オードリーのネタをそのままやったことも!?モグライダー、地下芸人時代の迷走:あちこちオードリー

公開: 更新: テレ東プラス

不用意発言禁止! 裸のトークバラエティ「あちこちオードリー」(毎週水曜夜11時6分放送)。8月10日(水)の放送は、「長く売れている人と最近売れた人」土田晃之モグライダー(芝大輔ともしげ)が来店。いまブレイク中のモグライダー、ポンコツなともしげのトリセツとは!?

芝がポンコツともしげと組んだ理由

天然すぎるボケのともしげと、その手綱を握るツッコミの芝のコンビ、モグライダー。2021年に「M-1グランプリ」決勝に初進出し、40歳目前でようやく売れ始めた。

ここまで来るには、苦悩と迷いの時代が。現在はマセキ芸能社所属の2人だが、元々ともしげが通っていたのはネタに強い人力舎の養成所。自分ではネタが書けなかったため相方を探すが、ネタの導入部分で噛んでしまうなどポンコツすぎるため、コンビを組んでもすぐに解散。10人ほど相方が変わったが、養成所の同期だった三四郎がマセキ芸能社を紹介してくれたこともあり、辞めずにいられたという。

一方、芝は吉本の養成所の出身。ともしげと組むまではボケを担当していたが、4回相方が変わり、一度お笑いを辞めてしまう。その後2〜3年、肉体労働のアルバイトをしていたが、どうしてもお笑いを諦めきれず、「やってない事を最後にやってから諦めよう」と思い直し戻ってきた。「自分にはツッコミの方が向いていたのでは」と気づいていた芝は、自分と真逆の"顔が派手でバカなヤツ、とにかくツッコミしろのあるヤツ"を探したところ、オーダー通りの相方・ともしげが見つかったという。

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しかし、結成当初はともしげがツッコミをやりたがり、芝は1〜2年はボケを担当することに。我慢した理由は、ともしげにツッコミが出来ないことを自覚し納得してもらうため。

芝は、過去の相方には何かを押し付けていたから続かなかったかもしれないと分析していたため、「ともしげには何も強要しないでおこう」と決意。ダメ出しも一切せず、ともしげのツッコミが間違っていることに芝がツッコみ、笑いを取っていったという。そして、「ツッコミ間違いを訂正してやっとウケるのが我々だから、ここだけを集めちゃわない?」と提案し、現在のスタイルを作り上げていった。

ちなみに、結成当時は、さまぁ~ずのコントをやったり、「オードリーさんのネタもちょっとやってみたことありました」と、ともしげ。しかも、オマージュではなく、本当にそのままネタをやっていたという。オードリーがM-1で準優勝しブレイクした頃には、地下芸人の中にオードリーの偽物のような芸人がたくさんいたそう。

ともしげが、ようやく自分はボケだと気づいたのは、とあるライブ。ナイツの "ヤホー漫才"のように、芝から「ネタはやらずに、Yahoo!で調べたオリンピックの話をただすれば良い」と指示されるが、ともしげは本家より間違えてしまうという結果に。最後まで正しく話せてしまう可能性もあるというギャンブルのようなネタだが、若林は間違える方に賭けた芝を大絶賛。

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芝は、M-1の決勝でも、ギャンブルに勝てたら高得点を叩き出せるという目論みから、それに賭ける。結果、モグライダーはM-1のトップバッター史上最高得点を獲得した。

ともしげのトリセツ

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芝による、ともしげのトリセツの話題も。ともしげはアドリブでウケたとしても、狙ってやろうとするとダメなタイプ。そのため芝は、「今日のアドリブめちゃめちゃウケたけど、これは思い出だから忘れよう。次、また新しい間違いが出ると素敵だね」と悟すという。