「小野寺ちゃんはどこ行ったんだ!」「人の命より番組が大事なのか!」#ラジオ東京をなくそう「スクエア」という遊びに隠された意味

公開: 更新: テレ東プラス

【3行まとめ】
・「何かおかしい」最終話「隅の婆様」をプレイバック!
・中継スタッフ小野寺の失踪以来、人気急落で打ち切り寸前の『オビナマワイド』は、「あなたのお困りごとなんでも助けます」というリスナーに媚びたコーナーを実施
・すると若者から『スクエア』という遊びの手伝いをしてほしいとの依頼がくるが、それはとても恐ろしい儀式で...

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「テレ東プラス」では、最終話「隅の婆様」の内容をプレイバックする!

ラジオ番組「オビナマワイド」は、ラジオ東京の人気生放送番組。しかし、中継スタッフ・小野寺(樋口日奈)の失踪以来、番組の人気は急落し、打ち切り寸前に。そこで捨て身の作戦で「あなたのお困りごとなんでも助けます」というリスナーに媚びたコーナーを実施。MCの小手伸也、アシスタントの香音が番組を進行する。

「リスナーの皆さんから困っていることを募集します。番組中、オビナマスタッフが伺って、可能な限りお助けします」

異常にテンションが高い小手とは対照的に、淡々と原稿を読む香音。その横で、放送作家の花岡(濱正悟)もつまらなそうに自分のタブレットを見る。
コントロールルームにも重い空気が流れていた。技術スタッフの畑野(松尾論)は「リスナーの好感度を上げたいのは分かるけどさ、ちょっと企画が安易すぎねぇか?」とディレクターの五十嵐(今井隆文)に苦言を呈す。

「何を言ってるんですか? 畑野さんや花岡と違って、僕は会社員なんです。ラジオ東京が無くなったら困るんですよ。フリーの人は他局の番組に付けばいいかもしれないですけど、僕は違うんです。黙って仕事してください」

ピリつく五十嵐に、畑野は「はいはい」とため息をつく。CMに入り、冷めた調子で小手に「力入ってますねー」と言う香音。

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「当然だろ。レギュラー番組なくなったら香音ちゃんだって困るべ? 新型ウイルスでイベントとかもなくなってるしさぁ」

「まあそうですけど。なんか格好悪いっていうか、絶対SNSとかでバカにされてますよ。ね、花岡さん」

「もはや注目すらされてないけどね」

「......」

新型ウィルスの感染を抑えるために小野寺を犠牲にしたことが発覚し、SNSで番組が炎上。『#ラジオ東京聴くな』、『#オビナマワイド聴いてはいけない』などのハッシュタグで不買運動のような『ラジオ東京聴かない運動』が始まり、わずかに届くリスナーからのメールも中傷めいたものだけだ。

諦めムードの花岡に、五十嵐は「お前作家だろ、メールが来る方法考えろよ!」と怒号を飛ばし、呆然とする一同。香音は「最悪。自分のことしか考えてないクソ男」と呟く。
すると、一通のメールが...。

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
件名:助けてください!
遊びの人数が足りないので
ラジオで人に集まってもらうよう呼びかけて欲しいです!
簡単な遊びなので誰にでもできます!
オビナマ・ジ・エンド17歳
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よく分からない内容のメールだが、「もういいよ、それで。すぐ返信して中継できるようにお願いしろ」と投げやりに言う五十嵐。

「オビナマ・ジ・エンドって縁起でもないラジオネームだな」

「何も考えてないんですよ。好きなアイドルの名前モジってるだけでしょ。とにかく進めよう。CM開けるぞ」

花岡はすぐに『中継スタッフが行きますので、待ち合わせ場所のご指示お願いします』と返信する。

「なんの遊びなのかよく分からないんですけど、まあいいでしょう! オビナマ・ジ・エンドさん、詳細を番組スタッフとやりとりしてください! 中継リポーターの小野寺ちゃんが向かいまーす!」

不自然なまでに陽気な小手が口を滑らせた。五十嵐が「バカ野郎、よりによって小野寺の名前を! CM入れろ!」と声を荒げ、再びCMへ。

「すみません、ちょっと癖で」と意気消沈する小手に、「頭悪っ」と吐き捨てる香音。

「あ? 今、なんつった?」

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「なんでもないです。小手さん、小野寺ちゃん好きでしたもんね」

「いやいや、好きって別にそういうことじゃなくてさ。後輩として可愛がってただけで」

「小野寺ちゃん、しつこく夜ご飯誘われるって言ってましたよ。小手さん、若い子好きですもんね。変な写真とか撮られないように気を付けたほうがいいですよ」

「な...!」

2人がやり合っている間に、オビナマ・ジ・エンドから返信が来た。乃木坂下で待っているという。花岡は「集合場所が乃木坂下って、なんかおかしくないですか?」と違和感を覚えつつも、『了解しました。番組スタッフを乃木坂下に向わせます』と返信する。
するとすかさず『車だったら5分後には着きますね。待ってまーす』とメールが来た。

「なんで5分って分かるんだ...? 局のホームページに載ってるのか」

「しかし、平日昼の帯番組のリスナーにしては、若くないか?」

「今、ネットでいつでも聴けますからね」

「なるほど...」