小豆島の自然派ボーイ!都会から離れていても、島から世界を目指す:CHOTeN

公開: 更新: テレ東プラス

全タイトル合わせ賞金総額約3億円、2021年に発足された国内最大級のeスポーツブランド「X-MOMENT」の試合の勝敗を予想する「X-MOMENT Presents CHOTeN~今週、誰を予想する?~」(毎週土曜夜11時30分放送)。6月11日(土)の放送では、「RAINBOW SIX JAPAN LEAGUE(RJL) 2022」(※注1)Season2に出場する2チームをピックアップ。注目選手を紹介し、勝敗を予想した。

面接翌日に就職を辞退し、プロの道へ

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昨年「RAINBOW SIX JAPAN CHAMPIONSHIP(RJC)」で日本一に輝いた「DONUTS USG」のチームのリーダーが、小豆島が生んだ自然派ボーイ・KAWA(20)だ。自然豊かな島で世界を目指す彼の、eスポーツにかける想いとは? KAWAの生活に密着した。

KAWAが生まれ育ち、今も住んでいるのは香川県の小豆島。一人暮らしの自宅はマンションの3階にあり、物が少なくシンプル。その一角には、美容グッズが並べられている。

美容が好きだというKAWAの肌はツルツル! 試合の時にも、メイクをしてくれるスタッフに肌の綺麗さを褒められたそうで、美容の努力が報われたと嬉しそう。

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パックを始めたKAWAに、スタッフが番組MC・藤森慎吾の美容動画を見せると、藤森が使っているパックが気になる様子。「匂いも良いらしいんで、今度調べてみます」とのこと。美容男子同士、通じ合った!?

同じマンションの2階には、両親が住んでいる。KAWAは練習に集中するため、両親とは別の部屋を借りて生活している。自分の家賃と光熱費は、eスポーツで稼いだお金で支払っているそう。

午後5時。練習を見てみると、敵を瞬時に見つけて狙撃! さらに、有刺鉄線は踏むと音が鳴って居場所がバレるため、通常は避けるのだが、KAWAはセオリーを無視した予測不能な戦いで敵チームを翻弄する。

春に行われたRJL2022 Season1では、前半戦こそトップを走っていたものの、シーズン終盤に失速。優勝には届かなかった。今はリベンジに向け、1日に10時間以上、連日深夜まで練習に打ち込んでいる。

翌日。体を動かすのも大事ということで、小豆島在住20年のKAWAが、おすすめのアクティビティを紹介してくれることに!

まず第3位は「ドラゴンロード」。97メートルもあるローラー式の滑り台だ。絶景のスタート地点から、段ボールを敷いて滑り降りる。楽しそうに滑っていたが、摩擦で段ボールが破損してしまうハプニングも。

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続いて第2位はカヤック。普段は家にこもっているKAWAもカヤックを漕ぎ、「空気がうまいですね」「これも小豆島の力かなと思います」と海を満喫!

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そして第3位は、約500匹の野猿を見物できる「お猿の国」。動物好きのKAWAは猿との触れ合いを楽しんでいるが......「強さが正義なんだなって思いますね、猿の争いを見てて」「強い者が残る」と、猿から学ぶこともあるようだ。

島の自然を愛するKAWAだが、そもそもゲームを始めたのは小学校の頃。「RAINBOW SIX SIEGE」を始めたのは高校時代だった。インターネットを通じて遠い場所の人と会話できるところに魅力を感じ、多い日は13時間プレイしたことも。eスポーツについて把握できていなかった母親は、息子を心配していたものの、昨年のRJCを画面で観て応援するように。

RJC2021で優勝し、小豆島から日本一に輝いた。現在はプロ選手として活動しているが、実は高校卒業後、地元のスーパーに就職するつもりだったという。しかし、周囲から「お前ならもっと上を目指せる」と言われ、面接の翌日に断ってしまった。スーパーに断ってくれた学校に対して申し訳ない思いがあり、この記憶はずっと残っている。

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当時の先生に話を聞くと、「あの時、いろんな先生がキレてた」と笑いながら教えてくれた。それでも、あの時に決断できたから今のKAWAがある、活躍を見せることが恩返しになるのでは、と先生は語る。過去の選択を無駄にしないためにも「がんばります!」と意気込むKAWAに、先生はエールを送った。

都会から離れていても、日本や世界の頂点を目指すことができる。「島に残って、世界一を目指したいと思います」とKAWAの夢は広がる。大好きな小豆島で、今日も腕を磨き続ける!

元工場勤務、脱サラプレイヤーの葛藤

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また、「REJECT」からは、リーダーを務める東海のワイルド番長・solty(21)に密着した。「RAINBOW SIX SIEGE」が大好きだと語り、Tシャツなどの関連グッズも集めているsolty。先日行われた試合では、味方を全員守り、敵を全滅させるというRJL初の偉業を達成した。そんなsoltyは、元工場勤務の脱サラプレイヤー。当時は父親の反対を恐れ、プロを目指すことをなかなか切り出せなかったという。現在プロとして活動するsoltyの、活躍の背景にあった葛藤とは? 応援してくれる家族のため、優勝に向けて努力する男の物語を。

※注1:「RAINBOW SIX SIEGE」は、2チームに分かれて戦うリアルガンシューティングバトル。「RAINBOW SIX JAPAN LEAGUE」では、賞金総額3700万円をかけて10チームが3シーズン制で競い合い、一番ポイントの高いチームが優勝する。

次回の放送は、「優勝&MVPおめでとう Naoto優勝SP」。13人の大家族を持つNaoto選手が、優勝賞金で家族に出張寿司をプレゼントする様子に密着する。