「嫌な顔されるとムカつく」「そのやる気じゃ足りない」激しくぶつかり合う2人に...:Dreamer Z

公開: 更新: テレ東プラス

Z世代のスターを発掘する「~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」。5月15日(日)の放送では、新世代アーティスト発掘オーディション「iCON Z」男性部門が最終章に突入! 5月21日(土)日本武道館でのファイナルステージへ向けた強化合宿がスタートした。

ファイナルステージでは、オリジナルの課題曲だけではなく、Jr.EXILEの先輩グループと組み、大観衆の前でコラボする。「LIL LEAGUE」は、総勢16人の「THE RAMPAGE」、「KIDMATIC」は爽やかな曲調が印象的な「FANTASTICS」、「CROONERZ」は全員が歌って踊れる「BALLISTIK BOYZ」とパフォーマンスを披露する。3グループは11日間の強化合宿でコラボ曲を練習。最終日には「ファイナル直前チェック」が行われ、最後の暫定ランキングが発表される。

笑顔溢れる親睦会から一転...

ボーカリスト集団「CROONERZ」は、メンバーの半数がダンス初心者という崖っぷちグループ。平均年齢が最も高く、ラストチャンスに懸けた渾身のパフォーマンスで四次審査を突破した。

合宿初日、まずはリーダーを選出。ダンス歴14年でチームを牽引してきた夫松健介が選ばれた。チームの中では年少者の健介だが、最年長のギレルメ マサユケ トマジ 西村も「精神面でも年下だと思ってない」と背中を押す。

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青空の下、親睦会が行われた。ブラジルにルーツを持つギレルメは、家族との思い出でもあるシュラスコを再現。父親が韓国出身のマーク エイロンは豚キムチを、母親がフィリピン人の遠藤翼空は生ハムでバラを作るなど、ワールドワイドなメンバーが揃うのもCROONERZの魅力だ。

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つねにダンス練習に励んでいる初心者メンバーたちは、食べる時もアイソレーションやリズムトレーニングをしながら!?

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親睦会では終始笑顔が絶えず、より仲が深まったようだ。

いよいよコラボ曲の練習開始。「BALLISTIK BOYZ」のメンバーが、顔合わせとコラボ曲の指導のため合宿所に来てくれた。LDHの中で唯一、メンバー全員が歌って踊れるBALLISTIK BOYZ。コラボする楽曲は代表曲の「Animal」に決まり、目の前でパフォーマンスを見せてくれた。

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スキルフルチームのパフォーマンスを目の当たりにし、メンバーもこの表情。歌・ダンス・ラップの全てで高い技術が求められ、さらに武道館のステージではダンスのみのトラックも披露することになり、CROONERZにとってはかなり高いハードルだ。

さっそく「Animal」の振り付けレッスンを始めるが、動きが細かい上にスピードが速く、初心者メンバーはなかなか覚えることができない。指導にあたるBALLISTIK BOYZの砂田将宏も「今まで踊らなかった子がいきなりこれをやるのは、不可能に近いくらい難しい」と語る。

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同じくブラジルにルーツを持つBALLISTIK BOYZの海沼流星は、ギレルメに声をかけポルトガル語で会話を。海沼に「番組で君のダンスを見たよ。とても良かった」と褒められたギレルメは「もっと頑張ります。夢を諦めません」と笑顔を見せた。しかし、苦戦したオリジナル課題曲「Water Baby」も武道館用に再構成することになり、その表情に余裕がなくなっていく。

BALLISTIK BOYZの加納嘉将は、今ではハイクレベルなパフォーマンスを披露しているが、グループ結成当時はダンス初心者だった。「短期間でレベルを上げるために、どういうことをしてましたか?」という質問に、「みんなが休んでる時にやろうと、寝る間も惜しんで振り付けの確認をしてた。CROONERZは一番伸びしろを見せられるグループだから、そこが自分達の強みで、逆においしいと思えば良い」とアドバイス。

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引き続きレッスンに取り組むメンバー達だが、せっかくBALLISTIK BOYZのメンバーが来てくれているのに、動きを覚えるだけで精一杯。健介は「ご本人が来てるのに、なんで吸収しに行かへんのやろ。言われたことしか出来ないのはもう違う。学んだことを生かしていかないと、この合宿で教えてもらってる意味がない」とメンバーへの不満が募る。14年間ストイックにダンスと向き合ってきたからこそ、焦りは増すばかりだ。

さらに、ダンストラックはBALLISTIK BOYZが得意とするアクロバットを組み込んだ超ハイレベルな振り付け。まずは上級者の夫松と遠藤が覚えるが、健介も「(初心者メンバーに)教えるどころの話じゃない」と舌を巻く。上級者ですら猛特訓が必要なレベルで、健介は翼空と2人だけで踊るのがグループのためと判断した。

そんな中、「少しでもダンスで貢献したい」という思いを抱えるダンス歴3年のエイロンが、「ダンストラックに出たい」と申し出る。しかし、誰よりも難しさを知る健介は「今までのノリでいったら無理」と無下に断る。これまで支え合いながら、何度も壁を乗り越えてきたメンバーたちだったが、健介とエイロンの間に溝が生まれ始めていた...。

ぶつかり合う2人

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その夜のミーティングで、2人がぶつかり合う。「Animalであんなに切羽詰まってるのに、ダンストラックが出来るわけがない」という健介に、エイロンは「できない時に嫌な顔をされると、めっちゃムカつく。(健介と翼空が)2人でコソコソ話すのをやめて欲しい」とイラ立ちを隠せない。

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一方、健介には「そこでイライラするくらいなら、ちゃんとやって欲しい。武道館に行くには、そのやる気じゃ足りない。俺らはスタートが崖っぷちやから、人並み以上の努力をしなあかんのに」と、リーダーとしての焦りもある。

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溜まっていた思いをぶつけ合う2人の仲裁に入ったのは、最年長のギレルメだった。「気持ちを汲み取り合わないと、ギクシャクする。でも今は武道館に行かなきゃいけないから、初心者組が頑張らないといけない」と、チームをまとめる。

冷静さを取り戻したエイロンは、「振りが頭に入っていなくて、イライラして...。一生懸命教えてくれてるのに、ああいうことを言ってしまって申し訳ない。もっと自分の中身を鍛えないといけない」と反省。健介も「ぶつかり合ったけど、最終的にはお互いの気持ちを理解し合えて良かった」と、プラスに捉えた。

このミーティングを経て、チームの雰囲気は見違えるように変わった。一日中「Animal」を踊り続け、本番の仕上がりに希望が見え始めたのだ。しかし、その矢先、エイロンが両足の太ももを痛めてしまった。医師は回復には数週間かかると診断。しかし希望は捨てず、当日のリハーサルで判断することに。

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ファイナル直前チェック当日。リハーサルでは痛みを堪えて懸命に踊るエイロンだったが、ギレルメは「今日はやめとけ」と声をかけた。これは後ろ向きな判断ではなく、「一緒に武道館に立つために、今はケガを治して欲しい」との思いからだった。「みんながそう言うなら...」と納得するエイロンだが、思わず涙が溢れる。そんなエイロンを、メンバーたちが抱きしめ励ました。

さらに強い絆で結ばれたCROONERZ。エイロンの気持ちも背負って挑むパフォーマンスは、明日の「~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」で放送!

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