がコロナでダメになり、お惣菜の販売に切り替えたいので給付金を申請に来たと言ったそうだが、あまりにも話し慣れているため「サクラ」だと確信したそう。
その後、登場した講師は色黒で角刈り、ガチガチの金時計をした"いかにも"な感じの男性。大手広告代理店のトップセールスマンだったと自己紹介するが、本当かどうか調べたくても携帯が手元にないため調べられない。
講師は、まず「僕の話でなるほどと思ったら、SNSのいいねと同じように拍手してください」と、練習を始める。講師が「みんなで補助金をみんなで取りましょう」と言うと、隣のサクラの女性が拍手。こうして同調圧力をかけてくるのだ。