片寄涼太×”シンデレラガール”江藤萌生対談!これまでの人生で書き換えたい過去はある!?:運命警察

公開: 更新: テレ東プラス

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ドラマ「運命警察」(毎週火曜深夜0時30分放送)がスタート! 主演は、地上波初主演の片寄涼太GENERATIONS from EXILE TRIBE)、「Dreamer Z」女優オーディションを勝ち抜いた"演技経験ゼロ"のシンデレラガール・江藤萌生が共演。さらに、オーディションの審査を務めた水野美紀や、後藤剛範ら豪華共演者に加え、オーディションでは惜しくも主演の座を獲得できなかった加藤しおりらも出演します。

一度死んだ者たちが所属するあの世の組織「運命警察」の任務は、現世の人々の運命が事前に決められたとおりに進んでいるかを監視すること。運命警察のコードネーム・セブン(片寄涼太)は、長野命(江藤萌生)の運命がずれ始めていることに気がつき、"福田七男"として現世に降り立つことに。

運命警察の"セブン"、命と関わる際の姿"福田七男"、そして生前の"福山七瀬"を演じる片寄涼太さん、「女優になる」という夢を胸にしまい込みながら清掃会社で働く主人公"長野命"(みこと)を演じる江藤萌生さんにインタビュー。共演初日、江藤さんの心に刺さったという片寄さんの言葉とは⁉

片寄さんから"役者の仕事の楽しさ"をアドバイス

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――江藤さんは、初めてのドラマで主演。メインビジュアル撮影や、番宣動画撮影の際に「片寄さんにいろいろ教えていただいている」とおっしゃっていましたが、片寄さんからはどんなアドバイスが?

江藤「全てを勉強させていただいています。中でも、撮影で最初にご一緒した時に、『その役を自分が一番理解して、面白いものにするための提案をしていくことが役者という仕事。だから、もっと積極的にいっていいんだよ』と教えていただいて、心に刺さりました」

片寄「偉そうなこと言ってますね(笑)。でも、言われたことだけをやるなら誰でもいいのかもしれないですが、自分に機会をいただいたからには"自分にしかできないこと"をやりたいですから。"自分ならこうしてみたい"ということを表現できるお仕事でもあり、そこが楽しいところだと思っています」

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――アドバイス受けて、江藤さんも積極的にいけるようになってきましたか?

江藤「まだまだです。セリフと動作と監督からの指示で頭がいっぱいで全然余裕がないです。撮影していくうちに成長して、最後は提案できるくらいまでになりたいと思っています」

片寄「僕も最初はそうでしたから」

――片寄さんは、俳優としてのデビューは2014年のドラマ「GTO」(フジテレビ系)の生徒役でしたね。その時はいっぱいいっぱいでしたか?

片寄「そうですね。あの時は何もわからなかったですね。主人公・鬼塚役のAKIRAさんの背中を見ながら、いろんなことを感じ取ったり、学ばせていただきました。江藤さんは学ぶ姿勢がある人なので、それは素晴らしいことだと思います。受け身になっているだけでなく、自分はこうしたいという意思を出せるようになると、もっと楽しめるのかなと思います」

――何もわからなかったところから、どんなきっかけでご自身らしさを出していけるようになったんですか?

片寄「ありがたいことに、うまく引き出してくださる方々に出会えたことですね。あと、僕の場合は俳優活動だけでなく音楽活動をしていることも良かったと思います。歌での表現や、ライブでミュージックビデオでの表情などで培われていたものを、お芝居の現場で"こういう風にしてみたらどうか"と生かせるところから入れたので」

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――初めての現場で驚きや戸惑いもあると思いますが、江藤さんから片寄さんに相談したいこと、聞いてみたいことはありますか?

江藤「疑問に思ったことは、何でもすぐ聞いています」

片寄「本当に何でも聞いてくれるんですよ」

江藤「お芝居以外で聞いてみたいことだと、どういう人とお仕事をすると楽しいですか?」

片寄「話せる人ですね。お互いに思うことを話して、『それわかる!』でも『逆に、私はこう思うんだけど』でもなんでもいいので、いろいろ話ができる人が好きですね。そういう中で"この人はこういう人なんだな"と知っていけばいくほど、お芝居での信頼関係も変わるので。"話す"ということを意識してますね」

江藤「なるほど。とても勉強になります」

これまでの人生で書き換えたい出来事は?

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――ドラマの中に、その人の全人生について記載された「運命Wikipedia」が登場します。もし見ることができるとしたら、ご自身の運命Wikiを見ますか?

片寄「絶対見たくないですね」

江藤「私は見た上で、運命に負けずに変えていきたいです」

片寄「おお! その気持ちは大事ですよね」

――片寄さんが見たくない理由は、見ると気になってしまうからですか?

片寄「そうですね。見てしまうと、自分のことだけを考えるようになってしまいそうで。誰かのためにこうしたいという気持ちがあっても、自分がこの先どうなるかを知っているが故に、選択肢が変わってしまうのは嫌だな、と」

江藤「確かに。私は自分のことばかり考えていました...」

片寄「それも大事だと思います。でも、自分の運命が決まっているとして、それを自分で変えようとすることもすでに決まっていたとして...だったら、人と関わってその人の運命を変えることで自分も変わる方がいい。そういう考え方の方がポジティブかなと思うんです」

江藤「そうですね。その考え、とても納得しました!」

――さらに一歩先を考えていらっしゃるんですね。では、これまでのご自身の運命Wikiの中、書き換えられるなら書き換えたいと思うことはありますか?

片寄「めちゃくちゃあるなあ(笑)。ライブで歌詞忘れるとか、衣装を脱がなきゃいけないとこで自分だけ着ているとか...書き換えたいことがいっぱいありますね。お芝居に関しても、自分が思うようにできていないことがあって。このドラマの現場でも共演者の方々と話して盛り上がったんですが、自分はこういう表情をしてるつもりでも、実は全然できてない、とか。監督から指摘されても、心の中で「いや、やってます!」と思うんですが、やっぱりできてなかったり(笑)。そういうことは運命Wikiから消したい過去ではありますが、その話をしたら水野美紀さんも「あるよね。わかる」とおっしゃっていたので、みんな経験するなら書き換えなくてもいいかと思えました」

江藤「私は失敗することの方が多いですが、でもその経験なしではドラマ主演オーディションで選んでいただけた今はないと思うので。このドラマでも、クランクイン前のリハーサル初日に、監督の指示の意味はわかるのに、それを表現できずに、悔しくて泣いてしまったんです。でも、それがあったから、撮影が始まってからはポジティブに頑張れています。失敗も今に繋がるんだったら、書き換えなくてもいいかなと思います」

片寄「素晴らしい。その考え方いいですね」

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――今まさに夢を叶えている江藤さん、そして片寄さんは夢を叶え続けていらっしゃいますが、これからのご自分の運命はどんな風に予想されてますか?

片寄「予想というか、こうなれたらいいなという願望ですが。表舞台だけではなく、見えないところでも活躍できる人になりたいです。何かを応援していたり、何かを支えたり、何かを繋げたり、そういう存在になりたいと思っています」

――お話をうかがっていると、片寄さんは人との関わりや繋がりを大事にしていらっしゃるので、きっとそういうことも向いていらっしゃいますね。

片寄「嬉しいです。頑張ります」

――江藤さんは、これからの自分はどうなっていると予想しますか?

江藤「『運命警察』が大成功して、また片寄さんと一緒にお仕事できるように頑張ります」

片寄「ホント、そうだよね」

江藤「片寄さんたち共演者の方々、スタッフのみなさん、お世話になった方がたくさんいらっしゃるので、恩返しができたらと思っています。まずはこのドラマを成功させて、これからの運命を自分で作りたいです」

片寄「素晴らしい!」

【プロフィール】
片寄涼太(かたよせ・りょうた)
1994年8月29日生まれ。大阪府出身。GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー。2014年、ドラマ「GTO」で俳優デビューし、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)、「病室で念仏を唱えないでください」(TBS系)、映画「午前0時、キスしに来てよ」(2019年)など話題作に出演。本作が地上波ドラマ初主演となる。現在、「GENERATIONS LIVE TOUR 2022"WONDER SQUARE"」の真っ最中。ニュー・シングル「チカラノカギリ」が8月3日(水)リリース!

江藤萌生(えとう・めい)
1999年5月1日生まれ。福岡県出身。2022年「~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z」(テレビ東京系)の企画「女優オーディション 人生で一度くらいドラマの主役やってみませんか?」で半年以上に及ぶ選考を勝ち抜き、主演の座を射止める。

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ドラマ「運命警察」第1話は?

第1話
人の運命が決められた通り進んでいるか監視する"あの世"の組織「運命警察」。
ミュージシャンとしての道を歩み始めた矢先、他人の飛び降り自殺に巻き込まれて死んでしまったとある男は、新人刑事・セブン(片寄涼太)としてこの「運命警察」に配属された。そしてリーダーのゼロ(水野美紀)に呼び出され、とある女性の運命を監視するよう命じられる。長野命(江藤萌生)は清掃会社でアルバイトする23歳。これから先も浮き沈みのない平凡な人生を歩むという運命を定められている。彼女の運命が予定通りに進むかどうか監視するのがセブンの役目だったが、緊急事態発生!命は「新人女優オーディション」の広告を目にしてしまう。命は「女優になりたい」という諦めかけていた夢を再び追いかけると決意することに。「運命が狂いはじめると、取り返しのつかないことになる!」ゼロはセブンを福田七男として彼女の運命を元通りにするよう命じ、地上に送り出す...!