「小野寺ちゃんはどこ行ったんだ!」「人の命より番組が大事なのか!」#ラジオ東京をなくそう「スクエア」という遊びに隠された意味

公開: 更新: テレ東プラス

中継スタッフが乃木坂下に到着すると、4人の女子高生が待っていた。楽しそうにはしゃぐ4人に、スタジオの小手が「ラジオで参加者を集りたいっていうことだけど、実際どんな遊びなの?」と質問する。

「スクエアっていうんですけど、4箇所に人に集まってもらって、1周するっていう簡単な遊びです」

「1周するとどうなるの?」

「願いが叶います!」

「そうなの!? 願いって何?」

「内緒です。ってか、後で分かると思います」

「で、集合場所はどこですか?」

「乃木坂下、日向坂下、木下坂下、なだれ坂下の4つの箇所に集まってもらいます」

「坂の下ばっかりだけど、なんで?」

「乃木坂と日向坂はすぐ見つかったんですけど、他の2つの坂がなかなか見つからなくて。スクエアなので、4つの箇所を結んで四角形にしたいんですよ」

「なるほどね。ちょうど四角形になる場所で坂道を探したんだ?」

「そうなんです! 4つの坂のどこかに来れる人、待ってま〜す!」

テンション高く募集する声に、「なんか気味悪くないか?」と畑野。五十嵐は「そういう年頃なんですよ」と適当にあしらうが、どうも腑に落ちない。

中継スタッフと女子高生3人が乃木坂下を出発した。番組公式SNSには『この子たちがやろうとしてるスクエアって、隅の婆様だよね? ラジオ東京、ホントに終わるんじゃね?』と書き込まれており、不審に思った花岡は「隅の婆様」をネットで検索する。

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すると、『江戸時代から伝わる危険な呪いの遊び。参加者の4人が真っ暗な部屋の中に集まり、部屋の四隅に1人ずつが座ります。4人全員が時計回りに隅を移動して行き、各自の頭を撫で、その度に「一隅の婆様」「二隅の婆様」と数えていく。一周すると5つ目の頭、「五隅の婆様」が現れ、部屋の真ん中に座らせられていた参加者を呪うと言われているオカルト儀式』という情報が出てきた。

花岡はPCで地図を開き、乃木坂下、日向坂下、木下坂下、なだれ坂下をポイントする。ちょうど四角形の真ん中にあるのは…ラジオ東京だ。

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花岡は急いでコントロールルームに向かい、五十嵐と畑野に地図を見せる。

「これ見て下さい! 彼女たちが一周する四角形の真ん中は、ここなんです! ラジオ東京!」

「それが何か問題なのか?」

「彼女たちがスクエアって言ってる遊びは、又の名を『隅の婆様』。ただの遊びじゃないんですよ! 真ん中にもう一人、参加者がいるんです!」

「だからどういうことなんだよ?」

「これは真ん中にいる参加者を呪うための儀式なんです!」

「…その真ん中が、うちのラジオ局だってことか?」

「はい。うちのラジオ局を真ん中にして四角形を作りたかったから、集合場所が変な坂の下なんです」

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イヤーモニターで聞いていた小手は、「呪いって…ホラー映画じゃないんだからさ」と半信半疑な様子。しかしアシスタントの香音が「私は信じますよ、そういうの。だって小野寺ちゃんが生贄になって、(新型ウイルスの)感染者も減ったじゃないですか」と言い、言葉を失う。

「花岡、何ビビってんだよ。『隅の婆様』なんて、都市伝説の類いだろ?」

「何言ってるんですか? ビビってなんかないですよ。むしろ、なんか起きたほうが面白くないすか? どうせこんな番組終わるんだから、面白いことが起きた方がいいでしょ」

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不敵な笑みを浮かべ、目を輝かせる花岡。

中継隊が乃木坂下に到着した。そこには参加者が数名集まっており、女子高生たちと楽しそうにハイタッチする。そして合流した参加者とともに、今度は日向坂下を目指して歩き始める。

「ラジオの力だねえ」とコメントを入れる小手に対し、「ヤバいよ、ヤバい…」とおびえ始める香音。果たして、ラジオ東京の運命は? さらに、MCやスタッフの本性が次々と暴かれ、恐ろしい結末が待ち受けていた!

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火曜深夜0時30分からは、ドラマ「運命警察」第1話を放送!

人の運命が決められた通り進んでいるか監視する“あの世”の組織「運命警察」。
ミュージシャンとしての道を歩み始めた矢先、他人の飛び降り自殺に巻き込まれて死んでしまったとある男は、新人刑事・セブン(片寄涼太)としてこの「運命警察」に配属された。そしてリーダーのゼロ(水野美紀)に呼び出され、とある女性の運命を監視するよう命じられる。長野命(江藤萌生)は清掃会社でアルバイトする23歳。これから先も浮き沈みのない平凡な人生を歩むという運命を定められている。彼女の運命が予定通りに進むかどうか監視するのがセブンの役目だったが、緊急事態発生!命は「新人女優オーディション」の広告を目にしてしまう。命は「女優になりたい」という諦めかけていた夢を再び追いかけると決意することに。「運命が狂いはじめると、取り返しのつかないことになる!」ゼロはセブンを福田七男として彼女の運命を元通りにするよう命じ、地上に送り出す…!