マイナス15歳の顔を手に入れる「顔筋膜ヨレ戻し」

公開: 更新: テレ東プラス

50代でも20代と並んで負けない若さと美しさ! ぜひ、美の秘訣を教えてもらいたい!

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毎回さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木曜朝9時26分放送)から、美骨格スペシャリスト/顔筋膜セルフケアトレーナーの佐藤由美子さんに「顔筋膜ヨレ戻し」についてうかがいました。

顔筋膜のヨレを戻すことの効果は?

お顔の筋膜のヨレを戻し、筋膜と骨格を本来の正しい位置や状態にして、みなさんのお顔のお悩みを改善し本来の美しさを引きだす美骨格スペシャリスト/顔筋膜セルフケアトレーナー・佐藤由美子さん。自ら考案した本来の美しさを引きだす美メソッド「YUMIKO式・顔筋膜ヨレ戻し」により、マイナス15歳の顔を手に入れた奇跡の53歳としても注目されています。

佐藤さんが考案し、指導している「顔筋膜ヨレ戻し」。まず、「顔筋膜のヨレ」による肌の影響は? そしてヨレを戻すことでどのような効果があるのでしょうか?

顔筋膜がヨレると、どうなる?
「顔の皮下脂肪層には、鶏肉の薄皮のような"筋膜"があり、ピンと張っているのが良い状態です。頭蓋骨と体は繋がっているので、猫背やストレートネックなどの姿勢不良、歩き方など日常の体の使い方の癖が影響し、頭蓋骨の位置が前に出てしまっていたり、また顎関節の乱れによって下顎の位置にズレが生じてお顔に左右差が生まれたりすると筋膜に偏り生まれて、筋膜がヨレてしまいます。そして、そのヨレてしまった部分に余分な基質(いわゆる老廃物)が滞ってしまいます。その滞りが浮腫みとなり、やがてたるみへと変化していきます。さらには、たるみが静脈などを圧迫することで血液の循環が悪くなり、くすみなども引き起こしますし筋膜がよれることで筋肉が適切に使われず、シワの原因にもなります。

また、皮膚は脂肪層と筋膜の間にある毛細血管から酸素や栄養を得ているので、上手く循環しなくなるので、肌のハリや艶も失われてしまうのです」(佐藤由美子さん、以下同)

「顔筋膜ヨレ戻し」は、筋膜をゆるめる→筋膜を整える、の2ステップ! 筋膜をピンと張ることで老廃物が排出され、筋肉もしっかリ使えるようになることで皮膚に栄養と血液(酸素)が行き渡り肌にハリ、艶、弾力が出てきます。

「1ヵ月くらいで効果が出始め、3ヵ月で別人のように顔が変わる人も。フェイスラインがシャープになり、目もパッチリ開くので、『これまでの50年の人生の中で今が一番目が大きいです!』と喜ばれる方もいらっしゃいます」

ステップ1 基本の「顔筋膜ヨレ戻し」

効果がわかったところで、筋膜をゆるめる基本の「顔筋膜ヨレ戻し」の方法を紹介します。

【1】 老廃物を流してお顔をリフトアップ

1.胸鎖乳突筋を緩める(停止部)

耳の後ろの「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」の停止部(上の方)を親指と人差し指でつまむ。やや強めにつまんで離す、を繰り返して揉む。左右10~20回ずつ。
胸鎖乳突筋をつまめない方は、指の腹を押し当て筋膜に圧をかけたまま擦らずにズラす「ズリ圧」で。

「首を曲げたり回転させたりするための胸鎖乳突筋の奥にはリンパや静脈などがあり、ここを緩めることで顔に滞った老廃物を排出し、たるみ改善につながります。胸鎖乳突筋をあまり使わないため細くなっている方や、ストレートネックなどの姿勢不良により可動域が狭くなっている方も多いです。横を向いた時、あご、胸鎖乳突筋、鎖骨の"Zライン"を作りましょう。横顔がシュッと綺麗に見えます!」

2.胸鎖乳突筋を緩める(起始部)

鎖骨の周辺の「胸鎖乳突筋」の起始部(下の方)に人差し指を当て、指3本をそろえ、もう片方の手を添えて押し当て、すくい上げるように外回しでズリ圧を10~20回。

「硬くなり癒着している筋膜を緩めることで、肌がふっくらしてきます。年齢とともに筋膜の水分は少なくなっていきますが、圧と熱を与えることで筋膜が緩み、失われていた水分が戻ってくるため肌がジューシーに!」

3.老廃物を流す

手のひらで胸鎖乳突筋を覆うようにして上から下へ撫でて、鎖骨下リンパに向かって老廃物を流す。

【2】ほうれい線にさよなら

1.頬骨にそって筋膜をゆるめる

頬骨の縁に人差し指の側面を当て、脇を締めて肘を固定し、頭を少し前に倒して指を当てている皮膚に圧をかけてズリ圧を10回。鼻の横から頬骨にそって指をずらしながら3ヵ所同様に行う。(皮膚はこすらないようにズリ圧で!!)

「頬骨にそって筋膜をゆるめていきます。ほうれい線解消に効果あり」

2.老廃物を流す
手のひらで頬全体→こめかみ→胸鎖乳突筋→鎖骨下リンパへと撫でるようにして、老廃物を流す。
老廃物が浮き上がり流れやすくなるので、水分補給しながら行いましょう!

ステップ2 整える「顔筋膜ヨレ戻し」

基本の「顔筋膜ヨレ戻し」で整ったところで、目的に合わせたセルフケアを。ここではお悩みの多い「目元」のケアについて教えていただきました。

【3】パッチリ目元に!

1. 左手の指3本で左目の下の骨の際より少し下を押さえ、右手の指3本で左目の眉毛を押さえる。第一関節まで指の腹を使って少し圧をかけ、上下に押し広げるように。
2. 大きく口を開け「あうあうあう」と3回ほど開閉する。
3.左目も同様に行う。

目元の筋膜をゆるめることで、パッチリ大きな目に!

「筋膜をピンと張ることで体の巡りが良くなり、お顔の変化だけでなく、手足の冷えなど体の不調も解消につながります」と佐藤さん。健康と美容は表裏一体。筋膜のヨレを戻して、健康的で美しい本来の自分を手に入れましょう」

取材協力:佐藤由美子さん。美骨格スペシャリスト/顔筋膜セルフケアトレーナー。オリジナル美メソッド「YUMIKO式・顔筋膜ヨレ戻し」を考案し、セルフケアで自身をマイナス15歳の顔にした経験から、7年で述べ3万8千人を指導。自身だけでなく受講者の方々も劇的にお顔のお悩みを改善。セルフケアだけで、整形以上の効果が出ると「YUMIKO顔筋膜セルフケアプレミアム」オンラインレッスンは予約が殺到し常に満席状態。著書に「キュッと細見せ! 魔法の美脚ストッキングつき マイナス10歳ボディをつくるフェミトレ」(主婦の友インフォス)。
公式HP
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Instagram:@sato_yumiko_

(取材・文/みやざわあさみ)

画像素材:PIXTA