ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」（毎週月～金曜 昼11時40分）。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
7月26日（火）は、千葉県鴨川市で昼めし旅。鴨川市の人気スポットといえば、「鴨川シーワールド」！ 最大の目玉は、国内ではここでしか見られない豪快なシャチパフォーマンス。そんな鴨川市を、タレントの三瓶さんがご飯調査します。
意外な野菜が浅漬けに！農家さんならではの知恵
三瓶さんに気づいて軽トラックからわざわざ降りてきてくれたのは、トマト農家の代見説夫さん。「みんなで食べて」と、とれたてのトマトをたっぷりおすそ分けしてくれました。
トマトの収穫作業を終えたばかりということで、お昼ご飯を見せてもらえないか聞いてみたところ、妻の好子さんから「NO」のサインが。代わりに、長男の真一郎さんが営むラーメン店を紹介していただきました。
訪れたのは、「ラーメン処 蓮くん」。ラーメンを作るのが好きな真一郎さんが、2年ほど前に好子さんの勧めもあって始めたというお店です。おすすめのチャーシュー麺をいただいたところで、改めて例のお願いを...。
「あなたのご飯、見せてくださ～い」！
さっそくまかないを作るところを拝見します。
まずはチャーハンから。なるとと、お客様には出さないチャーシューの端の部分を細かくカットし、長ネギは小口切りに。
続いてボウルに卵を3つ溶いたら、その中にご飯を投入。先に卵とご飯を混ぜることで、パラパラになりやすくなるのだとか。
油をひいたフライパンにご飯を入れ、パラパラになるまで約3分間、中火で炒めます。塩コショウで味をととのえ、なるととチャーシューを加え、さらに炒めます。最後に長ネギを入れて軽く炒めたら出来上がり！ チャーシューに味がしっかりついているため、味付けは塩コショウで十分だそうです。
2品目は完熟前の青いトマトを使います。スライスして浅漬けの素をたっぷりとかければ、あっという間にトマトの浅漬けの出来上がり！ トマトの収穫時に落ちてしまった青いトマトを使った、ご両親直伝の浅漬けで、代見さん家の夏の定番だといいます。見た目も涼やかでおいしそう！（※未熟なトマトの実にはトマチンと言う成分が含まれているため大量に摂取することはお控え下さい）
こちらが、代見さん家のお昼ご飯。代見さんと真一郎さん、親子で昼ご飯をいただきます。シャキシャキの食感を味わえるトマトの浅漬けは、一晩おくとさらにおいしく食べられるそうです。お忙しいところありがとうございました。おいしいトマトもごちそうさまでした！
ピザ生地で作る磯辺餅！人気イタリアンの昼めし
続いては、約束していた地元で人気のイタリアンのお店「CaSa」へ。鴨川市で20年続く、地元の野菜や魚を使った創作イタリアンが人気のお店です。
お店で使うハーブなどを庭で育てているということで、見せていただくことに。庭の広さはおよそ100坪あり、ローズマリーやハーブなど15種類の植物を育てているそう。
多くのお客さんが注文しているのがバーニャカウダで、その名も「鴨川大地のサラダ」。トマトや枝豆、赤大根など厳選した地元の野菜のみを使っています。宝石箱をイメージしているそうで、食べるのがもったいないくらい彩りが鮮やか！
人気メニューをいただいたところで、例のお願いを...。
「あなたのご飯、見せてくださ～い」！
この日はナポリタン！ まずは、大きな塊のベーコンを厚切りにします。実はベーコンをひと工夫することでナポリタンのおいしさが変わるとのこと。もちろん市販の厚切りベーコンでもいいそうです。
ベーコンは、下処理として両面をしっかりと強火で焼くことで、旨みが凝縮されるのだとか。水分を飛ばし、焼き目をつけることで、香ばしさも出ます。
焼いて旨みを閉じ込めたら、ひと口大にカットして、ニンニクのみじん切りと、ケチャップ、白ワイン、生クリームを加えて煮詰めていきます。ゆであがったスパゲッティをソースに加え、よくからめたら出来上がり！
こちらがレストランCaSaのまかない。
ピザ生地の磯部餅は、フワフワのピザ生地が海苔の風味と相性抜群の一品です。これからもおいしい料理を作り続けてください！ ありがとうございました。
