ダイエット、筋肉を増やす効果も!アスリートが支持するヘルシー食材・〇〇〇〇肉とは?

公開: 更新: テレ東プラス

――カンガルー肉は、どういった料理に合いますか?

「牛肉に近いとお話したように、かなり幅広い料理に合います。当社では『ルーミート』を紹介するWebサイトやFacebookページ、YouTubeで、レシピを掲載していますが、赤身肉特有の食べ応えや味わいを楽しみたいなら、ステーキですね。普通に焼いてもおいしいですが、よりしっとり、柔らかい状態でお召し上がりいただけるよう、動画ではお鍋で簡単にできる、低温調理法も紹介しています。

その他、肉じゃがや青椒肉絲といった、普段ご家庭で作られるメニューにも、カンガルー肉を取り入れてもらえればと思っています」

kangaroo_20220721_02.jpg写真提供:Roomeat-WORLD FOOD HUNTER

――ヘルシーなお肉ということで、小さいお子さんや運動系の部活動でがんばっている子どもに、食べさせたい方もいると思います。

「我が家にも7歳になる息子がいて、2歳くらいから食べています。ただ、小さいお子様だと噛み応えのあるお肉は苦手に感じるかもしれません。当社では、カットしたカンガルー肉の他に、調理の手軽さも考え、業務用サイズですが、パン粉・玉ねぎ・ニンニクなど味付けをした挽肉も販売していて、ハンバーグや肉詰め、ミートボールが簡単にできます。

あとはミートソース、カレー、タコライスの具にするのもおすすめ。市販のソースや調味料を使えば、かなり短時間で仕上がりますし、子どもが勢いよく食べてくれるのを見ると、うれしくなりますね」

――ダイエット中や筋肉を増やしたい人に、おすすめの食べ方はありますか?

「一般的に健康や栄養の面では、できるだけ多くの食材を、さまざまな調理法で食べるのが、良いとされています。カンガルー肉に限らず、タンパク質は食物繊維が豊富なものと一緒に食べると、消化や栄養バランスがいいので、ゴボウやニンジンといった根菜類やセロリ、ブロッコリーなどの野菜を組み合わせて、よりヘルシーに食べてもらいたいです。

ダイエットや筋肉への影響を意識する場合、運動をしてから30分以内が、栄養を吸収しやすい状態といわれています。筋トレ後すぐ、プロテインを飲むのと同じように、体を動かした後、なるべく早く食べることで『共役リノール酸』などの効果的な成分も、吸収されやすいのではないでしょうか」

kangaroo_20220721_03.jpg写真提供:Roomeat-WORLD FOOD HUNTER

一部の業務スーパーでも販売され、BBQに人気

――カンガルー肉の他にも、ヘルシーなお肉があるそうですね。

「供給などの要素で、カンガルー肉に比べると販売量は少ないものの、例えばダチョウ肉やワニ肉が挙げられます。これらの食肉もそうですが、日本で一般的ではないレアミートには、低脂肪や低コレステロールといった特徴を持つヘルシーなお肉があります。スーパーなどの小売店で並ぶことは少ない一方、飲食店では珍しい食材を積極的に取り入れる、意欲的なシェフも多いので、メニューにあったらぜひ試していただきたいですね。

ちなみに、ダチョウに関しては、以前話題になった時期もありますし、国内での飼育も増えてきているので、健康志向の高まりが続く中、再び注目されるかもしれません」

――ヘルシーでダイエットなどにも適しているということで、カンガルー肉がもっと手軽に買えたら…と考えてしまいます。オンライン販売もされていますが、店頭で購入できる場所はあるのでしょうか?

「東京・港区にある日進ワールドデリカテッセンの他、業務スーパーの一部でも販売されています。特に業務スーパーでは、GWから秋にかけて、カンガルー肉やワニ肉がBBQ用の食材として人気のようです。

大人数で集まるBBQでは、いろんな食材をみんなで食べる楽しさがありますし、牛・豚・鶏などに加え、珍しい食材としてカンガルー肉やワニ肉があったら、『こんな味なんだね!』と会話が弾んだり、『実はこれ、カンガルー肉なんだよ』とサプライズができたり、盛り上がる要素にもなりますよね。

まだまだ店頭で見かける機会は少ないかもしれませんが、料理の幅も広いので、食べやすく、使いやすいお肉だと思います。レストランなどのメニューにあった際や、BBQ、ご家庭の料理でも、気軽に食べてもらえるとうれしいです」

ダイエット中や筋肉を増やしたい人、健康に気をつけている人にも、ヘルシーさが魅力のカンガルー肉。飲食店やスーパーなどで見つけたら、ぜひそのおいしさをチェックしたい。

【長友隼人エリック プロフィール】

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プレミアムカンガルー肉「ルーミート」他、ダチョウ肉・ワニ肉、カンガルー皮革の輸入販売など展開する、バセル株式会社常務取締役。同社では、自社で輸入した食肉の加工販売も行っており、これまでにない食べ方の提案のため、新製品開発なども手掛けている。

(取材・文/鍬田美穂)