ポーランド人の花嫁YOUが前代未聞の場所で行う最高の披露宴とは!?そして5年後...:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回は「みなさんのおかげで祝400回!「ありがとう」の言葉じゃ足りないから新撮!初出し!ビッグサプライズ!プレゼントとシズル感が超大盛り!感謝感謝の大感謝祭!1時間35分SP」。400回を迎える記念回で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

you_20220516_01.jpg
【取材日:2017年3月】

ポーランド出身で鹿児島に住むダグマラさん(当時33歳)に出会ったのは、成田空港で5年前のこと。当時は日本語を勉強中で、とにかく鹿児島弁が難しいとグチっていた(笑)。日本人の夫と東京で暮らしていたが、収入アップの転職で引っ越したのが夫の地元・鹿児島だったのだ。

実は夫との結婚式を間近に控えているそうで、空港には式に参加してくれる母・妹・友だちのお迎えに来ていた。そこで、結婚式を取材したいとお願いすると、ご家族もOKしてくれたので密着決定!

you_20220516_02.jpg
結婚式の2日前にご自宅へ伺うと、まずダグマラさんの家族とご挨拶をし、美味しいファヴォルキ(お祝い時などによく食べられるポーランドの伝統揚げ菓子)をごちそうしてもらった。さらに双子を妊娠中(当時5ヵ月)だと、ダグマラさんからおめでたの報告が!

新郎の"ショウタ(当時27歳)"さんにも会いたいので、仕事から帰る時間に再び訪問すると、今度はショウタさんが出迎えてくれた。ダグマラさんとは1年3ヵ月前に入籍済みなので、新郎新婦とはお式上での話だ。そんな二人が出会った場所は、イギリス。インテリアデザイナーの仕事で渡英していたダグマラさんは、ワーキングホリデー中のショウタさんと出会い交際スタート。わずか3ヵ月後にはショウタさんからプロポーズされたが一度は断り、2回目の熱いプロポーズで夫婦になったんだって!

結婚式前日は、夫婦で実家近くの会場に荷物を運び、みんなで披露宴の設営をすることに。いったいどんな披露宴会場かな~と、お祝い気分で同行したものの、到着先の看板を見てビックリ! なんと葬儀場!? これはどういうことなのか...!?

you_20220516_03.jpg
ワケもわからず葬儀場に入ってみると、ショウタさんのご家族(父・母・兄・姉2人の6人家族)が一堂に会していた。実はご実家が葬儀屋さんだったのだ。ここで披露宴をするのは前代未聞だが、とにかく設営のために机や花や飾りなど、荷物をどんどん運び込んでいった。覆われた幕の裏にはお葬式用の式壇や御本尊などを隠し、みんなで華やかに飾りつけると葬儀感が徐々に封印されていった。

you_20220516_04.jpg
それにしても、なぜ葬儀場で披露宴をすることになったのか。ダグマラさんは、「お金をたくさんかけることに私は意味がないと思っていて。テーブルセッティングを豪華にしても披露宴が終わると忘れていくでしょ。お金や場所にこだわらなくてもステキな披露宴はできると思う」と考えたそうだ。

ショウタさんのお父さんは、当然これまで結婚式や披露宴を受けた経験はなく、「自分の子だからするんです。"お金を使わずに身内だけでやりたい"と言ったものだから、それだったらもうここ使えばお金もかからないし」と、節約のために実家を有効活用したと明かしてくれた。

you_20220516_05.jpg

you_20220516_06.jpg
ご覧ください、しめやかなお葬式会場(上)が、あっという間に華やかな披露宴会場にチェンジ(下)! これで披露宴の準備は完了だ。ダグマラさんによれば、明日はヨーロッパ式の披露宴をやるそうで、「きっとみんなが気に入ってくれるステキな披露宴になると思うわ」と目を輝かせた。

いよいよお式の当日。まず結婚式は豊玉姫神社(神前式)で、白無垢姿で行われた。とても美しい花嫁姿のダグマラさんだが、実際のところは「本当に重たい...お腹と着物」と苦労を明かす。何しろお腹の双子と白無垢の重さは、合計5㎏ほどにもなるのだから当然だが、そこは「でもとっても幸せな気分よ」と、素敵な笑顔を見せてくれた。

you_20220516_07.jpg
結婚式では、斎主さんがダグマラさんの名前を誤るひと幕もあったが、厳かな雰囲気の中で夫婦の契りの三献の盃を交わし、お二人は祝福を受けて結ばれた。そして、いよいよスペシャルな披露宴会場へ移動。ヨーロッパ式披露宴の始まりだ!

you_20220516_08.jpg
会場には親戚・友人ら約30人が集い、まずは美味しいお料理を楽しみ、ウェディングケーキに入刀。そしてここからがヨーロッパ式だ。みんなでイスを並べ、目隠しをした新郎が握手だけで新婦を当てる結婚式恒例のゲームが始まった。しかしショウタさんはうっかり新婦を間違えてしまい、ダグマラさんが「バカ夫!」とディスって爆笑の渦に。続いてダグマラさんがチャレンジすると、花嫁パワーで難なく正解! 2人は抱き合って喜び、一同は盛大に盛り上がった。

you_20220516_09.jpg
続いて行われたイス取りゲームも、爆笑に次ぐ爆笑。ダグマラさんは、「ヨーロッパの披露宴はとても自由で、席に座っているだけでなく、みんなで盛り上がるものなの。だから私たちの披露宴でもゲームをやって、両家の親族や友人たちとの親睦を深めたかったの」と、参列者全員の幸せを願った披露宴だったことを明かした。ハレの日をみんなで楽しむヨーロッパ式披露宴のおかげで、ダグマラさんのお母さんも「娘と離れる寂しさを忘れさせてくれるぐらい楽しい披露宴だったわ」と嬉しそうだ。ダグマラさんが「家族みんなで毎日笑って過ごせる家庭を作りたいわ」と夢を語ったところで密着は終了。ダグマラさん、出産がんばってね~!

you_20220516_10.jpg
...とお別れしてから5年後。番組宛てに最新の家族写真が届いたぞ! あの時お腹にいた双子ちゃんも今では4歳に。ダグマラさん&ショウタさん、ご家族の皆さん、いつまでもお幸せに!