金曜夜9時からは、ゲストに佐々木美玲（日向坂46）を迎えて「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！」【造り酒屋に開かずの隠し金庫＆謎の木箱に古銭ジャラジャラ】を放送。
「テレ東プラス」では、5月27日に放送された番組の中から、「開かずの金庫を開けろ！」の内容をプレイバックします。
リポーターの村上健志(フルーツポンチ)がやって来たのは、大阪府泉佐野市。とあるお屋敷に開かずの金庫が眠っているとのことで、早速現場に向かうと大豪邸が。
金庫を開けて欲しいのは、新井家4代目当主の健一さん。屋敷の中へ案内してもらうと、料亭のような立派さに「これがご自宅！？」と村上もビックリ。新井家の敷地は2500坪ほど。戦前には約1kmの広大な土地を所有していたというから驚きです。
屋敷内には森があり、小さな神社まで。天神様のある山を丸ごと購入し、そこに居を構えたことから、「天神山の新井邸」として名を馳せたそう。
この大豪邸を建てたのは、新井家の初代・末吉。明治時代、雑貨の輸入商を営んでいた末吉は、泉佐野のタオル産業発展のきっかけを作り、昭和2年に大阪・船場で新井証券を創業。銀行だったビルを買い取り、本社を構えました。戦後は証券業から貸しビル業に転じ、4代目に引き継がれています。
このお屋敷は、昭和7年に末吉が迎賓館を兼ねて建てた自宅。伝統的な書院造りの座敷や、城や寺などに使われる格式高い格天井、ふちに漆が塗られた欄間など、贅沢に作られています。座敷の周りには、畳と板の縁側も。広大な庭には20個以上の灯籠もあり、まさに迎賓館の名にふさわしいお屋敷。
新井家には驚きの人脈も。東郷平八郎を敬愛していた末吉は、東郷平八郎のために泉佐野に神社を作ろうと計画。なんと当時の総理大臣・斎藤實を自宅に招き、神社建設の相談をしたそう。
さらに3代目の真一は、大阪万博・初代事務総長として、岡本太郎にプロデューサー就任を依頼したという、いわば「太陽の塔」誕生の功労者。屋敷には万博当時に信楽焼で作られた「黒い太陽」のオブジェがあり、太郎のサインが刻まれています。
主屋の一角には、木製テーブル型の火鉢や、昭和初期の高級扇風機、戦後国産初の8ミリ映写機、末吉が趣味で集めた美術品など、お宝がザクザク！ 金庫の中身に期待が膨らみます。
こちらが新井家に眠る金庫。1つはすでに開いており、中には蔵の鍵が4つ入っていました。もう1つは少なくとも60年以上は開いておらず、引き継ぎもないとのこと。
開錠に挑むのは、どんな金庫も開ける無敵の鍵職人・玉置恭一。玉置の見立てによると、難易度はマックスではないものの、ダイヤルが固く、状態的にはかなり厳しそう。
いよいよ開錠作戦スタート！ ダイヤルは羽根を3枚揃えれば開く仕組みですが、その組み合わせは8万通り以上。ダイヤルの動きが悪いため、連動するレバーを叩いて感触をつかみやすくする作戦に出ると、文字を1つ特定することができました。
さらに数十分後、玉置の神ワザで開錠に成功！ 果たして金庫の中身は？
鉄製の内扉の中には、木の戸棚と引き出しが2つ。まずは戸棚から開けてみると、「貸家原簿」と書かれた分厚い冊子が入っていました。末吉が貸していた家の台帳で、証券会社設立に向けてかなりの不動産を扱っていたことが伺えます。
末吉の当座預金勘定帳もあり、昭和2年に7000円の残高が。現在の価値で言うと、約450万円もの大金です。ほかにも、2代目健治の代に小作人との間で起きた裁判の記録や小切手など、新井家の商いに関する資料が出てきました。
続いて上の引き出しには、パンパンに膨れた封筒が。中を見てみると、ほとんどが取引関係の委任状でした。
最後の引き出しには、書類の束が。もともと、『あらい』ではなく『にいい』を名乗っていたという新井家。『にいい』だと電話で聞き取りにくいため変えたそうですが、その歴史が分かる書類が出てきました。
「金庫そのものも家宝として残していきます」と語る新井さん。歴史を垣間見ることができた、貴重な金庫開錠でした！
金曜夜9時からは、ゲストに佐々木美玲（日向坂46）を迎えて「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！」【造り酒屋に開かずの隠し金庫＆謎の木箱に古銭ジャラジャラ】を放送。
▼開かずの金庫を開けろ！
福岡県でかつて造り酒屋だった巨大屋敷に開かずの金庫がズラリ＆和歌山県の古美術商が持つ謎の開かずの木箱を全部まとめて開錠！ 果たして中には何が眠っているのか？
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どうぞお楽しみに！
