童貞のバイブル「BOYS BE...」モテない男子の妄想がつまったラブコメ漫画誕生秘話:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時放送)。8月11日(木)の放送は、「じっくり民を性に目覚めさせたセクシーラブコメ漫画家SP」。漫画「BOYS BE...」の作画担当だった漫画家・玉越博幸が、巨万の富を築いた作品誕生の裏側を大暴露!

「BOYS BE...」誕生秘話

1991年に週刊少年マガジンで連載開始した「BOYS BE...」シリーズはイタバシマサヒロが原作、玉越博幸が作画を担当する一話完結タイプの作品で、"可愛い女の子とあんなことしたい!"というモテない男子の願望が詰まった童貞のバイブルと呼ばれていた。

jikkuri_20220812_02.jpg
玉越先生はド緊張でスタジオに登場。それはテレビ出演だから...ではなく「男子校に通っていたので、こんなキレイな方々に囲まれている」からとのこと。女兄妹もいなかったので高校生の頃は妄想も激しく、それが作品に生きたという。

「BOYS BE...」シリーズは約10年にわたって連載。シリーズは累計2500万部で、コミック1冊=400円として印税は10%の10億円、それを原作担当と分けて玉越先生には5億円という大金が。さらに作品はアニメやドラマなどにメディア展開もしているので、その分も合わせて「BOYS BE...」シリーズだけで6億円稼いだという。

玉越先生は、講談社で毎年募集している新人漫画賞で佳作をとりプロデビューの夢をつかむ。当時の「少年マガジン」を支えていたのはボクシング漫画の名作「はじめの一歩」やSMAP主演で映画化された「シュート!」といったスポーツ漫画や、ヤンキー漫画が全盛期だった。そこで編集長が美少女漫画に力を入れようと、美少女漫画が描けそうな玉越先生に白羽の矢が立ち、20歳の新人が毎週24ページの連載を任される。

とは言え、ド新人なので最初は連載10話でということになるが、人気が出て10年続くことに。10話で終わると思っていたのに一向に終わらないことを編集者に聞くと「会議で玉越くんが倒れるまで(連載を続ける)ってなったよ」と言われ、恐怖したとか。