「幽霊城」でミイラと暮らす一族 家族の狂気が生んだ悲劇とは:有吉の世界同時中継

公開: 更新: テレ東プラス

木曜夜7時58分からは、ゲストに小木博明おぎやはぎ)、草川拓弥超特急)、坂下千里子平子祐希アルコ&ピース)を迎えて、「有吉の世界同時中継~今、そっちってどうなってますか?~」【地下に6kmの大迷宮!世界最古のピラミッド潜入SP】を放送!

「テレ東プラス」では、7月7日に放送された番組の中から「日本のメディア初公開 家族の狂気が生んだ悲劇の少年ミイラ!」の内容をプレイバックする!

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ローマから車で約1時間、いまなお中世の面影を残す小さな町・フモーネ(標高800メートル、人口約50人)には、ミイラと暮らす一族がいる。一族は山の上にそびえ建つ城に住み、ある理由から長年ミイラの存在を隠し続けてきた。現在は公になり、町人に話を聞くと「あんなミイラ見たことない。まるで生きているみたいだ」と神妙な面持ちで答えた。

取材班が山頂の古城に足を踏み入れると、主人である「ミイラと共に暮らす一族」ロンギ家のファビオさん、オッタビアーノさんが迎えてくれた。代々この城を守る貴族の末裔であるファビオさんは「この城は400年以上前に私たちの先祖がローマ教皇から譲り受けた」と経緯を話した。

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城内には、初代ローマ皇帝の石像をはじめ数々の美術品が並び、中庭に造られた空中庭園からは周囲に広がる40もの町が見渡せる。一方で、部屋の一角には教皇に敵対する人たちを捕らえるための牢獄もあり、心霊スポットとして知られる面も持つ。城の中で撮影された写真には、誰もいないのにイスに座っているような人影が写ったこともあるという。

そんな"幽霊城"歴代城主の肖像画が飾られた部屋には、ミイラになった人物を描いた絵もあった。3歳で逝去したその人物の名はフランチェスコ。1848年にロンギ家の長男として生まれた。7人の姉を持つ末っ子で、待望の後継人だった。ところが「長男が一族の財産すべてを相続する」という一族の掟をよしとしない姉らは、フランチェスコの毎日の食事にガラス片を混ぜて食べさせた末、毒入りジュースを飲ませて殺害したのだ。