秘境仕事人の仕事に密着!数十万の〇〇に変身!モデルや芸能人に人気の”あるモノ”を採取する親子

公開: 更新: テレ東プラス

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切り落としたツルはその場で表面の皮を剥きます。使うのはツルの本体ではなく、この皮の方。山ぶどうのツルは、幹に巻きついて木の成長を妨げてしまうため、一般的な森林では切り落とされてしまいます。そのため手付かずの国有林などでなければ採取するのが難しく、家から遠いこちらの山に許可を得て立ち入っているのです。

しかし、金子さん親子が山に入ってこの作業をするのは、ツルが水を吸い上げて皮が剥きやすくなる梅雨の1ヵ月間だけ。7月を過ぎると皮が弱くなり、使えなくなるそう。

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採取したものを背負子に固定し、来た道を戻ります。水分を多く含んだ皮はかなり重く、帰り道もかなり過酷! しかし金子さん親子は、土砂降りでない限り、梅雨は毎日この作業を行なっています。

自宅へ戻ると、今年採ったツルが沢山並んでいました。採取したツルは5日間ほど天日干しにし、その後1ヵ月ほど寝かせ、柔らかくするため、丸1日水に漬け込みます。
敷地内には工房があり、吉伸さんの妻・幸江さんが作業していました。実は幸江さんは、群馬県の伝統工芸士。吉伸さんたちが採ってきたツルを細かく編み上げ、驚きの高級品を生み出すのです。

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完成品がこちら! 山ぶどうのツルで編んだバッグや財布などはとても丈夫で、一生ものと言われています。使い込むほどに深い味わいが出てくるのも魅力で、編み方によってデザインに限りがなく、希少性が高いのも人気の理由。
これらの作品は、長男の行助さんが経営する目黒のカゴバッグ専門店でも販売。ちなみにこちらのバッグは26万円で、なかには40万円する作品も。しかし、手間暇を考えれば高価なのも納得です。

危険を伴う秘境での作業、これからもケガをしないよう頑張ってください!

金曜夜9時からは、ゲストに逢沢りなを迎えて、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」【深夜1時帰宅の遠距離通学&南極観測隊の壮絶映像】を放送。

▼驚きの遠距離通学
自らの夢を叶えるために驚くほどの遠距離通学を続ける学生に密着!果たしてどこまで帰るのか?過酷な通学をしてまで叶えたい夢とは?

▼おたくの貴重映像、見せてください!
全国の企業や施設に眠る超貴重な映像を発掘する!今回は国立極地研究所が所蔵する南極観測隊の映像を拝見!大ヒット映画「南極物語」の実写版がそこにはあった!

▼クイズ これ誰のため?
世の中にある使い方や目的が一見分からないモノをクイズで出題!

どうぞお楽しみに!