中継スタッフが謎の失踪...フジツボが付着した神輿「これ、ラジオで中継して大丈夫なんですか?」

公開: 更新: テレ東プラス

番組はCMに入り、スタッフたちは無事に中継が成立しそうで胸をなで下ろす。花岡が「正直、メールも来てませんでしたから助かりました」と本音を吐露すると、「最近メールやコメントも減りましたよね。それってどうなんですかね?」と疑問を口にするアシスタントの香音

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すると、ディレクターの五十嵐(今井隆文)が、「この番組、上からは『帯でやる必要あるのか?』って話も出てるんで…」と裏事情を話し、騒然とする一同。

他にレギュラー番組がほぼない小手は特に動揺するが、番組スタート時に不祥事を起こした局アナの代打で穴埋めしたことを引き合いに出し、「俺には義理があるよね?」と迫る。すると香音が「何で自分だけ残ろうとしてるんですか! みんなで何とか頑張りましょうよ!」と言うが、「そうやって若い子だけが残ったりするんだよな〜」と嫌みっぽく返す小手。スタジオに重い空気が流れる。

そうこうしているうちに小野寺が山奥の集落に到着し、中継がつながった。村長の越田(仲義代)をはじめ、村人たちに手厚く迎えられる。

「今更ですが、急によそ者が参加しても大丈夫なんですか?」

「もちろん大歓迎です。本当にありがとうございます」

「良かった〜」

「お祭りの準備もあるし、どうぞこちらへ」

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急かすように背中を押され、移動し始める小野寺。その道すがら、小手が「小野寺ちゃんは、お面合いそうですかね?」と尋ねると、「とっても可愛らしい方ですので、ぴったり合うと思いますよ」と答える越田。

しかし、「番組にメールをくれたタロキチさんという方のお婆ちゃんが、婚鎮祭で被るお面を持っていたんですが、これってもしかして選妻の儀で選ばれた方だったんですかね?」という問いには無反応。一点を見つめて黙々と歩き、どこか様子がおかしい。

その後もスタジオからの質問には一切答えず、小野寺の「前回はいつ頃開催されたんですか?」との問いに「23年前ですかね」と答えるのみ。今年開催する理由についても答えず、香音が「このお祭りはどのくらい昔からあるんですか?」と聞くと、ようやく「始まりは、平安時代とも鎌倉時代とも言われているんですが、この儀式は秘儀ですので、外部に知られ
ないように記録も残されていないんですよ」と口を開いた。

これまで秘められてきた儀式ということで、「ラジオで中継しても大丈夫なんですかね?」と違和感を覚える花岡。ミキサーの畑野(松尾諭)が「今回解禁したんじゃねーの?」と言うと、「あぁ、なるほど…」と納得いかない様子でうなずく。

小野寺は「選妻の儀」で使用する神輿が置かれている場所に到着した。神輿には多くのひもが装飾として付いており、ところどころフジツボのような貝が付着している。

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「心なしか磯の香りがします」とリポートする小野寺。

すると越田が、「選妻の儀に参加するために、衣装の着替えをお願いします」と告げ、小野寺を移動させる。

しかし、儀式の衣装に着替えにいった小野寺は一向に戻ってこず、村人の様子も何かおかしい…。

実はこの村の儀式には、とんでもない恐ろしい目的が隠されていた! そんな中、スタジオでは、番組スタッフやMCの本性が次々と暴かれるが…。

火曜放送! ドラマ「何かおかしい」【第6話 最終話】のあらすじは…

中継スタッフ・小野寺の失踪以来、人気急落で打ち切り寸前の「オビナマワイド」は、捨て身の作戦で「あなたのお困りごとなんでも助けます」というリスナーに媚びたコーナーを実施。
すると、「スクエア」という遊びの手伝いをしてほしいという依頼が若者からくる。「スクエア」とは、4ヵ所、場所を決めて、その4ヵ所を一緒に巡ると願いが叶うという都市伝説的な遊び。番組は「スクエア」に参加する若者を募り、手助けをするが、実は「スクエア」には「隅の婆様」という別名があり、これはとても恐ろしい儀式だった…。