「安心して、僕が君の救世主になるから...」久我はみどりを押し倒し、拳を振り上げ......!:寂しい丘で狩りをする

公開: 更新: テレ東プラス

【3行まとめ】
・ドラマ「寂しい丘で狩りをする」第7話をプレイバック!
・元カレ・久我が生きていた! 見知らぬ場所で、みどりと久我の監禁生活が始まる。
・一方、恋人で刑事の浅野と敦子は、みどりの行方を探すが...。

金曜深夜1時53分からは、ドラマ「寂しい丘で狩りをする」最終話を放送!

「テレ東プラス」では、第7話の内容をプレイバックする!

探偵の桑村みどり(倉科カナ)は、野添敦子(久保田紗友)の依頼で、7年前の強姦事件の加害者である押本忠夫(丸山智己)の出所後の動向を追っていた。みどりは、押本の復讐におびえる敦子にかつての自分を重ね、危険を顧みず調査に没頭する。
そんな中、みどりの前に元交際相手のカメラマン・久我健二郎(竹財輝之助)が現れた。みどりは、執拗なストーキングを繰り返す久我を「狩る」ことを決意。久我を海へ突き落とすが、逃げるところを押本に目撃されてしまう。

一方の敦子は、みどりを救うため、押本に会いに行ってしまう。「みどりが久我を殺したことを警察に言わないで欲しい」とナイフを向けるが、逆に押本に襲われ、GPSで2人の居場所を突き止めたみどりは、敦子を助けようと押本の頭を殴打するのだった。
負傷した敦子は入院することに。みどりはさらに押本を「狩る」ことを決意。自宅に呼び出し、防犯用のタクティカルペンで殺してしまう。

だがその直後、「よく頑張ったね」という聞き覚えのある声が。部屋に殺したはずの久我が現れ、みどりは絶望するのだった。

「安心して。僕が君の救世主になるから」

久我はみどりを押し倒し、拳を振り上げる。

みどりの部屋にやって来た浅野(平山浩行)。警戒しながら部屋に入ると、押本の死体が転がっているのを見つける。部屋の中には物が散乱し、押本のそばには血まみれのタクティカルペンが。

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すぐに鑑識が駆けつける。マンションの防犯カメラは壊されており、目撃情報もない。なぜ押本はここで死んでいたのか? ターゲットはみどりではなく、敦子だったはずだ...。

浅野は入院中の敦子に電話する。

「県警の浅野です。桑村さんから連絡ありませんか?」

「いえ」

「もし連絡があったら、すぐに教えてください」

「何かあったんですか?」

「...桑村さんの自宅で、押本の遺体が発見されました」

「どういうことですか!」

「それ以上のことはまだ。またご連絡します」

県警で捜査本部が立ち上がる。凶器のペンからみどりの指紋が検出され、警察は被疑者として追うことに。同僚の安田悟(忍成修吾)が「久我の失踪事件も、やっぱりあの女が関わっているな」と言い、複雑な表情を浮かべる浅野。

敦子の病室にも浅野ら刑事が訪れ、みどりの居場所を聞き出そうとする。嫌な予感はあったものの、何も知らない敦子は、心当たりがないという。

「桑村さんは、押本のことを憎んでいましたか?」

「それはないと思います。押本を憎んでいたのは私なので...」

「桑村さんはあなたに特別思い入れがあったように思えますが」

「私は何も知りません」

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気を失っていたみどりが目を覚ますと、そこは見覚えのない部屋だった。あたりをキョロキョロと見回し、窓を開ける。どこかの海沿いにある家のようだ。すると背後から「おはよう」と久我の声がする。

「ここ、僕の別荘。みどりのためにリフォーム中だったんだけど」

「......」

「死んだと思った? 運が良かったよ。ギリだったけど、死なずにすんだ」

久我は生還した後、みどりのことをずっと見ていた。浅野と別れ話をしている時も、押本を殺した瞬間も...。

「みどりの新しい一面を見ることができた。強くなったね」

「早く警察にいかないと...! 自首する」

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「なんでわざわざ捕まりに行くの? 大丈夫、僕がここで君をかくまってあげる。君と僕は一生一緒だ」

逃げ出そうとするみどりを、無理やり捕まえる久我。地下室に連れて行き、椅子に縛りつける。

「君のために、とっておきのプレゼントを用意してるから」

「プレゼント...?」

「お楽しみに」

みどりを拘束したまま、写真撮影を始める久我。パシャパシャとシャッターを切り、「なんて僕は幸せなんだ」と悦に浸る。

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「こんなにも自由にみどりを撮影できるなんて」

「トイレに行きたいんだけど」

「...今いいところだったのに」

久我はため息をつくと、みどりをトイレに連れていく。その姿も観察しようとする久我に、「ドア閉めて」と嫌悪の表情で言うみどり。久我は諦めたようにドアを閉め、その場を去る。

みどりは急いで逃げ出そうとするが、トイレの窓は有刺鉄線で厳重に固定されており、開けられそうにない。

「みどり、どうしたの? 写真の続きやるよ〜」

全てを見透かしたように呼びかけてくる久我に、絶望するみどり...。