成功率10%!?ニュージーランドの国民的料理・奇跡のケーキに挑戦!見た目は完璧、果たして中身は...:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「YOUのチャレンジは超無謀!!!難易度MAX Lv.99 SP」。無謀な挑戦をするYOUだらけでハラハラ!ドキドキ!する95分で、果たしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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YOUの故郷の味を直撃し、作ってもらってゴチになる「YOUの自慢の母国メシは?」。今回はクッキング難易度MAXグルメが登場する!

東京・秋葉原で声をかけたのは、ニュージーランド出身で日本在住歴10年になるオルモンドバン・マリウスさん(35歳)。「実は(7月に)お家を建てて。マイホームです、まさか俺が日本の土地で、めちゃくちゃ小さいですけど持ってます」だそうで、これから35年かけてローンを返していくという。
そんなマリウスさんが自慢する母国メシは、「国民的な料理はこれだけ。知らない人いない」という「パヴロヴァ」。メレンゲのケーキのようなもので、温度調整が難しく焼き過ぎたら崩れるし、足りなければ自分の重みで崩れる...という繊細さを誇る。「だからオーブンの前で拝みながら、崩れるな崩れるなって思って開けると、崩れた~って」という具合に、作るのが激ムズだという。「(作ったのは)10回以上かな? 成功率は10%」しかないケーキっていったい...? 食べてみたいというと、快諾してくれたのでゴチ決定!

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6日後、「これぞ35年の借金です」と自慢する千葉のご自宅にお邪魔すると、マリウスさんの愛妻と7カ月の赤ちゃんも歓迎ムード。共通の趣味だというフィギュアも、リビングにおしゃれに飾られている。ちなみに奥さんとの出会いはマッチングアプリで、フィギュアを通じて意気投合し、結婚することになったんだって。

実は子どもの頃から日本のゲームやアニメが好きで、いつか日本に行きたいと思っていたマリウスさん。広島大学へ留学し、求職活動では大手玩具メーカーも受け、自分をアニメキャラに例えると「ベジータ」だと答え、見事採用された。その心は、「わがままだけど大事な時は大事なものを守る。+ハゲてます」。

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そして、いよいよ成功率10%のパヴロヴァをレッツクッキング!

工程① まず卵6個分の白身を取り出して、ノンストップで泡立てる

工程② 奥さんに応援され、汗だくでニッコリ。ここで一番注意したいのは、メレンゲの中に汗がしたたり落ちないことだ! 奥さんも「1番気をつけて!」と呼びかけた

工程③ 20分間、とにかく一心不乱にかき混ぜ続ける。もちろん汗を混ぜるのは禁止だ

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こうして、純白でなめらかなメレンゲが完成! 今回は手動でがんばったが、実はいつもは全自動ミキサーを使用している。「でもその分失敗する確率がグンっと上がって、結構(膨らまずに)しぼむことが多いんですよ。だから手動でやってみようと思いました」と、成功率を上げるためだと解説してくれた。

工程④ あとは焼くだけ。とにかく壊れやすいので、めちゃくちゃ弱い温度を設定するのがコツ(100℃)

ここで、パヴロヴァの名前の由来について解説しておこう。諸説あるものの、1926年ロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロヴァが世界巡業の時、ニュージーランドのホテルで出されたデザートのケーキに感動。軽やかな口どけは宙を舞うパヴロヴァとイメージぴったりということから、こう名付けられたそうだ。それから約100年、今ではニュージーランドの国民的スイーツとして愛されている。

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工程⑤ さてここから2時間半、焼いている間は崩れないことをひたすら祈るのみ!

「必ずクリスマスはパヴロヴァがあった。言い過ぎかもしれないけど、お母さんの愛の象徴でもあった」というマリウスさんは、幼い頃に両親が離婚した。母は病気がちで生活は苦しく、ひどい時は電気も使えず、食事はソーセージとパンだけ。でも毎年のクリスマスには、必ずパヴロヴァを用意してくれたという。しかしそんな優しい母も、3年前に肺炎で他界。マリウスさんにとって、パヴロヴァは愛する母との思い出が詰まった料理なのだ。

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焼き上がったものの、「ただ、ここですぐ取り出すと、崩れる可能性が上がっちゃうんで。開けたら冷たい空気がフワーと入って、その勢いで上がポコンって凹む可能性が十分あります」と危惧する。

オーブンの扉を少し開けて、余熱を慎重に外に換気。10分後に確認すると、見た目はツルッとして本当にキレイな仕上がりだ。でも中身はまだまだわからない。油断は禁物だが、焼き上がったメレンゲを取り出し、クリームやフルーツで慎重に飾りつけして完成! 見た目は完璧! そして成功率10%という、気になる中身のほうは...?

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なんと、素晴らしい出来栄え!! 「上に硬めのメレンゲがあって中がフワフワのまま」、これはすごい確率で大成功だ!

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夫婦も「スゴいフワフワで、めっちゃ柔らかいですね」とテンション爆上げ。担当Dもゴチになると、「あ、フワフワ。すぐなくなりますね。食感はあるんで何回かは噛まないといけないんですけど、ペロけちゃう!」と食レポ。「ペロけちゃう」という謎の言葉に、固まるマリウスさんであった(笑)。

ゴチのお礼には、愛犬の散歩を代行! ステキな家と料理に、ペロけました。マリウスさん、本当にごちそうさまでした!

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