往復約8時間！130kmの大移動！親孝行娘の驚きの遠距離通学...春休みなのに学校に通う理由

ご両親、姉、弟の5人で暮らしている神田さん。お部屋を見せてもらうと、キツネのグッズだらけ。「動画とかずっと見ちゃうぐらい、めちゃめちゃ好き」とのことですが、これも遠距離通学に関係しています。

帰りが遅いため、夕食は1人で。学校の近くに住むことを考えたこともあるそうですが、「父が一昨年定年退職しましたし、姉もついこの間まで大学生だったので、お金が安い遠距離通学をすることにしました」と神田さん。中学生の弟さんも食べ盛りのため、家計に負担をかけないよう、この道を選んだといいます。

往復約8時間かけて通う学校とは？翌朝、登校に密着することに。

早朝4時、自宅にお邪魔すると、お母さんとお父さんはもう起きていました。朝食とお弁当はお母さんの手作りということで、「母は朝ごはんとお弁当を作ってくれて、父は朝早くから送ってくれて、ありがたみを感じます」と語る神田さん。

朝5時に出発。お父さんの運転する車で最寄り駅に行き、始発列車に乗ります。電車とバスを乗り継ぐこと3時間半、ようやく学校に到着。荷物の量が多いのも学校に関係しているそうですが…。

神田さんが通うのは「東京動物専門学校」。動物管理を学ぶ学校で、東京ドーム1つ分の広大な敷地の中で、約1500頭もの動物を飼育しています。春休み中は自分が好きな動物の飼育ができるため、定期を買って通っているそう。
神田さんの将来の夢は、動物園の飼育員。動物学校なら東京や埼玉にもありそうですが、わざわざここに通う理由は、大好きなキツネがいるから。キツネを飼っている専門学校は少なく、この学校を選んだといいます。「小さい時に動物園で一目惚れした」と笑顔で話す神田さん。動物園で大好きなキツネを世話する日を夢見て…今日も遠距離通学を続けています。